僕らの日常。
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※前半上鳴くん、後半爆豪くん視点です。
下ネタ含みますので苦手な方はご注意ください。
Side 上鳴
今日は訓練が休みの日で各々自由な時間を過ごしてる。
キッチンではみょうじと麗日がキャッキャしながら一緒に何かを作ってる。
女子のああいう姿っていいよなぁ。
キュンとするっつーか、癒しっつーか、可愛い。
「何見てんだてめェアホ面」
みょうじには最近ボディーガードが出来ちまった。
しかも凶暴で口悪い!
少し見てただけでこれ!
みょうじのボディーガードこと爆豪と切島、瀬呂、俺の4人はキッチンが見える談話スペースのソファで寛いでる最中だ。
「いやさ、女子が料理してるのって良くね?」
「わかるわかる。ああやって楽しそうにしてると特にいい」
「まぁなぁ。ほんと楽しそうにやってるよな!」
「俺の女だってわかって言っとんのか?」
「わかってるって!みょうじに限らずってことだよ!」
誰もお前から取らねぇって。
絶対後が怖いもん。本気で殺されると思うし。
でもさ、俺ら男子高生よ?
それが女子と同じ寮生活よ?
風呂上がりなんかも見ちゃったりして?
ああいう可愛いところなんかも見れちゃったりして?
健全な男子高生ならいろんなこと想像せずにはいられないっしょ!?
「しかもさ、うちのクラスの女子ってレベル高くねぇ?」
「それは俺も思ってた!」
「そうでもねぇわ」
「女子に失礼だろ、爆豪!」
いつから好きだったのか知らないけど、爆豪はみょうじのことしか見えてなさそうだもんな。
実際可愛いけどね!?
あー、ていうかそうか。
「前にみょうじが可愛くなったって話したじゃん?あれ、爆豪だったんだなぁ」
「あー、なんか前に言ってたな。峰田と議論済みだってやつ」
「そう!だから俺、みょうじは恋してるって言ったろ!?」
「それが爆豪だったってわけか!」
やっぱそういうの当たんだよなぁ、俺。
相手が爆豪だったって言うのは予想外だったけど!
だって爆豪だし。
ていうか爆豪が誰かを好きになるってのも意外だわ。
そういうの全然興味なさそうなのにな。
「爆豪はみょうじのどこに惚れたわけよ?」
瀬呂ナイス!!
そういうの聞きたかった!!
「なんでてめェらに言わなきゃいけねぇんだよ」
「だって今そういう会じゃねーの?」
「そうだそうだー!」
「うっせぇんだよ」
爆豪がチラッとキッチンにいるみょうじを見て、口角が上がるのを誤魔化すために文句を言ってるのを俺は見逃さなかった!
そういうとこの洞察力には長けてんのよ、俺。
「性格いいもんなー。いつでも笑ってて顔も可愛い」
「話しやすいよな!人の好きな物とかちゃんと覚えててくれたりよ!」
「泣くの我慢してるだけだなまえは」
「ほーーー」
たしかにみょうじの泣いたところを見たことがないかもしれない。
そんでやっと爆豪が口開いた!!
男子高生はやっぱ恋バナが大好きなわけよ!!
「俺のことはいいんだよ、散れ非モテ共」
「まぁまぁそう言わずさ!」
でも俺らは健全な男の子だから!!
そういうの興味ある時期だから!!
聞いたら殺されるかもしれないけど聞こう!!
「みょうじっておっぱいでかい?」
「アホ面ァ、てめェ死にてぇのか?アァ!?」
「いや、脱いだらみたいなのあんじゃん!?気になるじゃん!男ならふつうに!! 」
洋服越しだとでかい方だと思うんだけど!
あんだけ部屋に連れ込んだりしてたら見てるっしょ!?さすがに!
爆豪とみょうじもそういうことすんのかな…。
そりゃ付き合ってるしそうか。
あーーさすがにダチとクラスメイトのそういうの想像したいわけじゃねぇんだけど。
「知らねぇよ」
「爆豪~」
「見ても触ってもねぇんだから知るわけねぇだろクソがくたばれ死ね」
え。爆豪くん。きみ、そんななのにヘタレくんなの?
意外。
そういうのもっとガツガツいくタイプなんだと思ってた。
「ヘタレなの?」
「その頭ぶっ飛ばされてぇのか」
やばいやばい。青筋立ってる。
「自分でも引くくれぇ大切にしてやっとんだボケカスが」
その一言に心底みょうじに惚れてんだなと思った。
あの爆豪が大切にしてるって言い切るってすげぇ。
ま、でもそんな惚気けてくる爆豪が新鮮すぎてにやけたけど。
「できたーー!!!」
キッチンの方から麗日とみょうじの声がする。
そういえば甘いいい匂いが漂ってる。
パタパタと足音が聞こえてきて振り返るとキッチンからみょうじが小走りで向かってきてた。
「ねえねえ、お茶子ちゃんとケーキ作ったんだけど一緒に食べる?」
「え!まじ!?いいの!?」
「食う食う!!」
「お願いしますッ!」
「勝己くんどうする?そんなに甘くはないと思うんだけど…」
「食う」
「じゃあ紅茶でも入れてティータイムにしよー!」
爆豪ケーキ食うんだ!?
俺たちに確認を取ると白とピンクの花柄のエプロンを付けたみょうじはキッチンへと戻って行った。
なんか、ああやって女の子がエプロン付けてるのってなんかエロ…。
あ、いや、なんかこれ以上考えるとほんと爆豪に殺されそうだからやめとこ。
みょうじと麗日は楽しそうに準備してんなぁ。
女子のこういうのずっと見てたい。可愛い。
「お待たせしましたー!」
女子2人が切り分けたケーキと紅茶をテーブルに並べてくれる。
うまそう。ガトーショコラだ。チョコの甘くていい匂いがする。
「砂糖くんにコツ教わったから上手く出来てると思うんよ!」
「うん!自信作だよね!」
いただきますと言ってフォークでケーキを切ると口へ運ぶのを麗日とみょうじは俺たちが食べるのを緊張気味で見てる。
口に入れた瞬間チョコの濃厚な甘みが広がった。
けど全然嫌な甘みじゃない。
もっと食べたくなるような、なんか上品な味!
「うっま!!」
「美味い!!」
「ほんと美味い!!」
「よっしゃあ!」
「わぁい!やったぁ!」
俺たちが感想を伝えると2人は喜んでた。
ガッツポーズをする麗日とバンザイをするみょうじ。
この2人って癒し系だなぁ。
なんかずっと見てられる2人って感じ。
「甘ぇ…」
「爆豪くんには甘すぎたかぁ!」
「無理して食べなくて大丈夫だよ」
「食う」
甘い物苦手なくせに皿に盛られたケーキを食べては無糖の紅茶で流し込んでた。
おい、無理して食ってんじゃんそれ!
ケーキってそうやって食うもんじゃないからな!
爆豪からその隣りに座るみょうじに目線を移動させるとすげぇ優しい顔で爆豪のこと見てて、なんかその顔に俺の方が照れる。
「みょうじめっちゃ爆豪のこと好きじゃん…」
「へ!?」
やば。口に出ちゃってた。
みょうじ顔赤くなっちゃった。
毎回毎回こんな初心な反応されたら爆豪が大切にしたくなる気持ちわかる気がする。
「だいすきだよ」
自分が言われてんの!?ってくらいの破壊力ッ!
これ…え、爆豪本当にまだおっぱい触ってないの!?
こんな顔して好きだなんて言われたら俺だったら大切にしたいけど耐えられんかもしれない!!
爆豪は気にせず食ってるし。
「爆豪くんの話したり、爆豪くんと一緒にいる時のなまえちゃん、すっごく可愛い!」
「いいなぁ、爆豪愛されてんなぁ」
「もういいの!私たちのことは!」
「いろいろご馳走様です!」
俺も可愛い彼女ほしー。
そう思わせられるティータイムだったなぁ。
あ、じゃなくてもずっと彼女欲しかったわ。
女子2人が使った皿やらを持って「お邪魔しました!食べてくれてありがとう!」なんて言いながらキッチンに片付けに行った。
麗日とみょうじはほんと仲良いなぁ。
「よかったな、爆豪!みょうじお前のこと大好きだってよ!」
「当たり前だろ舐めんな」
「みょうじはかなりいい女の子だと思う!いろいろ!」
「そんなモンとっくに知ってんだよ。誰にモノ言っとんだ」
爆豪にここまで言わせちゃうみょうじってすげぇわ。
お互い大切に思いあってんのわかるし。
は~~爆豪羨ましい。
彼女ほしーーーー。
Side 爆豪
しょうゆ顔と特にアホ面。あのクソ共なまえのことクソみたいな目で見てやがったのかよ。
俺のことヘタレだとかほざいてやがったしなァ。
ざけんな。こちとらギリギリのとこで理性保ってんだよ。
大切にしてぇからなまえが嫌がることはしたくねェ。
男共はあれからすぐに部屋に戻って行った。
俺はリビングで見る気もねぇテレビを付けて時間を潰した。
口ン中が甘くてしょうがねぇ。
「よし!片付け終わったし1回部屋戻る!あ、爆豪くん待っとるね!またあとで!」
「うん!ありがとう!またあとで!」
キッチンからなまえと丸顔の声が聞こえてきた。
あいつらほんと楽しそうに話してやがるな。
丸顔がエレベーターの方に向かって行くとその後ろからエプロンを外しながらなまえが俺の方に歩いて来た。
「待っててくれたの?」
「ちげぇわ。テレビ見てんだろ」
「へへー、ありがと!」
こいつにはいつも全部見透かされる。
ほんとは待ってた。
あの腐れ男共と談話スペースにいたのも丸顔とケーキ作るって言ってたからだ。
一時も離れたくねぇ、なんて思っちまう。
「上鳴くんたちと何話してたの?」
「……言わねぇ」
「あー!変なこと話してたんでしょー!」
変なとこ勘が鋭いな。
普段はボケっとしてるくせによ。
「もうみんなえっちだなぁ」なんてボヤいてやがるが、てめェのことだわ。
アホ面が変なこと言いやがるから胸に目が行っちまう。
クソが!あのアホ面1回ぶっ飛ばす。
「でも勝己くんってそういうの興味なさそ…わっ!」
こいつ…。俺がどんだけ我慢してると思っとんだ。
思わずソファに押し倒したら俺の腕の間で小さくなってすげぇ驚いた顔してやがる。
「か、勝己くん…?」
「なまえてめェ、俺が男だってことわかってんのか?」
「わ、わかってるよ…」
「好きな女目の前にして何も思わねぇと思ってんのか?こっちは毎回ギリギリで理性保ってんだよ」
俺の言葉を聞くとなまえの顔は一気に赤くなって視線を逸らす。
それからもう一度俺に視線を戻したかと思えば目を泳がせる。
「あの、ね、勝己くんなら、私…」
この女…!!
「…てめェを大切にしてぇって思っとんのに…どんだけ俺のこと煽るんだよ…」
「勝己くんが私のことたくさん考えて大切にしてくれてるの、ちゃんとわかってるよ」
さすがにここは談話スペースだ。
少し残った理性でなまえから体を離して、そのままなまえを担ぎ上げる。
「ちょ、勝己くん!?恥ずかしいからおろして…!」
そんな声は聞こえねぇフリをしてエレベーターに乗り込み俺の部屋へ向かうと内側から鍵をかけてベッドになまえを下ろす。
「あ、あの…」
「散々煽ったんだから覚悟出来てんだよなァ?」
「…うん」
顔を真っ赤に染めながら目をギュッとつぶるなまえの額にキスを落とす。
ガチガチに緊張しちまってる。
そのまま唇に何度か触れるキスをして舌を口内に進める。
「ん…」
キスだけなら何度もした。
すげぇ甘ぇ。さっき食ったケーキみたいな甘さじゃねぇ。
そんなンよりもっと甘ぇ。けど止められねぇ。もっと欲しくなる。
なまえからも力が抜けて来た。
時間をかけてキスをする。
懸命に応えようとするなまえを柄にもなく愛おしく思う。
あー。たまんねぇ…。
服の上から胸を触ると体が跳ねる。
しっかりでけぇ。
アホ面思い出したうぜぇ…。
「か、かつきくん…はずかし…」
潤んだ瞳で、そんなとろけた顔されたら理性飛ぶには十分すぎんだよ。
刺激にとろけた顔も。甘い吐息も。全部が俺を刺激して来やがる。
たまんねぇな…。
けどまだだ。
口では覚悟出来てるなんつっても怖がってるのがわかる。
最後に少し残った理性でなんとか自分を制止する。
正直きちィ。余裕はこれっぽっちもねぇ。
「かつきくん?」
動きを止めた俺を不思議に思ったのかとろけた顔で見つめてくる。
ンだこれ、どんな拷問だよクソ。
「なまえ」
「なぁに?…今日の勝己くんは甘えたさんなの?」
なまえに覆い被さって肩に顔を埋めると俺を抱きしめて頭を撫でて来やがる。
他人とくっつくなんざありえねぇと思ってたのに、なまえには触れててぇと思っちまう。
抱きしめた時の柔らかさも、匂いも、全部が心地いい。
「離れてぇと思っても離さねぇからな」
「うん、私も離してあげないんだからね」
俺がどんだけてめェのことでいっぱいか、どんだけてめェを想ってるか、全部教えてやる。
だから引くくれぇ大事にしてやるわ。
その為だったら理性なんていくらでも保ってやらァ。
とりあえずアホ面ぶっ殺す。