暇潰しの条件乱闘
この時クッパは、今自分が置かれている現状をやっと理解したのだった。
それは、マリオがいる位置の意味だ。
今クッパとマリオがいるのは、ステージからだいぶ離れた場外の近く。
何故彼がわざわざ2段ジャンプをし、自分が落ちる危険を顧みずこんな場外近くまで来てメテオを決めようとするのか…?
…それは、恐らくこれを最後の攻撃としているから。
そして
何故2回目のジャンプをしようとする前に攻撃を仕掛けたのか…?
それは彼が最後の攻撃を仕掛けるが故である。
2回目のジャンプとスピニングシェルを使えば、この距離からならステージにたどり着く事が出来る。
そこがみそだ。
2回目のジャンプをする前にメテオを食らわせることにより、そこでクッパは下に落ち場外となる。
だが、それを阻止するため早めにスピニングシェルをすると、メテオ攻撃は外れ、マリオを吹っ飛ばす事は可能。
だが、一度必殺技を使ってしまうと、着地するまで身動きが取れなくなってしまう。緊急回避も同様だ。
その為クッパは攻撃を阻止してもステージにたどり着けず場外となってしまうのである。
例えマリオを吹っ飛ばし上場外にしたとしても、クッパが先に落ちて場外となってしまうであろう。
攻撃をしてもしなくても、この瞬間で場外が決まる…
クッパはそれを理解した。
…だが
これはマリオにとっても賭けなのだ。
もしこの攻撃が外れたら、マリオが先に落ち場外になってしまうからである。
…そして、マリオもこれらを承知の上であり、一か八かの賭けに出ているのだということもクッパは理解をしていた。
そうだとしたら…
こちらも賭けなければなるまい。
この一発で
どちらが先に場外になるのかを…!
クッパは拳を構え、マリオに拳を突き上げた!!
そしてマリオも拳を振り下ろす!!
「ウオリャアアア!!」
「ナックル!!!」
ドゴォオオオオオオ!!!
拳と拳が激しくぶつかる!!
実は2人共、ダメージが200%近くまで溜まっている。この1発でも当たったら一たまりもない。
両者共最大級のパワーで吹っ飛ばしにかかる!
だが…
ドガァッ!!
「のわっ!?;」
「うわっ!?;」
なんと!2人の拳がぶつかったことの衝撃により、2人は余りの威力に弾かれ吹っ飛ばされてしまった!
そして、マリオは上へ、クッパは下へそれぞれ吹っ飛ばされる!
下に吹っ飛ばされたクッパはそのまま下の場外へ猛スピードで落ちていく…
この距離で切り替えしをしても、もうステージには届かない…、そうクッパは確信した。
そんなクッパは落ちてく最中、ふと上を見上げると、上の方に飛ばされたマリオが視界に入った。
どうやらマリオは上の場外には届かず、ステージの方へ戻ってくるのが見えた…
この時点で勝敗が見えてしまったのである…
「…っ」
(くそ…っ!
駄目だったか…
だが…
…今回は、まぁ、面白い試合だったのだ…)
ドゴオオオオオオン!!!
それは、マリオがいる位置の意味だ。
今クッパとマリオがいるのは、ステージからだいぶ離れた場外の近く。
何故彼がわざわざ2段ジャンプをし、自分が落ちる危険を顧みずこんな場外近くまで来てメテオを決めようとするのか…?
…それは、恐らくこれを最後の攻撃としているから。
そして
何故2回目のジャンプをしようとする前に攻撃を仕掛けたのか…?
それは彼が最後の攻撃を仕掛けるが故である。
2回目のジャンプとスピニングシェルを使えば、この距離からならステージにたどり着く事が出来る。
そこがみそだ。
2回目のジャンプをする前にメテオを食らわせることにより、そこでクッパは下に落ち場外となる。
だが、それを阻止するため早めにスピニングシェルをすると、メテオ攻撃は外れ、マリオを吹っ飛ばす事は可能。
だが、一度必殺技を使ってしまうと、着地するまで身動きが取れなくなってしまう。緊急回避も同様だ。
その為クッパは攻撃を阻止してもステージにたどり着けず場外となってしまうのである。
例えマリオを吹っ飛ばし上場外にしたとしても、クッパが先に落ちて場外となってしまうであろう。
攻撃をしてもしなくても、この瞬間で場外が決まる…
クッパはそれを理解した。
…だが
これはマリオにとっても賭けなのだ。
もしこの攻撃が外れたら、マリオが先に落ち場外になってしまうからである。
…そして、マリオもこれらを承知の上であり、一か八かの賭けに出ているのだということもクッパは理解をしていた。
そうだとしたら…
こちらも賭けなければなるまい。
この一発で
どちらが先に場外になるのかを…!
クッパは拳を構え、マリオに拳を突き上げた!!
そしてマリオも拳を振り下ろす!!
「ウオリャアアア!!」
「ナックル!!!」
ドゴォオオオオオオ!!!
拳と拳が激しくぶつかる!!
実は2人共、ダメージが200%近くまで溜まっている。この1発でも当たったら一たまりもない。
両者共最大級のパワーで吹っ飛ばしにかかる!
だが…
ドガァッ!!
「のわっ!?;」
「うわっ!?;」
なんと!2人の拳がぶつかったことの衝撃により、2人は余りの威力に弾かれ吹っ飛ばされてしまった!
そして、マリオは上へ、クッパは下へそれぞれ吹っ飛ばされる!
下に吹っ飛ばされたクッパはそのまま下の場外へ猛スピードで落ちていく…
この距離で切り替えしをしても、もうステージには届かない…、そうクッパは確信した。
そんなクッパは落ちてく最中、ふと上を見上げると、上の方に飛ばされたマリオが視界に入った。
どうやらマリオは上の場外には届かず、ステージの方へ戻ってくるのが見えた…
この時点で勝敗が見えてしまったのである…
「…っ」
(くそ…っ!
駄目だったか…
だが…
…今回は、まぁ、面白い試合だったのだ…)
ドゴオオオオオオン!!!