雨宿りdiary
ほいほい購入(ちょっとセンシティブな話題含む)
2024/11/13 20:59雑記読書記録購入品
今日も今日とて本を積む(買う)。
電子書籍で2冊買いました。
愛のかたち/小林紀晴
彼方の水音/高橋たか子
「愛のかたち」は写真論とのことで、私には未知の領域です。まだ冒頭だけど面白いです。
高橋たか子は好きな作家なので買いました。高橋たか子の著作は紙の本であれ電子書籍であれ、買えるものが少ないです。私が紙の本で持ってるのは4冊しかないし。「誘惑者」「亡命者」「怒りの子」「人形愛 (他含む短編集)」。もっと色々読みたいんですけど、図書館で借りるしかなさそうです。
(前にもここに書いたけど「誘惑者」めっちゃ好きな作品。自殺者と自殺幇助者の物語。実際の事件を題材に書かれたもので、その事件は「完全自殺マニュアル」にも載ってます。久々に「誘惑者」も「完全自殺マニュアル」も読みたいなあ)
今日は春日武彦の「死の瞬間 人はなぜ好奇心を抱くのか」を読了。著者は精神科医なのですが、この方の本(エッセイ)は面白くて色々読んでます。
驚くのは著者の圧倒的な読書量。とにかく物凄い読んでる。まあ70歳の方なんで私とは生きてる長さが違うというのはありますけど、それにしたって良くもまあこんなにあれこれ読んでるなと。医者じゃなかったら恐らく作家になっていたのでは。いや、本出してるからもう作家だけど。
春日武彦が著作の中で紹介する本はどれも不気味な味わいがあるものばかりで、面白そうなので読みたくなります。年代的な背景もあり、取り上げてるのは純文学が中心。だからなのか読みたいなって思っても買えない本が多いです。その点だけがちょっと残念。
死というものに私も興味が尽きないです。
下世話な野次馬根性と言われればその通りだけど、「死」は死んでみるでは判らない、でも自分が死んでしまったら「死」がどういうものか理解できない。この究極のパラドックスが「死」に惹き付けられる原因だと自己解釈しています。また「死」が恐ろしいのは本能に根ざした感情ではあるけれど、中でも「未知」であること、「不可逆」であることが怖いのだなと「死の瞬間」を読んで改めて思いました。
幼少の頃から死にたいと思っていた人間なので「死」という現象に強烈な興味があるし、未遂を何度もやらかしてるので、いつか既遂で死んぬじゃないのかなって漠然と思ってます。とか言いながら、老衰か病死しそうですけど。
ゲスな野次馬根性のせいで「自殺した作家」の作品を愛読しがちです。太宰治、三島由紀夫、川端康成、芥川龍之介とか。有島武郎もそういえば自殺してますね。海外文学だとシルヴィア・プラス、ヴァージニア・ウルフとかもそうだし。あとヘミングウェイも。
日本の文豪に自殺者が多いのは内省しすぎたせいだって何かで読んだことありますけど、それは結構当たってるような気がします。まあ自殺の理由は本人にしか判りようがないし、本人にも上手く説明できないかもしれませんが。
色々と考えるうちに自分がふっと揺らぐ瞬間があって、そのエアポケットのような一瞬の時間に全部が信じられなくなるような、自分という存在の意味や価値、根拠が全て無効になってしまう……苦しみから逃れたいという理由もあるけど、自分が生きていることの根拠が判らなくなってしまうのが自死を選ぶ本当の理由なのではないかと私は思っています。
創作として死を扱うのは山のようにありますけど、死は劇的な作用がある分、扱いが難しいなと思ってます。まあ私もほいほい登場人物を殺してるけど。
死は劇薬みたいなものだから、それをどう書いて扱うかで書き手の技量が全部見えちゃうんですよね。下手に扱うと物語が薄っぺらでチープになりやすいというか。死はある意味で書きやすい題材だけど、だからこそ慎重に書かないと駄目だなって思ってます。
創作でも現実世界でも「死」は難しいです。
電子書籍で2冊買いました。
愛のかたち/小林紀晴
彼方の水音/高橋たか子
「愛のかたち」は写真論とのことで、私には未知の領域です。まだ冒頭だけど面白いです。
高橋たか子は好きな作家なので買いました。高橋たか子の著作は紙の本であれ電子書籍であれ、買えるものが少ないです。私が紙の本で持ってるのは4冊しかないし。「誘惑者」「亡命者」「怒りの子」「人形愛 (他含む短編集)」。もっと色々読みたいんですけど、図書館で借りるしかなさそうです。
(前にもここに書いたけど「誘惑者」めっちゃ好きな作品。自殺者と自殺幇助者の物語。実際の事件を題材に書かれたもので、その事件は「完全自殺マニュアル」にも載ってます。久々に「誘惑者」も「完全自殺マニュアル」も読みたいなあ)
今日は春日武彦の「死の瞬間 人はなぜ好奇心を抱くのか」を読了。著者は精神科医なのですが、この方の本(エッセイ)は面白くて色々読んでます。
驚くのは著者の圧倒的な読書量。とにかく物凄い読んでる。まあ70歳の方なんで私とは生きてる長さが違うというのはありますけど、それにしたって良くもまあこんなにあれこれ読んでるなと。医者じゃなかったら恐らく作家になっていたのでは。いや、本出してるからもう作家だけど。
春日武彦が著作の中で紹介する本はどれも不気味な味わいがあるものばかりで、面白そうなので読みたくなります。年代的な背景もあり、取り上げてるのは純文学が中心。だからなのか読みたいなって思っても買えない本が多いです。その点だけがちょっと残念。
死というものに私も興味が尽きないです。
下世話な野次馬根性と言われればその通りだけど、「死」は死んでみるでは判らない、でも自分が死んでしまったら「死」がどういうものか理解できない。この究極のパラドックスが「死」に惹き付けられる原因だと自己解釈しています。また「死」が恐ろしいのは本能に根ざした感情ではあるけれど、中でも「未知」であること、「不可逆」であることが怖いのだなと「死の瞬間」を読んで改めて思いました。
幼少の頃から死にたいと思っていた人間なので「死」という現象に強烈な興味があるし、未遂を何度もやらかしてるので、いつか既遂で死んぬじゃないのかなって漠然と思ってます。とか言いながら、老衰か病死しそうですけど。
ゲスな野次馬根性のせいで「自殺した作家」の作品を愛読しがちです。太宰治、三島由紀夫、川端康成、芥川龍之介とか。有島武郎もそういえば自殺してますね。海外文学だとシルヴィア・プラス、ヴァージニア・ウルフとかもそうだし。あとヘミングウェイも。
日本の文豪に自殺者が多いのは内省しすぎたせいだって何かで読んだことありますけど、それは結構当たってるような気がします。まあ自殺の理由は本人にしか判りようがないし、本人にも上手く説明できないかもしれませんが。
色々と考えるうちに自分がふっと揺らぐ瞬間があって、そのエアポケットのような一瞬の時間に全部が信じられなくなるような、自分という存在の意味や価値、根拠が全て無効になってしまう……苦しみから逃れたいという理由もあるけど、自分が生きていることの根拠が判らなくなってしまうのが自死を選ぶ本当の理由なのではないかと私は思っています。
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死は劇薬みたいなものだから、それをどう書いて扱うかで書き手の技量が全部見えちゃうんですよね。下手に扱うと物語が薄っぺらでチープになりやすいというか。死はある意味で書きやすい題材だけど、だからこそ慎重に書かないと駄目だなって思ってます。
創作でも現実世界でも「死」は難しいです。
追記
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