イカ
一応注意です。これより先は多大なオリジナル設定を多く取り入れられた文章となっております。
それでもいいよって方はそのまま下へ。
~街上空~
プロロロロ…
『こちらスマブラ街上空です!ご覧下さい!突如現れた巨大なイカの襲来により、街は大混乱に陥っています!』
ヘリに乗るアナウンサーの言う通り、街は非常事態に陥っていた。家屋の何倍にも勝る程の大きなイカが海から上がり込み、街を突き進んでいたのだ。
キシャーーー!!!
ワーワーキャーキャー
イカの侵入により家屋が倒壊し、街の人々も蟻の様に逃げ惑うしか術は無かった。
彼等を除いて…
『!?、皆さん!あそこ!イカの足元にご注目下さい!!あの巨大なイカに立ち向かっている人影が見えます!あれは…!
我らがスマッシュブラザーズです!!!』
「3時の方角から足が来るわよ!」
「薙ぎ払いだ!気を付けろ!」
サムス、フォックスが注意した先には大きなイカの足がスマメンを押しつぶすように迫ってくる!
「クッパ!」
「なんだ!?」
マリオは走りながら後ろを走っているクッパに声をかけた。
「あの足、何とか掴めないかい?」
「正気で言っているのか貴様は!?」
いくらクッパと言えども家屋よりも巨大なイカだ。その足もまた巨大。体格差はかなりあった。だがマリオは何か策があるようで、表情は曇ることなくひょうひょうとしていた。
「こんなこともあろうかと」
「な!?」
そう言いながら取り出したのはスマッシュボールだ。クッパも彼の考えていることが分かったようで、呆れにも似た笑みを浮かべた。
「時間が無い!頼む!」
「ふん!この貸しは高いぞ!」
そう言いながらクッパはマリオからぶんどる様にスマッシュボールを受け取り、ガチン!とボールを割った!
ズザザアアアアアアア!!!
イカの足がスマメンのすぐ近くまで迫り彼等を薙ぎ払おうとしたその時…
「グオオオオオオオ!!!」
ガシンッ!!!
巨大化したクッパが巨大なイカの足を受け止めたのだ。そしてクッパはもの凄い力でイカの足を掴み、その場から逃がさない様にしたのだ!
「ありがとクッパ!フォックス!」
「分かってる!俺とサムスは目を狙う!」
「OKよ!」
「マリオとリンクとルイージはこの足を伝ってあの核まで行き一気に叩け!他の奴は出来る限り足を切り落としてくれ!!」
「「了解!!」」
メンバーはフォックスに言われたことを全うできるよう駆け出した。
「うわああ!!怖い怖い怖いよ兄さん!!!こんなことなら姫達と一緒に避難誘導してれば良かったぁあああ!!」
ルイージの言う通りサムスを除く女性陣や子どもたちは避難誘導の役に回っており、この戦いの場にはいなかった。
「頑張ってルイージ!!アイツを叩かないとこの戦いは終わらないんだ!」
「そうだぞ!メソメソしてないでとっとと走れ!!叩き落とされるぞ!!」
リンクの言う通り、イカの巨大な足は続々と足の上を走っている3人に目掛けて振り下ろされようとしていたのだ!
「ぅ、うわあああああ!!!」
ルイージが絶叫したその時…
ドカン!!ドゴーン!!
キシャアアアアアアアアアア!!!!!
突如起こった爆発によりイカは声を荒げ苦しむように胴を揺すった!3人に襲い掛かろうとしていた足も苦しさからか暴れ狂う。
「よし!これで奴の視力は奪った!怯んでる今の内に頭の核を狙え!!」
フォックスの言うように、イカの頭の部分には全ての元凶となる核…スマッシュボールが埋め込まれていたのだ。それはまるで目のように、透明な膜で何重にも覆われボールを離そうとしない。
「ルイージ!」
「何兄さん!」
「僕と2人でリンクを核のある高さまで打ち上げる!リンクはその剣でスマッシュボールを叩き切ってくれ!」
今いる足から核のある所まではかなりの高さがあり、普通のジャンプでは届かないのだ。
「分かったよ!」
「了解!」
ルイージとマリオは2人横に並び、ハンマーを取出して構えた。
「リンク!ハンマーに乗って!」
「分かった!」
そう言うとリンクは抜いていた剣を更に握りしめ二人のハンマーに飛び乗る!
「いくよルイージ!」
「OK!」
「3,2,1,いっけえええええ!!!」
合図と共に2人は渾身の力でハンマーを振り上げた!リンクの身体はまるでロケットの様に空を駆け上がり、計算通りの核のある高さまでに至った!
「どりゃあああああ!!!」
ザクッ!!!
リンクはマスターソードを振り上げた。そして核であるスマッシュボール目掛けて振り下ろした!マスターソードは見事核を刺したのである!
「やった!!」
「…?、様子がおかしい」
キシャアアアアアアアアア!!!!
「どわぁあああ!!?」
「リンク!?」
喜びも束の間、突然イカが叫び暴れだしたことによりリンクが振り落されてしまったのだ!
「な、なんで!?ちゃんと核に刺さった筈なのに!?」
「…ルイージ!」
「な、何?」
「もしかしたらボールを覆ってる厚い膜のせいで刺さり具合が浅かったのかもしれない!君なら、僕よりも高くジャンプできる君なら僕一人だけで核の所まで君を打ち上げられるかも!」
「そ、そんな!?僕がとどめを刺すってこと!?」
「お願いルイージ!!君が頼りなんだ!!!」
そう言いマリオはルイージの手を握る。マリオの目は真剣そのもので、冗談を言っている目では無かった。そう、チャンスは今しかないのだ!
「ぐ…、はぁ、…こうなったらやけだ!僕、やるよ!!」
ルイージは意を決し、ハンマーを構えた!
「ありがとルイージ!!あのマスターソードを叩いて更に深く刺せばきっと核は壊せるはずだよ!」
ルイージはその言葉に頷くと、マリオのハンマーに飛び乗った。マリオはハンマーに意識を集中させる…そしてカウントダウンを始めた。
「…3,2,1,いっけええええええ!!!」
「アババババ!!!?」
マリオ渾身の一振りによりルイージは奇声のような悲鳴を上げながらはるか上空、核の高さまで一気に飛び上がった!
ドスン!!!
「いってぇ!!」
「リンク!?」
「俺は大丈夫だ…いけええええ!!薄緑!!全力でいけえええええ!!」
「頑張れルイーージ!!!」
「く…うぅ…怖すぎる…!!でもとにかく…あの剣目掛けて…!!
いっけえええええええ!!!うおおおおおおお!!!」
ルイージは無我夢中で叫び核に刺さっている剣を思いっきり殴りつけた!!
ドゴーーーーーーン!!!!
パリーーーーーン!!
剣は深くまで刺さり込み、核を見事破壊したのだ!
キシャアアアアアアアアアア!!!
イカは今まで以上の声を上げ、光に包まれた。すると、あれ程の巨体がどんどんと縮み、最終的には誰もが魚屋で見かけるような小ささまでになったのだった。
これが元の大きさなのである。
「ぃぎゃああああああああああああ」
ドスーーーーーーン!!!!
はるか上空から落下してきたルイージは無事(?)地面に突き刺さるような形で着地したのだった。
「る、ルイージしっかり…!」
「お、俺のマスターソードも無事だな」
「皆!怪我人を病院まで運ぶんだ!動ける奴等は倒壊で逃げ遅れた人達の救出にあたってくれ!」
これによりルイージが大活躍した事件、巨大イカ襲撃事件は幕を閉じたのであった…。
≪イカ≫
それでもいいよって方はそのまま下へ。
~街上空~
プロロロロ…
『こちらスマブラ街上空です!ご覧下さい!突如現れた巨大なイカの襲来により、街は大混乱に陥っています!』
ヘリに乗るアナウンサーの言う通り、街は非常事態に陥っていた。家屋の何倍にも勝る程の大きなイカが海から上がり込み、街を突き進んでいたのだ。
キシャーーー!!!
ワーワーキャーキャー
イカの侵入により家屋が倒壊し、街の人々も蟻の様に逃げ惑うしか術は無かった。
彼等を除いて…
『!?、皆さん!あそこ!イカの足元にご注目下さい!!あの巨大なイカに立ち向かっている人影が見えます!あれは…!
我らがスマッシュブラザーズです!!!』
「3時の方角から足が来るわよ!」
「薙ぎ払いだ!気を付けろ!」
サムス、フォックスが注意した先には大きなイカの足がスマメンを押しつぶすように迫ってくる!
「クッパ!」
「なんだ!?」
マリオは走りながら後ろを走っているクッパに声をかけた。
「あの足、何とか掴めないかい?」
「正気で言っているのか貴様は!?」
いくらクッパと言えども家屋よりも巨大なイカだ。その足もまた巨大。体格差はかなりあった。だがマリオは何か策があるようで、表情は曇ることなくひょうひょうとしていた。
「こんなこともあろうかと」
「な!?」
そう言いながら取り出したのはスマッシュボールだ。クッパも彼の考えていることが分かったようで、呆れにも似た笑みを浮かべた。
「時間が無い!頼む!」
「ふん!この貸しは高いぞ!」
そう言いながらクッパはマリオからぶんどる様にスマッシュボールを受け取り、ガチン!とボールを割った!
ズザザアアアアアアア!!!
イカの足がスマメンのすぐ近くまで迫り彼等を薙ぎ払おうとしたその時…
「グオオオオオオオ!!!」
ガシンッ!!!
巨大化したクッパが巨大なイカの足を受け止めたのだ。そしてクッパはもの凄い力でイカの足を掴み、その場から逃がさない様にしたのだ!
「ありがとクッパ!フォックス!」
「分かってる!俺とサムスは目を狙う!」
「OKよ!」
「マリオとリンクとルイージはこの足を伝ってあの核まで行き一気に叩け!他の奴は出来る限り足を切り落としてくれ!!」
「「了解!!」」
メンバーはフォックスに言われたことを全うできるよう駆け出した。
「うわああ!!怖い怖い怖いよ兄さん!!!こんなことなら姫達と一緒に避難誘導してれば良かったぁあああ!!」
ルイージの言う通りサムスを除く女性陣や子どもたちは避難誘導の役に回っており、この戦いの場にはいなかった。
「頑張ってルイージ!!アイツを叩かないとこの戦いは終わらないんだ!」
「そうだぞ!メソメソしてないでとっとと走れ!!叩き落とされるぞ!!」
リンクの言う通り、イカの巨大な足は続々と足の上を走っている3人に目掛けて振り下ろされようとしていたのだ!
「ぅ、うわあああああ!!!」
ルイージが絶叫したその時…
ドカン!!ドゴーン!!
キシャアアアアアアアアアア!!!!!
突如起こった爆発によりイカは声を荒げ苦しむように胴を揺すった!3人に襲い掛かろうとしていた足も苦しさからか暴れ狂う。
「よし!これで奴の視力は奪った!怯んでる今の内に頭の核を狙え!!」
フォックスの言うように、イカの頭の部分には全ての元凶となる核…スマッシュボールが埋め込まれていたのだ。それはまるで目のように、透明な膜で何重にも覆われボールを離そうとしない。
「ルイージ!」
「何兄さん!」
「僕と2人でリンクを核のある高さまで打ち上げる!リンクはその剣でスマッシュボールを叩き切ってくれ!」
今いる足から核のある所まではかなりの高さがあり、普通のジャンプでは届かないのだ。
「分かったよ!」
「了解!」
ルイージとマリオは2人横に並び、ハンマーを取出して構えた。
「リンク!ハンマーに乗って!」
「分かった!」
そう言うとリンクは抜いていた剣を更に握りしめ二人のハンマーに飛び乗る!
「いくよルイージ!」
「OK!」
「3,2,1,いっけえええええ!!!」
合図と共に2人は渾身の力でハンマーを振り上げた!リンクの身体はまるでロケットの様に空を駆け上がり、計算通りの核のある高さまでに至った!
「どりゃあああああ!!!」
ザクッ!!!
リンクはマスターソードを振り上げた。そして核であるスマッシュボール目掛けて振り下ろした!マスターソードは見事核を刺したのである!
「やった!!」
「…?、様子がおかしい」
キシャアアアアアアアアア!!!!
「どわぁあああ!!?」
「リンク!?」
喜びも束の間、突然イカが叫び暴れだしたことによりリンクが振り落されてしまったのだ!
「な、なんで!?ちゃんと核に刺さった筈なのに!?」
「…ルイージ!」
「な、何?」
「もしかしたらボールを覆ってる厚い膜のせいで刺さり具合が浅かったのかもしれない!君なら、僕よりも高くジャンプできる君なら僕一人だけで核の所まで君を打ち上げられるかも!」
「そ、そんな!?僕がとどめを刺すってこと!?」
「お願いルイージ!!君が頼りなんだ!!!」
そう言いマリオはルイージの手を握る。マリオの目は真剣そのもので、冗談を言っている目では無かった。そう、チャンスは今しかないのだ!
「ぐ…、はぁ、…こうなったらやけだ!僕、やるよ!!」
ルイージは意を決し、ハンマーを構えた!
「ありがとルイージ!!あのマスターソードを叩いて更に深く刺せばきっと核は壊せるはずだよ!」
ルイージはその言葉に頷くと、マリオのハンマーに飛び乗った。マリオはハンマーに意識を集中させる…そしてカウントダウンを始めた。
「…3,2,1,いっけええええええ!!!」
「アババババ!!!?」
マリオ渾身の一振りによりルイージは奇声のような悲鳴を上げながらはるか上空、核の高さまで一気に飛び上がった!
ドスン!!!
「いってぇ!!」
「リンク!?」
「俺は大丈夫だ…いけええええ!!薄緑!!全力でいけえええええ!!」
「頑張れルイーージ!!!」
「く…うぅ…怖すぎる…!!でもとにかく…あの剣目掛けて…!!
いっけえええええええ!!!うおおおおおおお!!!」
ルイージは無我夢中で叫び核に刺さっている剣を思いっきり殴りつけた!!
ドゴーーーーーーン!!!!
パリーーーーーン!!
剣は深くまで刺さり込み、核を見事破壊したのだ!
キシャアアアアアアアアアア!!!
イカは今まで以上の声を上げ、光に包まれた。すると、あれ程の巨体がどんどんと縮み、最終的には誰もが魚屋で見かけるような小ささまでになったのだった。
これが元の大きさなのである。
「ぃぎゃああああああああああああ」
ドスーーーーーーン!!!!
はるか上空から落下してきたルイージは無事(?)地面に突き刺さるような形で着地したのだった。
「る、ルイージしっかり…!」
「お、俺のマスターソードも無事だな」
「皆!怪我人を病院まで運ぶんだ!動ける奴等は倒壊で逃げ遅れた人達の救出にあたってくれ!」
これによりルイージが大活躍した事件、巨大イカ襲撃事件は幕を閉じたのであった…。
≪イカ≫