バッジ -その2-


「ここって…」

「うん、薬品庫のようだね」



辺りを見渡すと様々な薬品が沢山保管されているようだ


ピーチでも分かるほど、様々な薬品の臭いが混ざり合い、少々きつい臭いが部屋に充満していた


「うぅ、臭いがきつい…鼻がきかない…;」

「大丈夫?」

「う、うん…;」


「もしかしたら、ここに何か手掛かりがあるかもしれないわね」

「へ?手掛かりって?」

「計画とか実験のに決まってるじゃない。さ、探してみましょ」

「…探すよりも逃げた方がいいんじゃない?;」

「いいから、ちょっとだけ、お願い!」

「…はぁ、分かった…;」
(ここまで肝がすわってる人初めて見たよ;)




ということで、2人はこの薬品庫の中を調べてみることにした




「うーん…、よく分からない薬ばっかだ…」

「そうね…。薬の知識なんてないからなぁ…」



こんな時にマリオがいてくれたら薬のことが何かしら分かったかもしれないのに…




ピーチはそう思いながらふと部屋の隅を見ると



「あら?」




薬品棚が立ち並ぶ中、隅に一つだけ形の違うものがあった




「どうしたの?ピーノさん」

「あれを見て」



「?、冷蔵庫?」



そう、それは業務用の大きな冷蔵庫のようだ




それに






「…。あの冷蔵庫から魔力を感じるわ」

「へ?凄いなピーノさん、魔力を感じられるなんて」

「ま、まぁね;…とにかく開けてみましょう」





そう言うとピーチは冷蔵庫の扉を開けた









ガコッ







「!?」

「こ、これは…!?」








冷蔵庫の中身とは…?




続く!
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