雨宿りdiary

またぶっ通しで

2024/11/16 19:15
雑記読書記録
昨夜からうっかり徹夜で本を読み耽ってしまって眼球が死にそうになっております……。

ずっと読むのが勿体ないと思っていた有栖川有栖の「捜査線上の夕映え」「日本扇の謎」、それから先日買ったアンソロジーの「有栖川有栖へ捧げる七つの謎」を読了。24時間で1300ページ近く読んだわけだけど、いやー、めっちゃ面白かったです。どれも面白くて読み終わるのが惜しかった、ほんとに。

感想書くとネタバレしそうだから控えるけど「日本扇の謎」はファンサービス・シーンが結構多かったように思います。妄想が捗る。
「捜査線上の夕映え」も自転車で爆走(競走)する火村とアリスが微笑ましかったです。あー、可愛い。

有栖川作品のトリビュート作品のアンソロジーもどれも面白かったです。中でも女子高生に潜入する火村とアリスの話、一穂ミチ作「クローズド・クローズ」、「マジックミラー」の魔改造の白井智之作「ブラックミラー」がお気に入り。「ブラックミラー」を読むとアリスの迷推理(あえてこう書く)の凄さ、作家としての技量の凄さが知れます。火村も親友のありがたさをしみじみと感じているのも良い。火村の相棒、助手が務まるのはアリスしかいないんだなって。

この間蔵書を整理した時に既読の火村シリーズを引っ張り出しておけば良かったな。取り出すのが面倒なので新たに文庫や電子書籍を買います……。まーた本棚や段ボール引っくり返すとなると1日がかりになっちゃうんで。それなら買った方が早い。

それにしても、火村のキャラクターは初期の頃と比べるとなんというか、物凄い人間臭くなったなあと思う。初期の頃はエキセントリックな面が目立つけど、シリーズを重ねていくうちに彼も人の子だったんだなと思うような言動が増えてくる。
火村シリーズが終わる時は火村英生という謎が解ける時なんだろうな。ぜひ読みたいし、知りたいけれどまだまだシリーズは続いて欲しいと思うし、完結するまでは死ねない。
京極夏彦の百鬼夜行シリーズもそう。巷説百物語シリーズは今年完結しちゃったけど。
でも京極夏彦の作品って大体どれも話が繋がってるんだよね。百鬼夜行シリーズを中心に巷説百物語シリーズ、書楼弔堂シリーズも。中禅寺秋彦の祖先である中禅寺洲斎が登場する作品もこれから増えそうだし。
あとあれだ、ONEPIECEの完結も最後まで見届けたい。終わって欲しくないけど。

物語の終わりを見たいけど、終わって欲しくないって、読者はわがままだよなあ。

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