拍手集
今回はペーパーマリオオリガミキングのss集となります。若干ネタバレ含みますが気にしない方はこのまま下へどうぞ!
<お姫様って…>
マリオは折り紙のお姫様オリビアと一緒に旅することになりました。
ロープウェイの中にて
オリビアは遠くの山々を楽しく見つめていた。
「わー!お山だわー!おっきー!!」
オリビアはそう言いながらキャッキャと飛び跳ねている。
「…」
(楽しそうだな…そういえば姫も南の島に行った時はこれくらいはしゃいでいたな…)
OEDOランド前にて
オリ「これは是非行っておくべきかもしれないですわね!紙テープもあるかもしれないですし!ね!行きましょマリオさん!」
ボム「目に星が入ってるっスよオリビアさん」
マリ「…。うん、そうだね」
(お姫様って、言動が似てくるのだろうか…。そういえばこの間もこんな感じで散々買い物に付き合わされたっけ…)
オリビアちゃん性格可愛い過ぎるよ!マリオさんもオリビアちゃんの言動でチラチラとピーチ姫を思い出してるといいよ!
〈構ってほしくて〉
OEDランドにて探索をしていたマリオ、オリビア、ボム平一行。
オリ「あ!あそこ見て下さい!皆で写真を撮れるみたいですよ!」
マリ「あぁ、本当だね、どうやら時代劇の仮装をして写真を撮れるみたいだよ?」
「わー!凄いです!行ってみたーい!ボム平さんはどうですか!」
ボム「いやー、オレ基本はそういうのは撮らない主義なんすよね」
オリ「えー!そんな…でもそんな主義じゃしょうがないですね!マリオさんと二人で撮ってきます!」
ボム「え」
「じゃあ行きましょうマリオさん!ボム平さんちょっと待ってて下さいね!すぐ撮ってきますわ!」
ボム「あー!と、そのーまーえーと」
「「?」」
「まぁそんな主義でも?お二人がそんなに言うなら?まぁ、撮ってもいいかなぁって?思うんすよ」
「あ、いえ、そこまで無理強いする程のことでも無いですからボム平さんが無理しなくても大丈夫ですよ!」
「うん、僕らも嫌々撮らせることなんてしないから大丈夫だよ」
「…そ、そっすか」
「はい!撮らなくて大丈夫ですよ!じゃあ行ってきますねー!」
ボム「ああー!!何だか今オレの中でそういう主義が無くなった気がするっス!」
「「?」」
「だから今なら何だかお二人と写真撮れるような気がするっすよー!」
「あらそうなんですか?じゃあ三人で写真撮れそうですわね!ボム平さんもどうですか?」
「そっすね、お言葉に甘えて撮りますかー」
「やったー!三人で撮りましょー!」
「良かったねオリビア」
「はい!」
偶々三人の会話を聞いていた通行人のキノピオ
(えー、何だあの会話…めんどくさー…)
旅先で仲間と面倒臭いやり取りになることあるよね。あの三人はツッコミ不在の為こんな会話が繰り広げられても何とも思ってなさそう。
〈お父さんの気持ち〉
ブーツカーに乗って砂漠を走るマリオ、オリビア、先生一行。マリオが運転中、後で二人が話しています。
オリ「先生!ただ呼んだだけー」
先生「オリビア君、ただ答えただけだ!」
うふふあはは
マリ「…」
(何だろう…この…会話に混じれない寂しさは…
…は!これが俗に言う"ドライブ中後部座席で妻と娘が仲良く話しているのを背中で聞きながら運転しているお父さん"の気持ちなのか…!)
マリ「そうかぁ…これがお父さんの気持ちなのか…」
「「??」」
一人しみじみと納得しているマリオなのであった。
ブーツカーでの会話が可愛すぎる。
<隠されたポテンシャル>
ピーチ城跡にて
オリ「あ!さっきまで横倒れになっていたカートが無くなってます!ルイージさんが乗っていったんですかね?」
マリ「ほ、ほんとだ…。」
(僕も持ち上がらなかったカートを一人で持ち上げたのか…)
oedランドにて
「ルイージさん、あっという間に行っちゃいましたね。さっきまで歯車に挟まっていたのに…、凄いですわね」
「う、うん…」
(さっきまでしわくちゃだったのに、結構丈夫なんだ…)
キノコ島にて
オリ「る、ルイージさん…!どうしてこんな所で寝てるの!?」
マリ(こ、ここは氷漬けで入れなかった所なのに…!?)
二人はルイージを起こしました。
「ところでルイージさん、随分立派なおうちに住んでるんですわね」
「ここはボクの家じゃないよ。海を泳ぎつかれてちょっと休ませてもらっただけさ」
(泳ぎつかれて…!?ここ海の真ん中なんだけど…)
マリ「何だか最近ルイージのスペックが色々高いような気がするんだ…。もしかしたらルイージって僕よりも凄いのかも」
オリ「え、きっとそんなことないと思いますよ?マリオさんも大概ですって」
今回ルイージすげぇって思ったことをマリオさんに代弁してもらいました。ルイージって実は兄より高スペックなんじゃ…?って思ってしまう今日この頃。
<パパって呼んで>
オリビア達の生みの親のキノピオに会ったマリオ兄弟とオリビア。
キノ「いやぁ!こうして喋って動けるオリビアを見るなんて!どうか生みの親の僕のことを父上、いやパパと呼んでくれ!」
オリ「え?でも、私を折ったのは兄上ですし、私の生みの親は兄上になるのでは?」←天然
マリ「た、確かにそうだね、じゃあ親の親ってことになるからお祖父さん?」←天然その2
「確かに!そうなるかもです!」
キノ「な!?おじ…!?」
キノピオはかなりショックを受けているようだ!
ルイ(相当パパって呼んでもらいたかったんだなぁ…)
キノ「い、いやこの際何でもいい!是非お祖父様と呼んでくれ!!」
((必死…!!))
やっぱり作者にとって作品は子どものようなものだと思うんだ。
<記憶って曖昧>
ヘイホーnoHEYヘイホーにて
ヘイホー「かけっこ順番当てー!」
オリ「マリオさん!私頑張ります!!しっかり順番覚えてみせますとも!」
マリ「うん!頑張ろう!」
ヘイ「さぁ!先程のVTRの中でゴールした順番を並べて下さい!」
オリ「よし!順番覚えましたよ!」
マリ「ありがとう!じゃあこの順番でいいかな?」
「はい!…ん?あれ?これでいいでしたっけ、あれ…」
「え?」
結果発表
ヘイ「ブブー!不正解!」
オリ「グズっ…ごめんなさいマリオさん、私の思い違いで…」
マリ「だ、大丈夫だから…次行こ次!」
これを何度も繰り返すのであった。
難しかったなぁ。ボーナスステージで何回ゲームオーバーしたか分からない。
<イメージ>
クッパ城奪還編
カメック「さぁ!私の部屋へ鍵を取りにいきますぞ!」
わーわーやいやい!
オリ「クッパ軍の皆さん、オリガミ兵と戦っていますね!」
カメ「我等には我等の戦いというものがあります、ここは構わずさっさと鍵を…」
バチコーン!!
マリオはオリガミ兵に負けそうになっているクリボーを助けました。
クリ「ありがとうマリオ!」
オリ「流石マリオさん!敵であるクッパ軍にも関わらず助けちゃうなんて凄いですわ!」
カメ「ケッ、軍団員を助けるとは、相変わらずのお人好しめ…」
マリ「…」
(ひと試合の報酬+感謝料1000コインは大きいな…、アクセサリー代の為に稼いでおくか…)
普段のイメージに助けられているマリオなのであった。
あの時は儲けさせてくれてありがとうございました笑
〈小さい×ツンデレ=可愛い〉
「おいマリオ、貴様にも手伝わせてやる!こっちだ!」
どうやらクッパはマリオに船の主砲を任せるそうです。
「貴様にこの船の主砲を任せる!か、勘違いするなよ!敵がうじゃうじゃ多くて煩わしいから猫の手ならぬ貴様の手も借りたいだけだからな!貴様だから信頼して任せるという訳じゃないからな!偶々!主砲が空いていただけだ!分かったか!?」
部下一同「…」
(く、クッパ様のツンだ…)
(必死に弁明しているクッパ様可愛いっす)
(見た目小さくなってるからツンまで可愛く感じる…)
「うん分かった!ありがとうクッパ!やってみるよ!」
「…!?わ、分かればいいのだ!」
部下一同「…!?」
(く、クッパ様がデレている…!)
(感謝されて嬉しそうな顔をそっぽ向いて隠してるクッパ様可愛いっす…!)
(見た目小さいせいでより可愛く見える…!)
小さく折られたクッパが放ったツンデレの可愛さに、思わず狼狽えることとなった部下達であった。
クッパのツンデレは可愛い。なのに小さくなっちゃってより可愛いというね。こんな会話あったら自分が喜びます。
〈宿敵と書いて友と読む?〉
ピーチ城にて脱出を図るマリオ達と小さく折り畳まれたクッパは塔の螺旋階段を登っていました。
後で頑張って階段を登るクッパにマリオは声を掛けます。
「クッパ大丈夫?オリビアみたいに僕の服の中入る?」
「な!?馬鹿者!吾輩を誰だと思っている!?いくら身体が小さいからってこれ位へでもないのだ!」
「そうか、でも…ふふ、そんな小さい姿で一生懸命登ってるのを見ると、何だか可愛いなって」
「はぁ!?」
「ごめんごめんっ、他意は無いよ。ただ小さい生き物が一生懸命に何かしてる姿って可愛く見えてくるじゃないか」
「ぐぅ〜…!貴様!今に見ておれぇ〜…!」
(元に戻ったら絶対殴る…!!)
そしてついにクッパが元に戻りました。
「良かったね!クッパ!」
「あぁ、これで奴をぶん殴れるな!そして…」
クッパはマリオの頭にゴチンッ!!!と拳骨を食らわした!
「あいたああああ!!」
「ふんっ、これでおあいこだ!」
「いたた…ぇ、ええ?僕なんかしたっけ?」
「言っただろ!貴様はこの吾輩に向かって可愛いなどとほざいたのだぞ!」
「あぁ、あの時か!あれ?あの時僕謝らなかったっけ?」
「あの戯言を謝罪だとでも言うのか!?一度社会人をやり直したらどうだ!?吾輩の部下でさえごめんなさいはしっかり言えるぞ!」
「そうか、ごめんね、クッパ。あの時は本当に君が小さくて可愛かったから…」
「まだ言うか貴様!!」
オリ「…」
(お二人は仲良しなのですねぇ。あんなに喋りながら戦えるのは流石ですわ…!)
あの二人が共闘するのは本当に萌えた、いや燃えた。これっ位のこと話しながら軽々と敵を倒していたらいいよ。
〈朝日のようだったあの子〉
全てが終わった帰り道、地平線から太陽が顔を覗かせ、海原が朝日でキラキラと輝いていた。
その美しい瞬間を見る為ルイージは走らせていたカートを止めた。
「わぁ、兄さん朝日だよ。綺麗だね!」
「うん」
そして2人は無言のまま暗い空を明るく照らしていく太陽を見つめる。
「ねぇルイージ」
「?、ん?どうしたの?」
つい感傷に耽っている中呼ばれたので反応が遅れつつもルイージはしっかりと返事をする。
「なんだか、朝日が眩しくて、涙が出てきちゃったよ」
ルイージはそう言うマリオの方を振り返ろうとしてやめた。
「そっか…。じゃあ、お日様が登り切る前には目を慣らしておかないとね。明るい時に泣いてると、きっとオリビアも心配するかもよ?」
「うん…、そうだね…」
兄のその言葉を聞き、ルイージは再びカートを走らす。
カートのモーター音に混じり、後からグスッと鼻を鳴らす音を聞こえていない振りしながら。
あの子の笑顔のような朝日はそんな二人を優しく強く照らしていくのだった。
おわり
本当に楽しかったオリガミキング!お陰で妄想大爆発です笑
やってない方いたら是非やってみて下さい。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
<お姫様って…>
マリオは折り紙のお姫様オリビアと一緒に旅することになりました。
ロープウェイの中にて
オリビアは遠くの山々を楽しく見つめていた。
「わー!お山だわー!おっきー!!」
オリビアはそう言いながらキャッキャと飛び跳ねている。
「…」
(楽しそうだな…そういえば姫も南の島に行った時はこれくらいはしゃいでいたな…)
OEDOランド前にて
オリ「これは是非行っておくべきかもしれないですわね!紙テープもあるかもしれないですし!ね!行きましょマリオさん!」
ボム「目に星が入ってるっスよオリビアさん」
マリ「…。うん、そうだね」
(お姫様って、言動が似てくるのだろうか…。そういえばこの間もこんな感じで散々買い物に付き合わされたっけ…)
オリビアちゃん性格可愛い過ぎるよ!マリオさんもオリビアちゃんの言動でチラチラとピーチ姫を思い出してるといいよ!
〈構ってほしくて〉
OEDランドにて探索をしていたマリオ、オリビア、ボム平一行。
オリ「あ!あそこ見て下さい!皆で写真を撮れるみたいですよ!」
マリ「あぁ、本当だね、どうやら時代劇の仮装をして写真を撮れるみたいだよ?」
「わー!凄いです!行ってみたーい!ボム平さんはどうですか!」
ボム「いやー、オレ基本はそういうのは撮らない主義なんすよね」
オリ「えー!そんな…でもそんな主義じゃしょうがないですね!マリオさんと二人で撮ってきます!」
ボム「え」
「じゃあ行きましょうマリオさん!ボム平さんちょっと待ってて下さいね!すぐ撮ってきますわ!」
ボム「あー!と、そのーまーえーと」
「「?」」
「まぁそんな主義でも?お二人がそんなに言うなら?まぁ、撮ってもいいかなぁって?思うんすよ」
「あ、いえ、そこまで無理強いする程のことでも無いですからボム平さんが無理しなくても大丈夫ですよ!」
「うん、僕らも嫌々撮らせることなんてしないから大丈夫だよ」
「…そ、そっすか」
「はい!撮らなくて大丈夫ですよ!じゃあ行ってきますねー!」
ボム「ああー!!何だか今オレの中でそういう主義が無くなった気がするっス!」
「「?」」
「だから今なら何だかお二人と写真撮れるような気がするっすよー!」
「あらそうなんですか?じゃあ三人で写真撮れそうですわね!ボム平さんもどうですか?」
「そっすね、お言葉に甘えて撮りますかー」
「やったー!三人で撮りましょー!」
「良かったねオリビア」
「はい!」
偶々三人の会話を聞いていた通行人のキノピオ
(えー、何だあの会話…めんどくさー…)
旅先で仲間と面倒臭いやり取りになることあるよね。あの三人はツッコミ不在の為こんな会話が繰り広げられても何とも思ってなさそう。
〈お父さんの気持ち〉
ブーツカーに乗って砂漠を走るマリオ、オリビア、先生一行。マリオが運転中、後で二人が話しています。
オリ「先生!ただ呼んだだけー」
先生「オリビア君、ただ答えただけだ!」
うふふあはは
マリ「…」
(何だろう…この…会話に混じれない寂しさは…
…は!これが俗に言う"ドライブ中後部座席で妻と娘が仲良く話しているのを背中で聞きながら運転しているお父さん"の気持ちなのか…!)
マリ「そうかぁ…これがお父さんの気持ちなのか…」
「「??」」
一人しみじみと納得しているマリオなのであった。
ブーツカーでの会話が可愛すぎる。
<隠されたポテンシャル>
ピーチ城跡にて
オリ「あ!さっきまで横倒れになっていたカートが無くなってます!ルイージさんが乗っていったんですかね?」
マリ「ほ、ほんとだ…。」
(僕も持ち上がらなかったカートを一人で持ち上げたのか…)
oedランドにて
「ルイージさん、あっという間に行っちゃいましたね。さっきまで歯車に挟まっていたのに…、凄いですわね」
「う、うん…」
(さっきまでしわくちゃだったのに、結構丈夫なんだ…)
キノコ島にて
オリ「る、ルイージさん…!どうしてこんな所で寝てるの!?」
マリ(こ、ここは氷漬けで入れなかった所なのに…!?)
二人はルイージを起こしました。
「ところでルイージさん、随分立派なおうちに住んでるんですわね」
「ここはボクの家じゃないよ。海を泳ぎつかれてちょっと休ませてもらっただけさ」
(泳ぎつかれて…!?ここ海の真ん中なんだけど…)
マリ「何だか最近ルイージのスペックが色々高いような気がするんだ…。もしかしたらルイージって僕よりも凄いのかも」
オリ「え、きっとそんなことないと思いますよ?マリオさんも大概ですって」
今回ルイージすげぇって思ったことをマリオさんに代弁してもらいました。ルイージって実は兄より高スペックなんじゃ…?って思ってしまう今日この頃。
<パパって呼んで>
オリビア達の生みの親のキノピオに会ったマリオ兄弟とオリビア。
キノ「いやぁ!こうして喋って動けるオリビアを見るなんて!どうか生みの親の僕のことを父上、いやパパと呼んでくれ!」
オリ「え?でも、私を折ったのは兄上ですし、私の生みの親は兄上になるのでは?」←天然
マリ「た、確かにそうだね、じゃあ親の親ってことになるからお祖父さん?」←天然その2
「確かに!そうなるかもです!」
キノ「な!?おじ…!?」
キノピオはかなりショックを受けているようだ!
ルイ(相当パパって呼んでもらいたかったんだなぁ…)
キノ「い、いやこの際何でもいい!是非お祖父様と呼んでくれ!!」
((必死…!!))
やっぱり作者にとって作品は子どものようなものだと思うんだ。
<記憶って曖昧>
ヘイホーnoHEYヘイホーにて
ヘイホー「かけっこ順番当てー!」
オリ「マリオさん!私頑張ります!!しっかり順番覚えてみせますとも!」
マリ「うん!頑張ろう!」
ヘイ「さぁ!先程のVTRの中でゴールした順番を並べて下さい!」
オリ「よし!順番覚えましたよ!」
マリ「ありがとう!じゃあこの順番でいいかな?」
「はい!…ん?あれ?これでいいでしたっけ、あれ…」
「え?」
結果発表
ヘイ「ブブー!不正解!」
オリ「グズっ…ごめんなさいマリオさん、私の思い違いで…」
マリ「だ、大丈夫だから…次行こ次!」
これを何度も繰り返すのであった。
難しかったなぁ。ボーナスステージで何回ゲームオーバーしたか分からない。
<イメージ>
クッパ城奪還編
カメック「さぁ!私の部屋へ鍵を取りにいきますぞ!」
わーわーやいやい!
オリ「クッパ軍の皆さん、オリガミ兵と戦っていますね!」
カメ「我等には我等の戦いというものがあります、ここは構わずさっさと鍵を…」
バチコーン!!
マリオはオリガミ兵に負けそうになっているクリボーを助けました。
クリ「ありがとうマリオ!」
オリ「流石マリオさん!敵であるクッパ軍にも関わらず助けちゃうなんて凄いですわ!」
カメ「ケッ、軍団員を助けるとは、相変わらずのお人好しめ…」
マリ「…」
(ひと試合の報酬+感謝料1000コインは大きいな…、アクセサリー代の為に稼いでおくか…)
普段のイメージに助けられているマリオなのであった。
あの時は儲けさせてくれてありがとうございました笑
〈小さい×ツンデレ=可愛い〉
「おいマリオ、貴様にも手伝わせてやる!こっちだ!」
どうやらクッパはマリオに船の主砲を任せるそうです。
「貴様にこの船の主砲を任せる!か、勘違いするなよ!敵がうじゃうじゃ多くて煩わしいから猫の手ならぬ貴様の手も借りたいだけだからな!貴様だから信頼して任せるという訳じゃないからな!偶々!主砲が空いていただけだ!分かったか!?」
部下一同「…」
(く、クッパ様のツンだ…)
(必死に弁明しているクッパ様可愛いっす)
(見た目小さくなってるからツンまで可愛く感じる…)
「うん分かった!ありがとうクッパ!やってみるよ!」
「…!?わ、分かればいいのだ!」
部下一同「…!?」
(く、クッパ様がデレている…!)
(感謝されて嬉しそうな顔をそっぽ向いて隠してるクッパ様可愛いっす…!)
(見た目小さいせいでより可愛く見える…!)
小さく折られたクッパが放ったツンデレの可愛さに、思わず狼狽えることとなった部下達であった。
クッパのツンデレは可愛い。なのに小さくなっちゃってより可愛いというね。こんな会話あったら自分が喜びます。
〈宿敵と書いて友と読む?〉
ピーチ城にて脱出を図るマリオ達と小さく折り畳まれたクッパは塔の螺旋階段を登っていました。
後で頑張って階段を登るクッパにマリオは声を掛けます。
「クッパ大丈夫?オリビアみたいに僕の服の中入る?」
「な!?馬鹿者!吾輩を誰だと思っている!?いくら身体が小さいからってこれ位へでもないのだ!」
「そうか、でも…ふふ、そんな小さい姿で一生懸命登ってるのを見ると、何だか可愛いなって」
「はぁ!?」
「ごめんごめんっ、他意は無いよ。ただ小さい生き物が一生懸命に何かしてる姿って可愛く見えてくるじゃないか」
「ぐぅ〜…!貴様!今に見ておれぇ〜…!」
(元に戻ったら絶対殴る…!!)
そしてついにクッパが元に戻りました。
「良かったね!クッパ!」
「あぁ、これで奴をぶん殴れるな!そして…」
クッパはマリオの頭にゴチンッ!!!と拳骨を食らわした!
「あいたああああ!!」
「ふんっ、これでおあいこだ!」
「いたた…ぇ、ええ?僕なんかしたっけ?」
「言っただろ!貴様はこの吾輩に向かって可愛いなどとほざいたのだぞ!」
「あぁ、あの時か!あれ?あの時僕謝らなかったっけ?」
「あの戯言を謝罪だとでも言うのか!?一度社会人をやり直したらどうだ!?吾輩の部下でさえごめんなさいはしっかり言えるぞ!」
「そうか、ごめんね、クッパ。あの時は本当に君が小さくて可愛かったから…」
「まだ言うか貴様!!」
オリ「…」
(お二人は仲良しなのですねぇ。あんなに喋りながら戦えるのは流石ですわ…!)
あの二人が共闘するのは本当に萌えた、いや燃えた。これっ位のこと話しながら軽々と敵を倒していたらいいよ。
〈朝日のようだったあの子〉
全てが終わった帰り道、地平線から太陽が顔を覗かせ、海原が朝日でキラキラと輝いていた。
その美しい瞬間を見る為ルイージは走らせていたカートを止めた。
「わぁ、兄さん朝日だよ。綺麗だね!」
「うん」
そして2人は無言のまま暗い空を明るく照らしていく太陽を見つめる。
「ねぇルイージ」
「?、ん?どうしたの?」
つい感傷に耽っている中呼ばれたので反応が遅れつつもルイージはしっかりと返事をする。
「なんだか、朝日が眩しくて、涙が出てきちゃったよ」
ルイージはそう言うマリオの方を振り返ろうとしてやめた。
「そっか…。じゃあ、お日様が登り切る前には目を慣らしておかないとね。明るい時に泣いてると、きっとオリビアも心配するかもよ?」
「うん…、そうだね…」
兄のその言葉を聞き、ルイージは再びカートを走らす。
カートのモーター音に混じり、後からグスッと鼻を鳴らす音を聞こえていない振りしながら。
あの子の笑顔のような朝日はそんな二人を優しく強く照らしていくのだった。
おわり
本当に楽しかったオリガミキング!お陰で妄想大爆発です笑
やってない方いたら是非やってみて下さい。
ここまで読んでくれてありがとうございました。