【Takeru.G】
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例えば、彼氏の髪型の変化に気づいたとき。
「髪、切った?」
「え、そうなんよ、昨日な!」
1週間ぶりに会えた威尊に聞いてみると、しっかり当たってた。
そして、どう思う?と期待するような視線がこっちを向いた。
……っていうのは分かってるんだけど。
「そっかあ」
しか言えないのが、相も変わらず素直になれなければ可愛げもない私で。
かっこいいな、とか、それ以上他の女の子にかっこよさ知らせなくていいんだよ、とか、思うけど。
そんな可愛い女の子が口に出せそうな言葉は、喉までしか出てこなかった。
ところが、最近の威尊はどうしたのか、それで許してはくれなくて。
「どう?」
気まずくて逸らした視線にぶつかるように、こっちを見てくるから。
ふにゃりとした笑顔がこっちを向いて、言ってみて?と言わんばかりの圧を感じる。
「か、」
「か?」
頑張ってもこれしか出ないし、てかかっこいいの嬉しいけどモテて欲しくないから複雑だし。
悩みながら、もう一回口を開いてみる。
「……やっぱ無理」
「ええ〜みに、前のほうがよかった?」
威尊はしゅんと眉毛を下げてしまってるから、慌ててそれは否定する。
「違う違う違う、そういうことじゃない」
「ほんまにぃ?」
「う、うん……っていうより」
「ん?」
どんな髪型してたって、どんな顔してたって、威尊はかっこいいんだ。
坊主だって白髪だって、浮腫んでたって真っ黒に日焼けしたって、中身は変わんないんだから。
「なんでも、いいと思う」
伝えられる範囲の言葉を探したら、なんか絶対間違えたワードチョイスをしてしまった。
これじゃ興味がまるでないみたいだ、全くそんなことないのに。
「そっかあ」
「あ、違、違わないけど、」
「へへ、落ち着きや」
絶対マイナスに捉えてるのに、威尊はうまく伝わらなくて焦る私を優しく見守ってくれて。
そっと両肩に手を置いて、とんとんと叩いてくれた。
「何してても、素敵だと思うよ」
だから結局、回り道をしてもなんとか伝えることができて。
そこまで待ってくれて、やっと届いた言葉に嬉しそうにしてくれる威尊は本当に優しい。
「へへ、じゃあこれはあ?」
さらに最初に戻るから、さっきより緊張が収まって言えるようになるんだ。
「かっこいい、と思う」
「ふふ、ほんま?良かったあ」
私も言えて満足して、威尊も聞けて満足して。
こうして優しい空気を作ってくれるのは、100%威尊のおかげだ。
「……ってことがあって!もうほんと、いつ嫌われてもおかしくないよねえ?」
毎回、威尊と私のキューピッドみたいな私の友達と会うと、こうなっちゃう。
だって彼女、面白がってどんどんアルコール足してきて、楽しくなってるのもあって飲み過ぎちゃうんだもん……
「まーたそんななってんのかあんたは」
「言えないんだよお……かっこよすぎるのやだ……私も素直に言えないし他の子にモテちゃうよ」
「はは、でもそんなところが?」
「……ねえあんた相手でも言えないのやばいよねえ?」
「これもダメなんかい」
素直になりたいな、とは思ってる。
そのほうが女の子って、可愛げがあるでしょ?
なのに、私っていつも言葉をアウトプットできないんだ。
「素直にはなりたいとは思ってるよ?」
「じゃあ私に対しても素直に『会いたい』って言えし。なんで『焼き鳥おいしそう』って店送ってくんの」
「ええだって、なんか恥ずかしいし、きもいと思われたくないし……」
「今さらそんなん思わないのに、アイツだってそうでしょ」
そう言われると、ぐうの音も出ない。
ストレートに言うって、私にとっては勇気がいることなんだもん。
ちょっとふざけたり、回り道したりしたら、断られたり嫌な顔されても、傷つかない気がするから。
「まいいや、飲め飲め、飲んで素直になれ」
「お酒に頼らないと素直になれないのもダメだよね……」
「頼らない限り1ミリも素直じゃないでしょうが」
グラスが空になる度にすかさずおかわりを頼んでくれる友だちは、優しいんだか面白がってるんだかわかんないけど。
今日はなんだか疲れてるのか、自分への情けなさなのか、いつもより酔いが回るのが早いような気がしてきた。
「よっし、呼ぼ、後藤」
「威尊を〜?」
「いやあんた、それひとりで帰すの心配だわ」
「へええ?」
「出来上がってんなこれ、まあここまでが狙いだけどさ」
「んん〜?」
なんか言ってるのはわかるけど、その内容はふわふわして頭に入ってこない。
電話してるのをぼんやり眺めながら、一番美味しかったつくねの2本目を食べ終わると、だんだん眠くなってきて。
「ねえ、飲ませすぎやって」
「ごめんて、でもシェアしようよこの子の言ってること」
「……そういうこと?」
「当たり前。かわいーこと言ってるから教えあげようと思って?」
「はは、なら聞くわ」
大好きな声たちが交差してるのを感じながら、微睡みに身を任せたまま。
Side:Takeru
“みに迎えに来てー”
まあ、正直そうなるとは思っとったわ。
みにのことだけ喋ってるトーク画面に新規通知が来て、それを見た瞬間コート羽織ってタクシーを呼んだ。
みには今日コイツと飲むって言って楽しみにしてたし、まあなんか……コイツどうせみにのこと潰すだろうし。
高揚しながら車に揺られて店に着くと、予想通りふにゃっふにゃのみにと、ヨッと手を挙げてる腐れ縁がいた。
「みにさあ、また『かっこよすぎるのやだ……私も素直に言えないし他の子にモテちゃうよ』とか言ってましたけど」
「やっぱり?あーほんまかわい」
眠そうにしてるみにの髪をはらりと撫でると、少し柔らかい表情にもなるから二重にきゅんとする。
やっぱ私がみにと付き合う、なんて冷やかしは無視。
「どう考えても目とか表情に出てんのに、言葉に出来ないのだけ気にしてん」
「ずっとそうだよね、破壊力やばすぎ」
「ほんまほんま、プラス言葉にしようって頑張ってくれてんのが愛おしいんよ」
「しなくたって充分伝わってるわ!ってね」
「それに気づいてへんのも、本心ってわかるからなあ」
素直に言えなくてごめんね、なんてすぐみには口にするけど。
みにの優しい目や表情を見れば、照れてるのやって大事に思ってくれてるのやって、全部伝わってくるもん。
それに無自覚なとこが、ほんま、ずるいとこで。
まあ最近は頑張って言葉にしようとしてるところも、なんとか伝えてくれるところも、伝えられたら満足してるところも、全部可愛いから、ちょっと頑張らせちゃってる俺もいるけど。
「夜もそうなの?」
「……いや、言うわけないよな?俺シラフやで」
「引っかかんないか」
ケラケラ笑ってるこいつも、結局みにのことが大好きで仕方ないのに、みには気づいてない。
「ま、二人がずっとラブラブで嬉しいよ」
「ほんまありがと」
こんなに周りに愛されてるのに気づかず寝てるみにが可愛い俺らと、冬の夜。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「素直になりたい。が口ぐせの彼女だが、彼の前だけの天邪鬼」
想像と違うよ〜😟ってことだったら、また教えてください!すみません🙇♀️
リクエスト「素直になれない彼女ちゃんを素直にさせようとするたけち」
りひちよは、こういう子を懐柔するのがうまそうだと思ってます😗一枚上手なたけち、萌えるなあ。ありがとうございます🕊️
「髪、切った?」
「え、そうなんよ、昨日な!」
1週間ぶりに会えた威尊に聞いてみると、しっかり当たってた。
そして、どう思う?と期待するような視線がこっちを向いた。
……っていうのは分かってるんだけど。
「そっかあ」
しか言えないのが、相も変わらず素直になれなければ可愛げもない私で。
かっこいいな、とか、それ以上他の女の子にかっこよさ知らせなくていいんだよ、とか、思うけど。
そんな可愛い女の子が口に出せそうな言葉は、喉までしか出てこなかった。
ところが、最近の威尊はどうしたのか、それで許してはくれなくて。
「どう?」
気まずくて逸らした視線にぶつかるように、こっちを見てくるから。
ふにゃりとした笑顔がこっちを向いて、言ってみて?と言わんばかりの圧を感じる。
「か、」
「か?」
頑張ってもこれしか出ないし、てかかっこいいの嬉しいけどモテて欲しくないから複雑だし。
悩みながら、もう一回口を開いてみる。
「……やっぱ無理」
「ええ〜みに、前のほうがよかった?」
威尊はしゅんと眉毛を下げてしまってるから、慌ててそれは否定する。
「違う違う違う、そういうことじゃない」
「ほんまにぃ?」
「う、うん……っていうより」
「ん?」
どんな髪型してたって、どんな顔してたって、威尊はかっこいいんだ。
坊主だって白髪だって、浮腫んでたって真っ黒に日焼けしたって、中身は変わんないんだから。
「なんでも、いいと思う」
伝えられる範囲の言葉を探したら、なんか絶対間違えたワードチョイスをしてしまった。
これじゃ興味がまるでないみたいだ、全くそんなことないのに。
「そっかあ」
「あ、違、違わないけど、」
「へへ、落ち着きや」
絶対マイナスに捉えてるのに、威尊はうまく伝わらなくて焦る私を優しく見守ってくれて。
そっと両肩に手を置いて、とんとんと叩いてくれた。
「何してても、素敵だと思うよ」
だから結局、回り道をしてもなんとか伝えることができて。
そこまで待ってくれて、やっと届いた言葉に嬉しそうにしてくれる威尊は本当に優しい。
「へへ、じゃあこれはあ?」
さらに最初に戻るから、さっきより緊張が収まって言えるようになるんだ。
「かっこいい、と思う」
「ふふ、ほんま?良かったあ」
私も言えて満足して、威尊も聞けて満足して。
こうして優しい空気を作ってくれるのは、100%威尊のおかげだ。
「……ってことがあって!もうほんと、いつ嫌われてもおかしくないよねえ?」
毎回、威尊と私のキューピッドみたいな私の友達と会うと、こうなっちゃう。
だって彼女、面白がってどんどんアルコール足してきて、楽しくなってるのもあって飲み過ぎちゃうんだもん……
「まーたそんななってんのかあんたは」
「言えないんだよお……かっこよすぎるのやだ……私も素直に言えないし他の子にモテちゃうよ」
「はは、でもそんなところが?」
「……ねえあんた相手でも言えないのやばいよねえ?」
「これもダメなんかい」
素直になりたいな、とは思ってる。
そのほうが女の子って、可愛げがあるでしょ?
なのに、私っていつも言葉をアウトプットできないんだ。
「素直にはなりたいとは思ってるよ?」
「じゃあ私に対しても素直に『会いたい』って言えし。なんで『焼き鳥おいしそう』って店送ってくんの」
「ええだって、なんか恥ずかしいし、きもいと思われたくないし……」
「今さらそんなん思わないのに、アイツだってそうでしょ」
そう言われると、ぐうの音も出ない。
ストレートに言うって、私にとっては勇気がいることなんだもん。
ちょっとふざけたり、回り道したりしたら、断られたり嫌な顔されても、傷つかない気がするから。
「まいいや、飲め飲め、飲んで素直になれ」
「お酒に頼らないと素直になれないのもダメだよね……」
「頼らない限り1ミリも素直じゃないでしょうが」
グラスが空になる度にすかさずおかわりを頼んでくれる友だちは、優しいんだか面白がってるんだかわかんないけど。
今日はなんだか疲れてるのか、自分への情けなさなのか、いつもより酔いが回るのが早いような気がしてきた。
「よっし、呼ぼ、後藤」
「威尊を〜?」
「いやあんた、それひとりで帰すの心配だわ」
「へええ?」
「出来上がってんなこれ、まあここまでが狙いだけどさ」
「んん〜?」
なんか言ってるのはわかるけど、その内容はふわふわして頭に入ってこない。
電話してるのをぼんやり眺めながら、一番美味しかったつくねの2本目を食べ終わると、だんだん眠くなってきて。
「ねえ、飲ませすぎやって」
「ごめんて、でもシェアしようよこの子の言ってること」
「……そういうこと?」
「当たり前。かわいーこと言ってるから教えあげようと思って?」
「はは、なら聞くわ」
大好きな声たちが交差してるのを感じながら、微睡みに身を任せたまま。
Side:Takeru
“みに迎えに来てー”
まあ、正直そうなるとは思っとったわ。
みにのことだけ喋ってるトーク画面に新規通知が来て、それを見た瞬間コート羽織ってタクシーを呼んだ。
みには今日コイツと飲むって言って楽しみにしてたし、まあなんか……コイツどうせみにのこと潰すだろうし。
高揚しながら車に揺られて店に着くと、予想通りふにゃっふにゃのみにと、ヨッと手を挙げてる腐れ縁がいた。
「みにさあ、また『かっこよすぎるのやだ……私も素直に言えないし他の子にモテちゃうよ』とか言ってましたけど」
「やっぱり?あーほんまかわい」
眠そうにしてるみにの髪をはらりと撫でると、少し柔らかい表情にもなるから二重にきゅんとする。
やっぱ私がみにと付き合う、なんて冷やかしは無視。
「どう考えても目とか表情に出てんのに、言葉に出来ないのだけ気にしてん」
「ずっとそうだよね、破壊力やばすぎ」
「ほんまほんま、プラス言葉にしようって頑張ってくれてんのが愛おしいんよ」
「しなくたって充分伝わってるわ!ってね」
「それに気づいてへんのも、本心ってわかるからなあ」
素直に言えなくてごめんね、なんてすぐみには口にするけど。
みにの優しい目や表情を見れば、照れてるのやって大事に思ってくれてるのやって、全部伝わってくるもん。
それに無自覚なとこが、ほんま、ずるいとこで。
まあ最近は頑張って言葉にしようとしてるところも、なんとか伝えてくれるところも、伝えられたら満足してるところも、全部可愛いから、ちょっと頑張らせちゃってる俺もいるけど。
「夜もそうなの?」
「……いや、言うわけないよな?俺シラフやで」
「引っかかんないか」
ケラケラ笑ってるこいつも、結局みにのことが大好きで仕方ないのに、みには気づいてない。
「ま、二人がずっとラブラブで嬉しいよ」
「ほんまありがと」
こんなに周りに愛されてるのに気づかず寝てるみにが可愛い俺らと、冬の夜。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「素直になりたい。が口ぐせの彼女だが、彼の前だけの天邪鬼」
想像と違うよ〜😟ってことだったら、また教えてください!すみません🙇♀️
リクエスト「素直になれない彼女ちゃんを素直にさせようとするたけち」
りひちよは、こういう子を懐柔するのがうまそうだと思ってます😗一枚上手なたけち、萌えるなあ。ありがとうございます🕊️
