【Hiromu.T】
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「ねえ、みに?」
「なに、改まって」
出会った記念日の夜、大夢の運転で辿り着いたのは夜景が煌めく街を見下ろせる丘の上だった。
一緒に出掛けた回数は計り知れないほどあるのに一日中楽しくて、連れて行ってくれたご飯も美味しくて、幸福感でいっぱいの夜。
柔らかい風に当たって目を瞑っていると、大夢の心地良い声が耳に届いて振り返る。
「今まで、ありがとう」
「え?こちらこそ、だよ?」
観光名所ってわけでもないから、周りに人はいない。
優しい目でこちらを見る大夢が少しだけ震えているように見えて、何故か恐る恐るお礼を返した。
「俺は一生みにと生きていきたい。だから、」
目を瞑って息を吸ったこの一瞬の大夢の姿が、はっきりと目に焼き付いた。
「結婚してください」
こんなに楽しい1日が続くのが、あまりにも嬉しくて。
大夢と描く未来が曖昧なものじゃなくて、はっきりと輪郭の持ったものになるのが、幸せで。
「はい、よろしくお願いします!」
泣きながら抱き着きに行くと、笑いながらしっかりと受け止めてくれた。
……いや、笑いながらちょっと泣いてる声がする。
「へへ、ありがとう」
「勇気出して言ってくれて、ありがとう大夢」
「俺から言いたかったから」
とんとんと背中を優しく叩きながら、大夢だって絶対泣いてる。
しばらくそのままでいると、大夢の片手がポケットに移動した。
「ん?」
「これは、彼氏の俺から彼女のみにに送る最後の手紙」
差し出されたそれは、夜だから良く見えないけど愛が詰まってるって絶対わかる。
嬉しすぎてすぐにでも受け取りたいのに、でも。
「どうしよ、止まんない……」
泣きすぎてて、今受け取ったら折角の紙を濡らしてしまう気がする。
彼女……いやもう奥さんなのかな……の泣き顔を見すぎたせいかもう落ち着いたらしい大夢は、ハンカチを取り出して、笑いながらずっと目に当ててくれた。
「泣きすぎ」
「だって……」
「嬉しいけどね?これ以上泣かせないようにしないとなあ」
笑いながらさらっとカッコイイことを誓ってくれた大夢は、そっと私の左手をとって薬指をなぞった。
「まだ指輪選んでないから、一緒に考えよう?」
「うん」
私の性格まで把握しての行動なのかな。
また泣いてる私を笑って、大夢はそっとキスをくれた。
__Inspired by “エンドロール”(sumika)
「なに、改まって」
出会った記念日の夜、大夢の運転で辿り着いたのは夜景が煌めく街を見下ろせる丘の上だった。
一緒に出掛けた回数は計り知れないほどあるのに一日中楽しくて、連れて行ってくれたご飯も美味しくて、幸福感でいっぱいの夜。
柔らかい風に当たって目を瞑っていると、大夢の心地良い声が耳に届いて振り返る。
「今まで、ありがとう」
「え?こちらこそ、だよ?」
観光名所ってわけでもないから、周りに人はいない。
優しい目でこちらを見る大夢が少しだけ震えているように見えて、何故か恐る恐るお礼を返した。
「俺は一生みにと生きていきたい。だから、」
目を瞑って息を吸ったこの一瞬の大夢の姿が、はっきりと目に焼き付いた。
「結婚してください」
こんなに楽しい1日が続くのが、あまりにも嬉しくて。
大夢と描く未来が曖昧なものじゃなくて、はっきりと輪郭の持ったものになるのが、幸せで。
「はい、よろしくお願いします!」
泣きながら抱き着きに行くと、笑いながらしっかりと受け止めてくれた。
……いや、笑いながらちょっと泣いてる声がする。
「へへ、ありがとう」
「勇気出して言ってくれて、ありがとう大夢」
「俺から言いたかったから」
とんとんと背中を優しく叩きながら、大夢だって絶対泣いてる。
しばらくそのままでいると、大夢の片手がポケットに移動した。
「ん?」
「これは、彼氏の俺から彼女のみにに送る最後の手紙」
差し出されたそれは、夜だから良く見えないけど愛が詰まってるって絶対わかる。
嬉しすぎてすぐにでも受け取りたいのに、でも。
「どうしよ、止まんない……」
泣きすぎてて、今受け取ったら折角の紙を濡らしてしまう気がする。
彼女……いやもう奥さんなのかな……の泣き顔を見すぎたせいかもう落ち着いたらしい大夢は、ハンカチを取り出して、笑いながらずっと目に当ててくれた。
「泣きすぎ」
「だって……」
「嬉しいけどね?これ以上泣かせないようにしないとなあ」
笑いながらさらっとカッコイイことを誓ってくれた大夢は、そっと私の左手をとって薬指をなぞった。
「まだ指輪選んでないから、一緒に考えよう?」
「うん」
私の性格まで把握しての行動なのかな。
また泣いてる私を笑って、大夢はそっとキスをくれた。
__Inspired by “エンドロール”(sumika)
