バッジ -その2-
~路地裏~
「く、来るな!;」
「…;」
「来るなだってよ」
「こんな所を通ったお前等が悪ぃんだよ」
「へへへ」
男女のキノピオが多数のヤミノコノコやヤミクリボー達に囲まれ、壁に追い詰められていた
「お前らを良いところに連れてってやるよ」
「こ、断る!;」
「まぁ、そう言うなって。おい、連れていくぞ」
「…!?;」
「ぐ…;」
ヤミノコノコ達がどんどん2人に近付いてくる
男性は女性を守ることで精一杯、そして女性は恐怖で体が震えていた
その時
ドガッ!!
「ギャフッ!!」
突然上から誰かが降ってきた
そしてそこにいたヤミノコノコ1人を思いっきり踏み付けた
踏まれたヤミノコノコは、踏まれた拍子にひっくり返った!
「だ、誰だ!!…って、うわぁ!?出た!!」
「出たって…、人をお化け呼ばわりしないでほしいな」
ヤミノコノコ達が驚くのも無理はない
彼らにとって超要注意人物がいきなり、しかも上から降ってきたのだから
2人「マリオさん!!」
「良かった、間に合ったみたいだね」
「くそっ!!逃げるぞ!」
「!?待て!」
マリオは逃げようとするヤミノコノコ達を追おうとした
だが
ボンッ!!
「!?」
(煙玉…!?)
なんとヤミノコノコ達は煙玉を放った!
モアモアモア~
煙は意外に濃く、視界が皆無と化していた
「くっ…!;」
(何も見えない…!)
焦るマリオだが
煙が消え、視界が良好になった時には、すでにヤミノコノコ達の姿は無かった
「!?しまった!」
折角の手がかりが…!
また振り出しに戻ってしまった…
そう悔やむマリオのもとに2人のキノピオ達がお礼にきた
「マリオさん、本当にありがとうございます」
「ありがとうございます!!」
「ぁ、いえ、お怪我は無いですか?」
「えぇ!大丈夫です」
「良かった、貴方達は今起こったことを警察に伝えて下さい」
「はい、分かりましt」
「きゃっ!!」
「「?」」
いきなり女性のキノピオが悲鳴をあげた
「どうした!?」
男性のキノピオが声をかける
すると
「か、カエル!;」
「カエル?」
2人は女性のキノピオが指差す方を見てみると…
ケロケロ…!
一匹のカエルが3人の足元にいた
だが、このカエル…
「な、なんだこのカエル!?
背中にキノコのかさがあるぞ…!」
そう、カエルの背中には、白くて赤い水玉の、まるでキノコのかさのようなものがくっついていた
このキノコの柄は見覚えがある…
「ねぇ、このキノコの柄、私たちのと同じような柄をしているわね」
「あぁ、そうだな」
そう、カエルに付いていたキノコの柄はキノピオ達の柄そのものだった
相次いで起こる、地下の者達による人さらい事件
そして、このキノコのかさが付いてるカエル
このカエル…
何か事件と関係があるのかも
そんな勘がマリオの頭によぎった
すると
ケロケロ!
ピョンピョン!
「?」
カエルがマリオの足元に近寄り
ケロ!ケロ!ケロケロ!
ピョンピョン!
必死に跳びはねながらケロケロ言い出した
それが、まるで何かを伝えようとしているように見えた
いや
本当に何か伝えようとしているのかも
マリオがそう思った時
ピョンピョンピョン!
「?」
マリオの足元にいたカエルは突然3人の元から離れた
そして
ケロケロ!ケロ!
ピョンピョン!
少し離れた所で止まり、マリオの方へ向き直りまた何かを伝えようとケロケロ言い跳びはねる
まるでついて来てくれと言っているかのようだ
ふとよぎった勘が確信へと変わり始めていく…
これは
行ってみるしかない!
「ここはまだ危ないです、お2人は早くここを出て警察へ」
「分かりました!」
マリオはそう2人に言い残し、カエルの後を追うことにした
ケロ!
ピョンピョンピョン!
カエルもマリオがついてきてくれるのが分かったのか、こっちだよと言うようにマリオの先を行く…
きっとこの先には
今回の事件の黒幕がいるのかもしれない
そして
ピーノさんも
そんな気がしてならない
マリオはそんなことを胸に秘め
路地裏の奥へと、段々スピードを上げながら行くカエルに走ってついていくのだった…
「く、来るな!;」
「…;」
「来るなだってよ」
「こんな所を通ったお前等が悪ぃんだよ」
「へへへ」
男女のキノピオが多数のヤミノコノコやヤミクリボー達に囲まれ、壁に追い詰められていた
「お前らを良いところに連れてってやるよ」
「こ、断る!;」
「まぁ、そう言うなって。おい、連れていくぞ」
「…!?;」
「ぐ…;」
ヤミノコノコ達がどんどん2人に近付いてくる
男性は女性を守ることで精一杯、そして女性は恐怖で体が震えていた
その時
ドガッ!!
「ギャフッ!!」
突然上から誰かが降ってきた
そしてそこにいたヤミノコノコ1人を思いっきり踏み付けた
踏まれたヤミノコノコは、踏まれた拍子にひっくり返った!
「だ、誰だ!!…って、うわぁ!?出た!!」
「出たって…、人をお化け呼ばわりしないでほしいな」
ヤミノコノコ達が驚くのも無理はない
彼らにとって超要注意人物がいきなり、しかも上から降ってきたのだから
2人「マリオさん!!」
「良かった、間に合ったみたいだね」
「くそっ!!逃げるぞ!」
「!?待て!」
マリオは逃げようとするヤミノコノコ達を追おうとした
だが
ボンッ!!
「!?」
(煙玉…!?)
なんとヤミノコノコ達は煙玉を放った!
モアモアモア~
煙は意外に濃く、視界が皆無と化していた
「くっ…!;」
(何も見えない…!)
焦るマリオだが
煙が消え、視界が良好になった時には、すでにヤミノコノコ達の姿は無かった
「!?しまった!」
折角の手がかりが…!
また振り出しに戻ってしまった…
そう悔やむマリオのもとに2人のキノピオ達がお礼にきた
「マリオさん、本当にありがとうございます」
「ありがとうございます!!」
「ぁ、いえ、お怪我は無いですか?」
「えぇ!大丈夫です」
「良かった、貴方達は今起こったことを警察に伝えて下さい」
「はい、分かりましt」
「きゃっ!!」
「「?」」
いきなり女性のキノピオが悲鳴をあげた
「どうした!?」
男性のキノピオが声をかける
すると
「か、カエル!;」
「カエル?」
2人は女性のキノピオが指差す方を見てみると…
ケロケロ…!
一匹のカエルが3人の足元にいた
だが、このカエル…
「な、なんだこのカエル!?
背中にキノコのかさがあるぞ…!」
そう、カエルの背中には、白くて赤い水玉の、まるでキノコのかさのようなものがくっついていた
このキノコの柄は見覚えがある…
「ねぇ、このキノコの柄、私たちのと同じような柄をしているわね」
「あぁ、そうだな」
そう、カエルに付いていたキノコの柄はキノピオ達の柄そのものだった
相次いで起こる、地下の者達による人さらい事件
そして、このキノコのかさが付いてるカエル
このカエル…
何か事件と関係があるのかも
そんな勘がマリオの頭によぎった
すると
ケロケロ!
ピョンピョン!
「?」
カエルがマリオの足元に近寄り
ケロ!ケロ!ケロケロ!
ピョンピョン!
必死に跳びはねながらケロケロ言い出した
それが、まるで何かを伝えようとしているように見えた
いや
本当に何か伝えようとしているのかも
マリオがそう思った時
ピョンピョンピョン!
「?」
マリオの足元にいたカエルは突然3人の元から離れた
そして
ケロケロ!ケロ!
ピョンピョン!
少し離れた所で止まり、マリオの方へ向き直りまた何かを伝えようとケロケロ言い跳びはねる
まるでついて来てくれと言っているかのようだ
ふとよぎった勘が確信へと変わり始めていく…
これは
行ってみるしかない!
「ここはまだ危ないです、お2人は早くここを出て警察へ」
「分かりました!」
マリオはそう2人に言い残し、カエルの後を追うことにした
ケロ!
ピョンピョンピョン!
カエルもマリオがついてきてくれるのが分かったのか、こっちだよと言うようにマリオの先を行く…
きっとこの先には
今回の事件の黒幕がいるのかもしれない
そして
ピーノさんも
そんな気がしてならない
マリオはそんなことを胸に秘め
路地裏の奥へと、段々スピードを上げながら行くカエルに走ってついていくのだった…