バッジ -その3-

「…ざけんなよ…貴様等…」


「!?」

「…ピーノさん下がって」



「俺の計画を…邪魔しやがって…」



「ノーゼル、降参するんだ」

「そうだぞ!もうすぐここに警察もやってくる!」

「…な、何…!?」

「僕が内側から入口を開けて誰でも入れるようにしておいた」

「そのお陰で僕も入れたんだけどね!」


「くっ…!糞おおおおっ!!」



キュルキュル・・・




「!?」




ノーゼルの持つ杖から光と○△□が出てきた

カメック部隊独特の魔法である



「皆逃げるんだ!ルイージ!2人を守ってくれ!」

「分かった!」

「マリオ!;」

「ピーノさん行こう!」



3人はマリオの言うとおりにし、実験室から脱出した




「ここで終って堪るかぁああああ!!」


バシュバシュバシュバシュ!!




ノーゼルは残ったマリオ目掛けて魔法弾を放った!



「!?」



タンッタンッタンッ!



マリオもそれをリズムよく避けていく









だが





ふわっ!



「…!?」



「へへ…、捕まえた」





マリオは黄緑色のシャボンに捕えられてしまった!





(しまった…)





ふわっ ふわっ 




突然無数の注射器が宙に浮き始めた



注射器の中には全てあの緑色の液体が入っていたのだった



ふわっ ふわっ 



「貴様には俺の実験台になってもらう」


「…;」
(出られない…)




「俺の計画を潰そうとした罰だ」




浮いた注射器の針が全てマリオに向けられる




「上手くいったら、お前は晴れてモルモットの仲間入りさ




…さぁ喰らえ!」




ヒュン!ヒュン!ヒュン!




無数の注射器が一斉に、シャボンに捕えられているマリオ目掛けて放たれた!!



「!?」



マリオは未だにシャボンから抜け出すことが出来ないでいた



このままでは当たってしまう!
















だが…
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