禁酒

という訳で草取りをさせられる羽目になったのだった・・・

ぶちっ


ガノ「くっ…!重労働すぎる」

ぶちっ


CF「なんかこう腰にくるものなんだな、草取りって…」

スネ「…あぁ、そうだな」


ぶちっ


ファ「あ、葉だけ抜いちまった」

CF「ばっかだなぁ、いいか?草取りってのはこう根元を持ってだなぁ」


ぶちっ


CF「ぁ…」

ファ「…ぶはぁ!てめぇも葉だけじゃねぇか」

スネ「教える立場も糞もねぇ」
5人「ハハハハハ!」


5人大爆笑


「ぅ、うるせぇ!!」


ファルコン憤慨





「それにしても…この炎天下の中は…キツイな;」

「あぁ、全くだ…」


現在昼前、太陽が真上にのぼってきている為気温は30度を越えていたりする


そのせいで6人は汗だくで作業を行っていた



ネス!いくよー!

OK!

とりゃ!

ワーワーキャーキャー


遠くの方で子どもたちが元気よく遊んでいた


ファ「元気いいな子どもらは」
ガノ「あぁ」

ウル「あぁいうのを見てると俺達は一体何してんだって思うの、俺だけか?」

スネ「いいや俺も思ってた」

クッパ「我輩も」



「やぁ、草取り頑張ってる?」

6人「?」




6人が声のする方に振り返るとそこにはオリマーが立っていた


「まぁ、一応頑張ってはいるがな」


「それにしても貴様のその格好はなんなのだ?」



今のオリマーはいつもとは違う作業着に麦藁帽子を被り、手に軍手をして手ぬぐいを肩にかけ、まさに農作業のおじさんのような格好をしていた


「草取りでもやるのか?」

「いいや、違うよ。私はあそこにある花壇で花壇いじりをやろうと思って」


オリマーが指さした先には煉瓦でできた小さな花壇があった



「ていうかお前のせいで俺らが草取りさせられる羽目になったんだからお前も手伝えよ!!」

「いやぁー、それがマスターにお前は手伝うなと言われてねー」




6人「あ゛!!!?」



「あんの糞神ー!!」

「そこまで徹底しなくてもいいだろうが!!」


6人全員から批難の声があがり始めた


「ま、まぁ、そのかわりにほら、これ、マスターに頼まれて君達の分の手ぬぐいと水を持ってきたよ;」



「お、おぉ、サンキュ」



6人はオリマーからそれぞれ手ぬぐいと水が入った1本のペットボトルを受け取った


「まぁこれでしばらくはやってけそうだな」

「あぁ、助かるぜ」


オリマーからの支給により、どうやら6人のモチベーションが上がってきたようだ!
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