【Kyosuke.F】
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「本当に藤牧と立花って付き合ってるの?」
何度も聞かれるこの質問。
yesとしか答えようがないんだけど。
でもまあ、当事者ながらそう問いたくなるのも分かる。
生活リズムが合わないから登校は別々だし、
休み時間もわざわざ会いに行ったりしないし、
お昼はお互いの親友と食べるし。
確かに、傍から見て付き合ってる感はない。
けどね、京介はしっかり彼氏なのです。
今日、修学旅行の班を決める。
4人で班を作れって指示を受けた私たち。
「立花、誰と作るか決めた?」
隣の席の男子が声をかけてくれた。
「うーん」
京介、一緒になってくれんのかな?
1ミリもその話してなかったし、そういうの嫌がるかな?と思い、返事が曖昧になる。
「まだだったら俺らと「ありえねーから」……は?藤牧?」
後ろからぎゅううと肩を抱かれる。力強っ。
「みには先約ある。ごめん」
「お、おう」
隣の席の子を大きな目でジッと見つめた京介。
その圧に驚いている彼を置いて、抱かれた肩もそのままに京介に引きずられる。
そこにいたのは、京介の親友の髙塚くんと私の親友。
「お、京介来た〜」
ゆるゆると手を振る髙塚くんに手を振り返すと、思いっきりため息をついている京介。
「この4人以外ありえねーだろ普通に」
「……ごめん」
「ほんとヒヤヒヤさせんな」
「うん、気をつける。すぐ断る」
めっちゃ怒られた。
本当は誘ってくれて嬉しいって言えたらいいのに。
言えない自分、ほんと可愛げない。
「京介、やっぱ嫉妬しがちだよね」
「は?ちげえし」
髙塚くんに言われて、彼の首を絞めに(?)行く京介。
仲良しだな〜と眺めていると、親友が寄ってきた。
「ほんと愛されてるねえ、あんた」
「え、何が?」
「藤牧の耳見な」
言われた通りに、じゃれあっている彼氏に目を向けてみる。
「真っ赤だ」
「図星なんじゃん?嫉妬してんの」
ニヤニヤと親友に指摘される。
きっと私の耳も京介とお揃いだ。
「ほーんと素直じゃないよね、あんたたち」
面白すぎる、とまた笑われた。
「班長、どうする?」
落ち着いたふたりが戻って来て、ほぼ名ばかりの班長を決めることに。
そう声をかけてくれた髙塚くん、向いてそうなのに嫌がってるしなあ。
「じゃんけんで良いんじゃないの?」
京介の鶴の一声で、じゃんけんで決めることに。
勝利の女神に見放されたのは、
「え、悲し」
私だった。
「じゃあそれで書いちゃうね」
渡された紙に班のメンバーを書こうとすると、横からシャーペンを奪われる。
「やっぱ俺でいい」
「京介?え、いいよ」
絶対こういうの嫌がるよね?
私の制止の声を無視して、班長に藤牧京介と書いて提出しに行った。
首を傾げる私と、爆笑してる髙塚くんたち。
「ほんっと不器用だなあ」
「マジで見てて飽きない」
なんで代わってくれたんだろう。
その答えは、笑いが収まってきた髙塚くんから知る。
「大好きな彼女に怒られてほしくないんだよ、京介は」
「何かあったときに怒られんの班長だしね」
自由行動の集合時刻に遅れたり、決められた行動範囲を違反してるのが見つかったり。
大概最初に怒られるのは班長。
その役目を代わってくれたってこと?
「ありがと」
帰ってきた京介に伝える。
私は素直になれないことが多いから、一瞬びっくりされたけど。
「ん。せんせー怒らせんなよ」
こっちを見ずに、雑に頭を撫でられた。
数週間で自由行動のときに何をするかを考えることにして、今日のHRは終了。
「京介、今日部活?」
「うん」
「じゃあ待ってる」
「え?」
なんだか家に帰る前にもっと京介といたいと思った。
こんなこと言わないから、すごい目を見開いてる京介。
「……ちょっとやることあるから」
でもやっぱり素直には言えなくて、思いっきり嘘をつく。
「そ?じゃあ教室で待つ?」
「ううん、私が時間見て下駄箱向かう」
「わかった」
じゃ、と京介は同じ部活の人たちのもとに走って行った。
どこならバレずに見えるんだろ?
こっそり髙塚くんに聞いてみる。
「そしたら上の空き教室じゃない?」
「ありがとう!」
「グラウンドに行ってもいいと思うけどね。京介喜ぶよ」
「……ううん、やめとく」
「そう?」
だって、グラウンドには京介推しの女の子たちがいるでしょ?
きっとその子たちを視界に入れてしまったら、嫉妬しちゃうから。
お礼を言って、教えてもらった場所にひとりで向かった。
ボールを必死に目で追いかける姿も、チームメイトに肩を叩かれている姿も、真剣に構える姿も。
全部全部カッコよかった。
「毎週ここいようかな」
嫉妬のために今まで目を背けてきたの、もったいないなあ。
夢中になって京介を目で追っていると、チャイムが鳴って部活が終わった。
何を話そうかなんて考えながら、足取り軽く階段を降りた。
待つこと数分。
タオルで汗を拭いながら、京介がやって来た。
京介と同じ部活の人たちのからかいの声を背に、二人並んで校門を出る。
「ごめん」
「何が」
うるせーから!と言い返している京介に謝ると、聞き返された。
「いや、こんなからかわれると思ってなくて」
「半分俺のせいだし好都合だし、謝んな」
理由が全然分かんない。
それが顔に出ていたのか、京介が正面を向いて言った。
「あいつらにみにの話、したことあるし。今日みたいなこと無くなるなら助かる」
どんな話?
今日みたいなこと?あ、班決めのときか。
“京介、やっぱ嫉妬しがちだよね”
髙塚くんの言葉を思い出して、また顔が暑くなる。
「そんなんいいから、みには何してたの?課題とか?」
話題を逸らすように京介が言う。
「まあ、そんなとこ」
「直近の課題はないはずだけど?」
ニヤッと笑った京介が、顔を覗き込んでくる。
どうしよう、なんて言おう。
黙り込んでいると、京介が爆笑してた。
「ごめん、大夢から聞いた」
「『言わないで』って言って……なかった」
「大夢そういうとこあるからなー」
同情するように言われて、もう白状するしかなくなる。
「うん、京介見てた」
「俺、変な顔してなかった?」
「どうだろうね」
「え?マジで?」
やっぱり、カッコよかったよって言えないな。
京介と目が合っただけで、未だにドキドキしちゃうんだもん。
「グラウンドにいても良いのに。あーでも、からかわれるの嫌か」
「ううん」
誤解されそうで、思いっきり首を横に振ってしまった。
正直、からかわれるのは嫌じゃない。
むしろ、京介の隣にいて良いんだって思えるから、くすぐったいけど嬉しい。
「あのね」
「ん?」
京介の、人の目を見てしっかり話を聞くところが好き。
でも今は緊張する要因にしかならなくて、小さく息を吸う。
「グラウンドには、京介が好きな女の子たちいるでしょ?その子たち見たら、その……嫉妬しちゃうから」
「急にデレんのやめて、マジで」
頭を抱えた京介を見てると、いきなり抱きしめられる。
「俺がみに以外見てると思ってんの?」
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「🐶くんと🐶くんよりツンデレな彼女ちゃん」
京ちゃん初登場!ツンデレって難しい。でも尊い。
眩しすぎるリクエストありがとうございました⸝⋆
実はもう一つのリクエストのお話として、この続きを準備中です🎶
何度も聞かれるこの質問。
yesとしか答えようがないんだけど。
でもまあ、当事者ながらそう問いたくなるのも分かる。
生活リズムが合わないから登校は別々だし、
休み時間もわざわざ会いに行ったりしないし、
お昼はお互いの親友と食べるし。
確かに、傍から見て付き合ってる感はない。
けどね、京介はしっかり彼氏なのです。
今日、修学旅行の班を決める。
4人で班を作れって指示を受けた私たち。
「立花、誰と作るか決めた?」
隣の席の男子が声をかけてくれた。
「うーん」
京介、一緒になってくれんのかな?
1ミリもその話してなかったし、そういうの嫌がるかな?と思い、返事が曖昧になる。
「まだだったら俺らと「ありえねーから」……は?藤牧?」
後ろからぎゅううと肩を抱かれる。力強っ。
「みには先約ある。ごめん」
「お、おう」
隣の席の子を大きな目でジッと見つめた京介。
その圧に驚いている彼を置いて、抱かれた肩もそのままに京介に引きずられる。
そこにいたのは、京介の親友の髙塚くんと私の親友。
「お、京介来た〜」
ゆるゆると手を振る髙塚くんに手を振り返すと、思いっきりため息をついている京介。
「この4人以外ありえねーだろ普通に」
「……ごめん」
「ほんとヒヤヒヤさせんな」
「うん、気をつける。すぐ断る」
めっちゃ怒られた。
本当は誘ってくれて嬉しいって言えたらいいのに。
言えない自分、ほんと可愛げない。
「京介、やっぱ嫉妬しがちだよね」
「は?ちげえし」
髙塚くんに言われて、彼の首を絞めに(?)行く京介。
仲良しだな〜と眺めていると、親友が寄ってきた。
「ほんと愛されてるねえ、あんた」
「え、何が?」
「藤牧の耳見な」
言われた通りに、じゃれあっている彼氏に目を向けてみる。
「真っ赤だ」
「図星なんじゃん?嫉妬してんの」
ニヤニヤと親友に指摘される。
きっと私の耳も京介とお揃いだ。
「ほーんと素直じゃないよね、あんたたち」
面白すぎる、とまた笑われた。
「班長、どうする?」
落ち着いたふたりが戻って来て、ほぼ名ばかりの班長を決めることに。
そう声をかけてくれた髙塚くん、向いてそうなのに嫌がってるしなあ。
「じゃんけんで良いんじゃないの?」
京介の鶴の一声で、じゃんけんで決めることに。
勝利の女神に見放されたのは、
「え、悲し」
私だった。
「じゃあそれで書いちゃうね」
渡された紙に班のメンバーを書こうとすると、横からシャーペンを奪われる。
「やっぱ俺でいい」
「京介?え、いいよ」
絶対こういうの嫌がるよね?
私の制止の声を無視して、班長に藤牧京介と書いて提出しに行った。
首を傾げる私と、爆笑してる髙塚くんたち。
「ほんっと不器用だなあ」
「マジで見てて飽きない」
なんで代わってくれたんだろう。
その答えは、笑いが収まってきた髙塚くんから知る。
「大好きな彼女に怒られてほしくないんだよ、京介は」
「何かあったときに怒られんの班長だしね」
自由行動の集合時刻に遅れたり、決められた行動範囲を違反してるのが見つかったり。
大概最初に怒られるのは班長。
その役目を代わってくれたってこと?
「ありがと」
帰ってきた京介に伝える。
私は素直になれないことが多いから、一瞬びっくりされたけど。
「ん。せんせー怒らせんなよ」
こっちを見ずに、雑に頭を撫でられた。
数週間で自由行動のときに何をするかを考えることにして、今日のHRは終了。
「京介、今日部活?」
「うん」
「じゃあ待ってる」
「え?」
なんだか家に帰る前にもっと京介といたいと思った。
こんなこと言わないから、すごい目を見開いてる京介。
「……ちょっとやることあるから」
でもやっぱり素直には言えなくて、思いっきり嘘をつく。
「そ?じゃあ教室で待つ?」
「ううん、私が時間見て下駄箱向かう」
「わかった」
じゃ、と京介は同じ部活の人たちのもとに走って行った。
どこならバレずに見えるんだろ?
こっそり髙塚くんに聞いてみる。
「そしたら上の空き教室じゃない?」
「ありがとう!」
「グラウンドに行ってもいいと思うけどね。京介喜ぶよ」
「……ううん、やめとく」
「そう?」
だって、グラウンドには京介推しの女の子たちがいるでしょ?
きっとその子たちを視界に入れてしまったら、嫉妬しちゃうから。
お礼を言って、教えてもらった場所にひとりで向かった。
ボールを必死に目で追いかける姿も、チームメイトに肩を叩かれている姿も、真剣に構える姿も。
全部全部カッコよかった。
「毎週ここいようかな」
嫉妬のために今まで目を背けてきたの、もったいないなあ。
夢中になって京介を目で追っていると、チャイムが鳴って部活が終わった。
何を話そうかなんて考えながら、足取り軽く階段を降りた。
待つこと数分。
タオルで汗を拭いながら、京介がやって来た。
京介と同じ部活の人たちのからかいの声を背に、二人並んで校門を出る。
「ごめん」
「何が」
うるせーから!と言い返している京介に謝ると、聞き返された。
「いや、こんなからかわれると思ってなくて」
「半分俺のせいだし好都合だし、謝んな」
理由が全然分かんない。
それが顔に出ていたのか、京介が正面を向いて言った。
「あいつらにみにの話、したことあるし。今日みたいなこと無くなるなら助かる」
どんな話?
今日みたいなこと?あ、班決めのときか。
“京介、やっぱ嫉妬しがちだよね”
髙塚くんの言葉を思い出して、また顔が暑くなる。
「そんなんいいから、みには何してたの?課題とか?」
話題を逸らすように京介が言う。
「まあ、そんなとこ」
「直近の課題はないはずだけど?」
ニヤッと笑った京介が、顔を覗き込んでくる。
どうしよう、なんて言おう。
黙り込んでいると、京介が爆笑してた。
「ごめん、大夢から聞いた」
「『言わないで』って言って……なかった」
「大夢そういうとこあるからなー」
同情するように言われて、もう白状するしかなくなる。
「うん、京介見てた」
「俺、変な顔してなかった?」
「どうだろうね」
「え?マジで?」
やっぱり、カッコよかったよって言えないな。
京介と目が合っただけで、未だにドキドキしちゃうんだもん。
「グラウンドにいても良いのに。あーでも、からかわれるの嫌か」
「ううん」
誤解されそうで、思いっきり首を横に振ってしまった。
正直、からかわれるのは嫌じゃない。
むしろ、京介の隣にいて良いんだって思えるから、くすぐったいけど嬉しい。
「あのね」
「ん?」
京介の、人の目を見てしっかり話を聞くところが好き。
でも今は緊張する要因にしかならなくて、小さく息を吸う。
「グラウンドには、京介が好きな女の子たちいるでしょ?その子たち見たら、その……嫉妬しちゃうから」
「急にデレんのやめて、マジで」
頭を抱えた京介を見てると、いきなり抱きしめられる。
「俺がみに以外見てると思ってんの?」
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「🐶くんと🐶くんよりツンデレな彼女ちゃん」
京ちゃん初登場!ツンデレって難しい。でも尊い。
眩しすぎるリクエストありがとうございました⸝⋆
実はもう一つのリクエストのお話として、この続きを準備中です🎶
