バッジ -その3-
~地上、地下への土管前~
土管の周りには沢山の警官、パトカー、解放された被験者、そして野次馬で溢れかえっていた
「さっさと乗るんだ」
「「…。;;」」
バタン!
ファンファンファン!
今回の騒動に携わった地下の奴らは皆御用となり、今パトカーに乗せられ連行されているのだった
「はぁよかったー、モルモットにならなくて;」
「うん、ほんとによかった;」
「本当にすいませんピーノさん;貴女をこんな目にあわせたくなかったから僕が付いていたのに…;」
「そんな、謝らないで;貴女は悪くないんだから」
「いや、でも…」
「いいの。だって、貴方が助けにきてくれただけで私嬉しかったの。あぁ、やっぱり助けに来てくれたんだって」
今のピーチはとても満足していた。
それは、例え自分が姫という身分でない一般人であっても、彼は丁寧に接し、そして自分の命を張って助けてくれて、守ってくれるのだと…
そう実感することができたからだ。
「でも…」
「?」
ピーチは疑問に思っていることがあった
「どうやってあのアジトに侵入できたの?入口見つけられなかったんでしょ?」
「あぁ、それはですね…」
そう言うとマリオは自分の帽子を取った
すると
ケロッ!
「わっ!カエル?」
マリオの帽子の中からキノコのかさが付いたカエルが出てきた
「あ!やっぱり君は!抜け出せていたんだね!」
「このカエルが僕をアジトまで案内してくれたんだよ。水路から入ったんだけど、どうやらそこの水路はね、そのまま魚にされた被験者達を入れておく水槽につながってたみたいで」
「そこから入れたんだ」
「うん」
ケロケロ!
カエルも嬉しそうに飛び跳ねている。誰かにこのアジトの場所を伝えるという使命が果たせたのが嬉しかったのかもしれない
「早く君達を元に戻してあげたいんだけど…;」
「どうなの兄さん?」
「お医者さんに聞いてみたんだけど、少し時間が掛かるかもしれないって」
「そう、でも治るのね?」
「はい、僕も手伝おうと思いますし、いち早く元に戻せるようにしますよ」
「本当!?よかったー!」
ケロケロ!!
キノーラもカエルも安堵の表情を浮かべているのだった
「…ぁ;」
ふとピーチが辺りを見渡すと、もう夕日が沈みかけているのだった
「い、今何時!?;」
「えっと…6時前ですかね」
「ひっ!;」
(ヤバい…きのじぃに怒られる…!;;)
実は彼女には門限があり、その時間は6時
彼女にとって今非常にまずい状況になっていた!
「どうしましたピーノさn」
「帰らなきゃ!!;」
「え!?;」
「皆!今日は本当にいろいろありがとう!私帰らなきゃいけないからこれで!」
ダダッ!!
ピーチは物凄い勢いで走ってその場をあとにした
「「…;;;」」
そしてその彼女の行動にその場にいた者は全員呆気に取られていた
「ピーノさん、間に合うのかな…?何かは知らないけど;」
「何だったんだろうね…;」
ケロ・・・
「…あ!」
「どうしたの兄さん?」
「これ…、渡しそびれちゃった;」
「?ハンカチ?」
マリオが手に持ってたのは、ピーチがトイレに落としたハンカチだ
「うん、落としたみたいだからずっと僕が持ってたんだけど…」
「どうしようか?」
「うん、…はぁ、しょうがない…」
「?」
土管の周りには沢山の警官、パトカー、解放された被験者、そして野次馬で溢れかえっていた
「さっさと乗るんだ」
「「…。;;」」
バタン!
ファンファンファン!
今回の騒動に携わった地下の奴らは皆御用となり、今パトカーに乗せられ連行されているのだった
「はぁよかったー、モルモットにならなくて;」
「うん、ほんとによかった;」
「本当にすいませんピーノさん;貴女をこんな目にあわせたくなかったから僕が付いていたのに…;」
「そんな、謝らないで;貴女は悪くないんだから」
「いや、でも…」
「いいの。だって、貴方が助けにきてくれただけで私嬉しかったの。あぁ、やっぱり助けに来てくれたんだって」
今のピーチはとても満足していた。
それは、例え自分が姫という身分でない一般人であっても、彼は丁寧に接し、そして自分の命を張って助けてくれて、守ってくれるのだと…
そう実感することができたからだ。
「でも…」
「?」
ピーチは疑問に思っていることがあった
「どうやってあのアジトに侵入できたの?入口見つけられなかったんでしょ?」
「あぁ、それはですね…」
そう言うとマリオは自分の帽子を取った
すると
ケロッ!
「わっ!カエル?」
マリオの帽子の中からキノコのかさが付いたカエルが出てきた
「あ!やっぱり君は!抜け出せていたんだね!」
「このカエルが僕をアジトまで案内してくれたんだよ。水路から入ったんだけど、どうやらそこの水路はね、そのまま魚にされた被験者達を入れておく水槽につながってたみたいで」
「そこから入れたんだ」
「うん」
ケロケロ!
カエルも嬉しそうに飛び跳ねている。誰かにこのアジトの場所を伝えるという使命が果たせたのが嬉しかったのかもしれない
「早く君達を元に戻してあげたいんだけど…;」
「どうなの兄さん?」
「お医者さんに聞いてみたんだけど、少し時間が掛かるかもしれないって」
「そう、でも治るのね?」
「はい、僕も手伝おうと思いますし、いち早く元に戻せるようにしますよ」
「本当!?よかったー!」
ケロケロ!!
キノーラもカエルも安堵の表情を浮かべているのだった
「…ぁ;」
ふとピーチが辺りを見渡すと、もう夕日が沈みかけているのだった
「い、今何時!?;」
「えっと…6時前ですかね」
「ひっ!;」
(ヤバい…きのじぃに怒られる…!;;)
実は彼女には門限があり、その時間は6時
彼女にとって今非常にまずい状況になっていた!
「どうしましたピーノさn」
「帰らなきゃ!!;」
「え!?;」
「皆!今日は本当にいろいろありがとう!私帰らなきゃいけないからこれで!」
ダダッ!!
ピーチは物凄い勢いで走ってその場をあとにした
「「…;;;」」
そしてその彼女の行動にその場にいた者は全員呆気に取られていた
「ピーノさん、間に合うのかな…?何かは知らないけど;」
「何だったんだろうね…;」
ケロ・・・
「…あ!」
「どうしたの兄さん?」
「これ…、渡しそびれちゃった;」
「?ハンカチ?」
マリオが手に持ってたのは、ピーチがトイレに落としたハンカチだ
「うん、落としたみたいだからずっと僕が持ってたんだけど…」
「どうしようか?」
「うん、…はぁ、しょうがない…」
「?」