【Takumi.O】
おなまえ設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
彼に誘われて、一緒に過ごした思い出の場所を巡る。
最後に着いたのは、チェーン店のカラオケ。だけど、私たちにとっては数え切れないくらい通った場所だから、立派な思い出の一つ。
「らっしゃっせー」
受付に立つバイトさんは流石に人は変わってるけど、そのやる気のなさは相変わらずで笑いが込み上げてきた。
「学生料金って安かったんやな……」
「大人には優しくないよね」
フリータイムで2人分頼んで伝票をもらい、移動しながらそんな会話を交わす。
案内図を見なくても番号でどの部屋か大体わかった。
「最初は決まってるやろ?」
「まあね」
匠海が機械を操作してくれて、定番の最初の歌が再生される。その間にマイクを2本取って、片方を匠海の近くに置く。
音量を調節しながら一緒に歌ったらやっぱり楽しくて、すぐにノリノリになってきてしまった。
「なんか、うまなった?」
「匠海がね?」
前来てたときも通ってただけあって高得点ではあったけと、今も負けず劣らずの点数が表示された。
「おー!やっぱすごない?俺ら」
「すごい!もっと歌お」
交互に好きな曲を予約して、とにかく歌う。
何曲か過ぎたあと、予約履歴を確認していると匠海が入れている曲の法則に気がついた。
いつもバラードが多いし、それなりにキュンとするフレーズが入った歌も歌うから気づかなかったけど。
「気づいた?」
「……たぶん」
手元の機械を凝視してると自分の予約なんかする前に匠海の歌は終わってて、目が合った。
「俺日本語うまくないから、どうやったらちゃんとみにに伝えられるやろって考えて……やっぱり歌、だったんよ」
「うん」
「じゃあ最後に1曲、聴いてください」
そっと機械を受け取って匠海が入れた曲は、王道のラブソング。
イントロでピンときた私を微笑んで見つめたあと、横からぎゅって手を握られる。
一曲の間ずっと目が逸らせなくて、ただ見つめながら聴いてると、勝手に涙が出てきた。
歌い終わった匠海は、少しオロオロしてからひとつ深呼吸をして、体の向きをこっちに変えた。
「ほんと、百年先も愛を誓います」
頷くのが精一杯の私を、迷いながら抱き寄せてくれる。
「結婚してください」
あったかい腕の中、ありったけの気持ちを込めて頷いた。
__Inspired by “One Love”(嵐)
最後に着いたのは、チェーン店のカラオケ。だけど、私たちにとっては数え切れないくらい通った場所だから、立派な思い出の一つ。
「らっしゃっせー」
受付に立つバイトさんは流石に人は変わってるけど、そのやる気のなさは相変わらずで笑いが込み上げてきた。
「学生料金って安かったんやな……」
「大人には優しくないよね」
フリータイムで2人分頼んで伝票をもらい、移動しながらそんな会話を交わす。
案内図を見なくても番号でどの部屋か大体わかった。
「最初は決まってるやろ?」
「まあね」
匠海が機械を操作してくれて、定番の最初の歌が再生される。その間にマイクを2本取って、片方を匠海の近くに置く。
音量を調節しながら一緒に歌ったらやっぱり楽しくて、すぐにノリノリになってきてしまった。
「なんか、うまなった?」
「匠海がね?」
前来てたときも通ってただけあって高得点ではあったけと、今も負けず劣らずの点数が表示された。
「おー!やっぱすごない?俺ら」
「すごい!もっと歌お」
交互に好きな曲を予約して、とにかく歌う。
何曲か過ぎたあと、予約履歴を確認していると匠海が入れている曲の法則に気がついた。
いつもバラードが多いし、それなりにキュンとするフレーズが入った歌も歌うから気づかなかったけど。
「気づいた?」
「……たぶん」
手元の機械を凝視してると自分の予約なんかする前に匠海の歌は終わってて、目が合った。
「俺日本語うまくないから、どうやったらちゃんとみにに伝えられるやろって考えて……やっぱり歌、だったんよ」
「うん」
「じゃあ最後に1曲、聴いてください」
そっと機械を受け取って匠海が入れた曲は、王道のラブソング。
イントロでピンときた私を微笑んで見つめたあと、横からぎゅって手を握られる。
一曲の間ずっと目が逸らせなくて、ただ見つめながら聴いてると、勝手に涙が出てきた。
歌い終わった匠海は、少しオロオロしてからひとつ深呼吸をして、体の向きをこっちに変えた。
「ほんと、百年先も愛を誓います」
頷くのが精一杯の私を、迷いながら抱き寄せてくれる。
「結婚してください」
あったかい腕の中、ありったけの気持ちを込めて頷いた。
__Inspired by “One Love”(嵐)
