【Rihito.I】
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「これは?」
「え、ちょ、どこに置くの?」
同居にあたって結構急いで家具を揃えたから家がシンプルすぎるかもね、って会話したのが最近。
理人と遊び心満載の雑貨屋さんに来てみたら、大興奮の彼は意味不明なオブジェを手に取って大喜びで見せてきた。
……相変わらず芸術性が高すぎてついていけないんだよなあ。
「テレビの横にあったらおもろくない?」
「ん?そもそもこれ何?」
「深海魚。いひひ、みに絶対刺さってない顔してるやん」
楽しそうに笑って丁寧に予選敗退のオブジェを棚に戻し、またすぐ近くに戻ってきた。
「やっぱりどっちも気に入るものじゃないとね。毎日見るわけだから」
「理人のお気に入りでもいいよ?」
「いいや!みにが気に行ってない時点でもうそれは俺のお気に入りではない」
ふふん、と得意げに言っては左手薬指の指輪をつついてきた。
「なに?」
「『理人チョイスでいいよ』って言ってたけど、一緒に考えて良かったやろ?」
「……確かに」
指輪を差し出して跪いてプロポーズ、みたいな感じじゃなくて。
「みにの好み分かる自信はあるけど、一生ものだから一緒に見に行こ?」って言ってくれたから、ジュエリーショップをいくつかこうして一緒に歩いて決めた。
「そう考えたら、俺らいっつもなんか決めるとき一緒にやってんやな」
「理人が優しいからじゃない?」
「違う違う!俺らが仲良しだから」
絶対今の、語尾にハートマークついてた。
「そういうことでいいよ」
「つれないねえ奥さん」
口ではそう言いながら理人はまたビビッと来たものを見つけたようで。
繋いだ手を引っ張られて、ちょっとその無邪気さが面白くなってきてしまった。
「これ!って何笑ってるん」
「いや?子供っぽいななんて全く思ってないし」
「若干ディスっとんなそれ」
おい~と言いながらその自覚はあったのか照れたように顔を背けた。
「この恐竜みにっぽくてかわいくない?とか言えんやんもう」
「それはもう子供だわ」
あまりにタイミングが合いすぎていて、目を合わせて爆笑してしまった。
たぶんソファの上だったらふたりで笑い転げてた。
「そもそも恐竜に似てるって何?」
「いや俺もわからん。感覚よ感覚」
恐竜に何の感情も持ったことなかったけど、理人が私に似てると言ったその子はつぶらな瞳をしていて。
理人の手のひらで包まれて心なしか安心した表情を浮かべてるように見えてきて、愛着湧いてきちゃった。
「ちょっといいかもしれない」
「ええ!?思わぬヒットに困惑してる今」
「私もだよ」
理人はただ私に見せたくて言っただけで、私が気に入るのは想定外だったらしい。
驚きながらも「じゃあこれ候補1ね」と言いながら頭にメモするように言った。
「やっぱみにって時々わからんな。一緒に来てよかったわ」
「私もわかってない」
「じゃあ誰もわからんやん」
店内を歩きながら、のんびりと理人がつっこむ。
ほんとだよねって言おうと思ったら、勢いよく理人がこっちを向いた。
「じゃあ俺が一生かけてみにのこと理解する」
「……えーっと、プロポーズ?」
「もう結婚しとるわ」
結婚の申し込みみたいな胸キュンフレーズが聞こえたからそう呟かずにはいられなかったんだけど、冷静に事実が返ってきた。
「あー!あれいいかも」
「このタイミングのそれは照れ隠しなのかガチでいいと思っとるんかわからんて」
図星すぎる。
話題を逸らそうと思って目線を棚に向けたら、いいの見つけちゃっただけ。
「ポップコーンマシン、かわいくない?」
「え、かわいい」
少しレトロな見た目のマシンだけど、本当にポップコーンが作れるらしい。
割と一緒に映画見るし、その度にワクワクできたら素敵じゃない?
「めっちゃいいこれ。正解これじゃん?」
「ほんと?理人も微妙な反応していいんだよ」
「いやガチの反応しかしてない」
気を遣ってるのかと思ったけど、本心からそう言ってるらしい。
疑うように目を覗きこんで見たけど、優しい瞳に「ん?」と押し返されるだけだった。
「えーもうこれは買ってこ」
「やったー採用」
他にもいくつか見回って、その度にコメントしあって爆笑して。でも多すぎるからまた来ようって約束して。
給料日が近くてちょっと調子に乗ってた私たちは、即決だったポップコーンマシンも候補1だった恐竜ちゃん(家に帰って名前を付けることになった)も買い込んでお店を出た。
「結構楽しみすぎたな」
「ね。夜ご飯節約する?」
ここで楽しみすぎたから、おしゃれなディナーはまた次のデートにお預けすることにして家に帰る。
「みにが大変じゃないなら」
「冷蔵庫にそこそこあったはずだし全然」
「うおお!天才やんけ」
大袈裟なくらいに褒めてくれる理人の両腕には、本日の戦利品。
これから家で笑いながら開封するんだろうなって思ったら、家に帰るのも楽しみになってきて。
幸せってこうなのかもって、ちょっと考えた。
「ポスト見とくね。私が鍵開けた方が良さそうだし」
「助かるわ~助かりすぎる」
「なんだ助かりすぎるって」
ポストの中身をとって、鍵を開けて。
雪崩れ込むように家に入ったら、当たり前だけどいつもの匂いがした。
これも、アロマのお店でふたりで決めたやつだったなあなんて思い出しちゃうんだもん、今日。
「やっぱ家だな」
「だんだん引きこもりになっていきそう私たち」
「ええやんええやん」
本当に週末は絶対一歩も外に出ない生活が定着しちゃったら、なんでも肯定派の理人のせいだと思う。
「ポップコーンマシンやばい。もう今すぐにでもやりたい」
「素がないっすよ旦那」
「おう。じゃあ明日帰りに買ってくる」
「マジで!?」
コントかと思ったらそれはガチだったらしく、理人はスマホのメモに「ポップコーンの素!ぜったい!!たのしみ!!!」なんて打ち込んでいた。
「他にも買ってきてほしいものあったら連絡してちょー」
「助かる~ありがと」
「そらみにのためだからな」
「ありがと」
次に包装紙をひっぺがして、例の恐竜ちゃんが登場する。
「名づけ会議いつする?」
「明日ポップコーン食べながらしよ」
「うわ。負けられない戦いがここにある」
またスマホのメモに「恐竜の名前考える!みにに似てるやつ!!」なんて打ち込んで、ふーと一息ついた。
「楽しかったなあ。何しても楽しいわ」
「私も」
じーっと理人がこっちを見てくるから、首を傾げる。
「例の名前考えてた」
「私じゃなくてこっち見て考えな?」
恐竜ちゃんのほうを向こうとすると、伸びてきた理人の腕が阻止してきた。
戸惑ってると、大きな手がそっと頬に添えられる。
「嘘。みにと結婚してよかったなー幸せだなーって考えてた」
今度は照れても目を逸らせないように顔を抑えられてるから、真正面から受け止めるしかなくて。
顔が赤くなっているであろう私の顔を見てちょっと笑った理人は、優しく唇を重ねた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「池﨑理人くんの夫婦系のお話」
かわいいとかっこいいが押し寄せる生活になりそうですよね!リクエストありがとうございました。お待たせしました……!
浮気しないことの象徴であるハクトウワシさんってマジでかっこよくて、なんならちょっと理人くんに似てる気がするので、ぜひ検索してみてください🔍
(誕生日ラストに滑り込もうと思ったらギリアウトだったわかめ)
「え、ちょ、どこに置くの?」
同居にあたって結構急いで家具を揃えたから家がシンプルすぎるかもね、って会話したのが最近。
理人と遊び心満載の雑貨屋さんに来てみたら、大興奮の彼は意味不明なオブジェを手に取って大喜びで見せてきた。
……相変わらず芸術性が高すぎてついていけないんだよなあ。
「テレビの横にあったらおもろくない?」
「ん?そもそもこれ何?」
「深海魚。いひひ、みに絶対刺さってない顔してるやん」
楽しそうに笑って丁寧に予選敗退のオブジェを棚に戻し、またすぐ近くに戻ってきた。
「やっぱりどっちも気に入るものじゃないとね。毎日見るわけだから」
「理人のお気に入りでもいいよ?」
「いいや!みにが気に行ってない時点でもうそれは俺のお気に入りではない」
ふふん、と得意げに言っては左手薬指の指輪をつついてきた。
「なに?」
「『理人チョイスでいいよ』って言ってたけど、一緒に考えて良かったやろ?」
「……確かに」
指輪を差し出して跪いてプロポーズ、みたいな感じじゃなくて。
「みにの好み分かる自信はあるけど、一生ものだから一緒に見に行こ?」って言ってくれたから、ジュエリーショップをいくつかこうして一緒に歩いて決めた。
「そう考えたら、俺らいっつもなんか決めるとき一緒にやってんやな」
「理人が優しいからじゃない?」
「違う違う!俺らが仲良しだから」
絶対今の、語尾にハートマークついてた。
「そういうことでいいよ」
「つれないねえ奥さん」
口ではそう言いながら理人はまたビビッと来たものを見つけたようで。
繋いだ手を引っ張られて、ちょっとその無邪気さが面白くなってきてしまった。
「これ!って何笑ってるん」
「いや?子供っぽいななんて全く思ってないし」
「若干ディスっとんなそれ」
おい~と言いながらその自覚はあったのか照れたように顔を背けた。
「この恐竜みにっぽくてかわいくない?とか言えんやんもう」
「それはもう子供だわ」
あまりにタイミングが合いすぎていて、目を合わせて爆笑してしまった。
たぶんソファの上だったらふたりで笑い転げてた。
「そもそも恐竜に似てるって何?」
「いや俺もわからん。感覚よ感覚」
恐竜に何の感情も持ったことなかったけど、理人が私に似てると言ったその子はつぶらな瞳をしていて。
理人の手のひらで包まれて心なしか安心した表情を浮かべてるように見えてきて、愛着湧いてきちゃった。
「ちょっといいかもしれない」
「ええ!?思わぬヒットに困惑してる今」
「私もだよ」
理人はただ私に見せたくて言っただけで、私が気に入るのは想定外だったらしい。
驚きながらも「じゃあこれ候補1ね」と言いながら頭にメモするように言った。
「やっぱみにって時々わからんな。一緒に来てよかったわ」
「私もわかってない」
「じゃあ誰もわからんやん」
店内を歩きながら、のんびりと理人がつっこむ。
ほんとだよねって言おうと思ったら、勢いよく理人がこっちを向いた。
「じゃあ俺が一生かけてみにのこと理解する」
「……えーっと、プロポーズ?」
「もう結婚しとるわ」
結婚の申し込みみたいな胸キュンフレーズが聞こえたからそう呟かずにはいられなかったんだけど、冷静に事実が返ってきた。
「あー!あれいいかも」
「このタイミングのそれは照れ隠しなのかガチでいいと思っとるんかわからんて」
図星すぎる。
話題を逸らそうと思って目線を棚に向けたら、いいの見つけちゃっただけ。
「ポップコーンマシン、かわいくない?」
「え、かわいい」
少しレトロな見た目のマシンだけど、本当にポップコーンが作れるらしい。
割と一緒に映画見るし、その度にワクワクできたら素敵じゃない?
「めっちゃいいこれ。正解これじゃん?」
「ほんと?理人も微妙な反応していいんだよ」
「いやガチの反応しかしてない」
気を遣ってるのかと思ったけど、本心からそう言ってるらしい。
疑うように目を覗きこんで見たけど、優しい瞳に「ん?」と押し返されるだけだった。
「えーもうこれは買ってこ」
「やったー採用」
他にもいくつか見回って、その度にコメントしあって爆笑して。でも多すぎるからまた来ようって約束して。
給料日が近くてちょっと調子に乗ってた私たちは、即決だったポップコーンマシンも候補1だった恐竜ちゃん(家に帰って名前を付けることになった)も買い込んでお店を出た。
「結構楽しみすぎたな」
「ね。夜ご飯節約する?」
ここで楽しみすぎたから、おしゃれなディナーはまた次のデートにお預けすることにして家に帰る。
「みにが大変じゃないなら」
「冷蔵庫にそこそこあったはずだし全然」
「うおお!天才やんけ」
大袈裟なくらいに褒めてくれる理人の両腕には、本日の戦利品。
これから家で笑いながら開封するんだろうなって思ったら、家に帰るのも楽しみになってきて。
幸せってこうなのかもって、ちょっと考えた。
「ポスト見とくね。私が鍵開けた方が良さそうだし」
「助かるわ~助かりすぎる」
「なんだ助かりすぎるって」
ポストの中身をとって、鍵を開けて。
雪崩れ込むように家に入ったら、当たり前だけどいつもの匂いがした。
これも、アロマのお店でふたりで決めたやつだったなあなんて思い出しちゃうんだもん、今日。
「やっぱ家だな」
「だんだん引きこもりになっていきそう私たち」
「ええやんええやん」
本当に週末は絶対一歩も外に出ない生活が定着しちゃったら、なんでも肯定派の理人のせいだと思う。
「ポップコーンマシンやばい。もう今すぐにでもやりたい」
「素がないっすよ旦那」
「おう。じゃあ明日帰りに買ってくる」
「マジで!?」
コントかと思ったらそれはガチだったらしく、理人はスマホのメモに「ポップコーンの素!ぜったい!!たのしみ!!!」なんて打ち込んでいた。
「他にも買ってきてほしいものあったら連絡してちょー」
「助かる~ありがと」
「そらみにのためだからな」
「ありがと」
次に包装紙をひっぺがして、例の恐竜ちゃんが登場する。
「名づけ会議いつする?」
「明日ポップコーン食べながらしよ」
「うわ。負けられない戦いがここにある」
またスマホのメモに「恐竜の名前考える!みにに似てるやつ!!」なんて打ち込んで、ふーと一息ついた。
「楽しかったなあ。何しても楽しいわ」
「私も」
じーっと理人がこっちを見てくるから、首を傾げる。
「例の名前考えてた」
「私じゃなくてこっち見て考えな?」
恐竜ちゃんのほうを向こうとすると、伸びてきた理人の腕が阻止してきた。
戸惑ってると、大きな手がそっと頬に添えられる。
「嘘。みにと結婚してよかったなー幸せだなーって考えてた」
今度は照れても目を逸らせないように顔を抑えられてるから、真正面から受け止めるしかなくて。
顔が赤くなっているであろう私の顔を見てちょっと笑った理人は、優しく唇を重ねた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「池﨑理人くんの夫婦系のお話」
かわいいとかっこいいが押し寄せる生活になりそうですよね!リクエストありがとうございました。お待たせしました……!
浮気しないことの象徴であるハクトウワシさんってマジでかっこよくて、なんならちょっと理人くんに似てる気がするので、ぜひ検索してみてください🔍
(誕生日ラストに滑り込もうと思ったらギリアウトだったわかめ)
