雨宿りdiary

来年の文学賞

2024/10/23 20:15
雑記
コラロのアンソロ本の編集を少しだけやってました。これでやっと編集も終わりました。不備がなければこのまま印刷がかかります。どうか不備がありませんように。またいちから直すのは大変すぎるのでね。

作業が終わってからはちょっとだけ読書したりYouTube見たり、昼寝したり、のんびりしてました。
昨日、Kindle Unlimitedで無料で読むことができたのでNHK出版の100分de名著の「サルトル 実存主義とはなにか」を読みました。100分de名著は初心者でも判りやすく書かれているので入門書としても最適です。サルトルほど人から愛された哲学者も珍しいのでは。後年は政治的な発言も多かったようで「市民と共に闘う哲学者」という印象を受けました。
サルトルの著書は小説の「嘔吐」と「水いらず」を積んでます……「水いらず」は多分3〜4年くらい積んだままです。「嘔吐」は今年買ったものなので、こちらも早目に読みたい。哲学書の「存在と無」も気になるところ。私の頭では読み切れなさそうですが、内容を見ると面白そう。

読み切れないといえば、10年近くマルクスの資本論が家に転がってます。人から貰って1ページも読んでません😇昔少しだけマルクスの本を読んだことあるんですけど、物の価値(値段)の付け方を知った時はこういう仕組みなのか〜とちょっと感動を覚えました。あとどっかに岩波文庫の「共産党宣言」も転がってるはず。思い返せば、私が好きなシュルレアリスムも初期の頃はマルクス主義、共産主義を結構色濃く反映していた芸術運動で、それを本で読んで知った時は驚きました。こんなところにもマルクスの影響があるとは思ってなかったし。第一次世界大戦の頃に勃興した芸術運動なので、世界情勢をみれば当然といえばそうなんでしょうけど。
数年前に「マルクス・エンゲルス」という映画も見たんですが、なかなか熱いです。内容はマルクスとエンゲルスが出会って共産党宣言を書くまでの話で、勿論色々脚色はされてるとは思うんですけど、マルクスとエンゲルスが初めて出会った瞬間が凄く印象的でした。自分が天才だと思っていた相手と出会った時の2人の反応が、なんというか初々しい。生涯の戦友との奇跡的かつ運命的な出会いって良いものだなあと映画を見て思いました。

閑話休題。
そう、それで。
昨日、Xで書肆侃侃房主催の文学賞、ことばと新人賞の概要が発表になったのを見て、来年はこちらの賞に出してみようかなと。
選考員は江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦。
しかも応募作全作(先着順で130作品受付、上限に達したら締切)選考員からコメントが貰えるそうです。出品料として2500円かかるそうですけど、でも批評コメントが貰えるのは有難いし、公募で批評コメントが貰えることは通常ないので目新しさもあります。Xでは多くの人が作品出してみようかなってポストしてて、今回かなり倍率が高そうです。原稿用紙70枚から応募出来る短編の賞なので尚更。130作品すぐ集まってしまいそうです。募集開始と共に即締め切られそう。選考員も豪華。豊崎由美は数年前の事件でちょっと苦手意識があるけど、でも批評家としては確かな人ではあるので、そんな人に自分の作品が読んでもらえるのは嬉しいです。って、作品はこれからプロット詰めて書くんですけどね。約30000字……二次創作ならわりとどうにでもなる文字数ですが、一次創作では書いたことの無い長さなので頑張りどころです。何となくネタはあるので、上手く形になると良いな。

今月は本をばりばり読むぞ!と思ってたのに今日時点でなんと7冊しか読了できてませんでした。せめてあと3冊は読了したいところ。

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