禁酒

「…じゃあ、俺達もやるか!」

「そうだな」

「じゃあ早速こいつ等を使うか!おい!お前達!出番だぞ!」


そう言うとクッパは草の生い茂る方向へ指さして笛を吹きだした


プッププッププッププッププッププッププッププー←誘導音



ピクミン達は誘導音に従いクッパの指さす方向へ駆け出していった


ん? ん? ん?

ブチッブチッブチッブチッブチッブチッ

ピクミン達は駆けていった先に草を見つけ、物凄い勢いで草を抜いていった!


「おぉぉぉお!」

「スゲー!」

「よし!俺達もやるぞ」

「おぉ!」



ピクミンの予想以上の働きぶりに勢いづいた6人は、ピクミンの力を借り約2時間で中庭を終らせ、そしてスマブラ館周辺の雑草もあと少しというところまできた


スネ「大分抜いたなぁ」

ファ「あぁ、これもピクミンのお陰だな」

CF「ずっと休憩無しでやってるもんな」

スネ「あんなちっこくて、一撃だけですぐ殺られてくのにな」

CF「まさに運ぶー戦う増えるーそしてー食べーられるーだな!」

ファ「いや…、俺達あいつら食ってねぇし」



ん? ん?



ピクミン達が草取りをするなか、数匹の黄ピクミンが岩陰に何かを見つけたのか、走っていってしまった


「ぉ、おい、何処へ行く」


そのことに気付いたガノンはピクミンの後を追い、岩陰を覗いてみた


「何をしている…って、あ?」





ブチッ

ファ「?そういえばガノンは何処行きやがった?」

CF「そういえばそうだなぁ、確かあっちの方にいたと思うが」

スネ「お?あそこにいるのがそうなんじゃないのか?」

ファ「お、本当だ、こっちに向かってきてるな」



そうこう言っている内にガノンが皆の前にきた



ファ「おい、ガノン、何処行ってたんだ?」

ガノ「あぁ、それが、とりあえずこいつらを見てくれ」

5人「?」


5人が見せられたのは、ガノンの後についてきた数匹の何かを持っているピクミン達だった



ウル「…?;」

ファ「何持ってるんだ?こいつら」

ガノ「知らん。知っていたら聞かんわ」

ファ「そんなこと言われたって俺も分かんねぇよ」



黄ピクミンが持っているものは石のようだ。だが石の中心部にはほのかに黄色く光っている



6人は誰一人その石のことを知らなかった


スネ「…で、持ってるやつは何匹いるんだ?」

ガノ「1、2、3、4………ざっと二十数匹だな」

ファ「そんなにいるのか!?」



ビー! ビビッ!



クッパ「うーん、解散させても笛で集めても石を持ったままなのだ」

スネ「そもそもなんで黄ピクミンしかこの石を持ってないんだ?他の色は持てないのか?」



うーん…



謎は深まるばかり…
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