【Jin.M】
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「みに今日もかわちー!」
デートの待ち合わせ。
5分前行動がモットーのダーリンに合わせたはずが、迅はもうそこに立ってて。
すぐに私の姿を捉えては、満面の笑みを浮かべてくれた。
「あはは、迅もかっこちー!ん?かっこちーってなんだろ」
「みにはすごいこと考えるねえ」
「迅に合う言葉を真面目に探してるんだけどなあ」
「お、探してくれるの?」
「だってかっこいいじゃ足りないじゃん?」
「へへ、そう?」
普遍的な言葉で表すには難しいくらい魅力に溢れた人だから、仕方ない。
たぶん一言で表すことはできないし、表そうとするなら今日一日なんかじゃ足りないくらいいっぱい考えて言葉を作んなきゃいけない。
「じゃあ、行こっか」
「うん!」
差し出された手をしっかり握って、歩き始める。
今日のっていうか、いつもデートコースは迅が考えてくれるから、毎回惚れ直しちゃう。
「買い物したいなあと思って。みになんか買いたいものある?」
「すぐには思い浮かばないけど……迅におすすめされたら買っちゃうよねー!」
「怪しい壺でも買っちゃうの?」
「迅に『これめっちゃいいよ!』って言われたら買っちゃう」
「にゃはは、やめてよー!オススメしないけどさあ!」
電車に乗り込むと、まばらにある空席。
「みに先に座んな?」
「いいの?ありがとう」
隅っこの席を示されて、服に気をつけながら腰掛ける。
そんな会話を聞いていたのか、私の隣に座っていたお兄さんが微笑んで別の空席に移動してくださった。
「「ありがとうございます!」」
「いいえ~。楽しんでなあ」
優しい関西弁に口角が緩みながら、隣に迅も腰掛けた。
「いい人すぎるね」
「ね。私も今度ひとりのとき絶対やる」
「あはは、やったことありそうだけどねみに」
「うん、ある。でも初めてやってもらったかも」
「良いことしたから返ってきたんだ!天才じゃん」
揺られながらそんな会話をしていると、支度のために早起きをしたツケが回ってきた。
なんなら、楽しみでなかなか眠りにつけなかった分もかな。
「……みに、眠いの?」
「へへ、うん」
「寝てていいよ。俺起きてるし」
「折角のデートなのに」
「デートだから、可愛くして来てくれたんでしょ?だからその分」
そう言う迅だって、髪をセットしたり香水をつけたりしてきてくれたと思うんだけどなあ。
心地いい揺れ、髪をそーっと撫でる迅の手、全部のせいで眠気には勝てなかった。
「……次の駅だよ」
「ありがと」
いつの間にか迅のバケハが顔に被さっていて、それを取って感謝と共に返す。
私が寝ぼけてるのか、その返事は少し覇気がないように聞こえた。
「ん」
その一言で差し出された手を繋いで、電車を降りる。
駅直結の大きなショッピングモールは大盛況で、思わず手を繋ぐ力を強めてしまう。
それに対しても迅は何も言わずに、ただ迅もぎゅっと力を込めただけだった。
「あ、かわいい」
ただ目的も定めずに歩いていると、素敵なワンピが展示されたマネキンが目に入って思わずそう言ってしまった。
その声が届いていたのか、迅は小さく頷いて方向転換する。
……あれ、迅的にはいまいちだったかなあ。
「やっぱちょっと違うかな?」
「え!?」
迅は大きなリアクションをしたあと、何かまずかったみたいに口を噤む。
やっぱり、起きたときからなんかおかしい。
「ねえ迅、体調悪い?」
少し歩いて、エスカレーターに乗った時。
前の段に乗せてくれたから後ろを振り返ってしっかり迅の顔を見ながら聞いてみたら、首を横に振った後、数秒何か葛藤してる様子を見せた。
「やっぱ無理!みに好き!大好き!」
「んん!?私も好きだよ?」
話が見えてこないけど、元気が戻ったみたいで表情が緩む。
エスカレーターを降りた瞬間、ぎゅうう!という擬音がつきそうなくらいきつく抱きしめられた。
「あ、あそこ空いてる。座ろ?」
「うん!みにごめんね……」
「元気なら全然いいんだけど、確かに色々気にはなるかな」
建物の廊下に置かれたベンチに並んで腰かけると、すぐに迅は話し始めた。
「あのね、色々考えちゃって」
迅のバイト先に、お互いにツンデレのカップルである先輩がいるらしい。
滅多に好きとか言えなくて、でも高校生のときから大学生も後半に入った今までずっと付き合ってる。
それに対して、その先輩よりもさらに上の先輩やそのお友達は「結局そういう人たちが長続きするって言うよね」「わかる。既にちょっと夫婦っぽいもん」って話してたんだとか。
会話を聞いた迅は、「あれ、俺って正反対じゃない?」って不安になっちゃったと。
「今だったら『気にしすぎー!』って言いたいんだけどね?」
そのカップルは彼女さんも彼氏さんも、口を揃えて「言葉にするのは恥ずかしいけど行動で伝えてる」っいう趣旨のことを言っていたらしい。
このあり方に憧れて、私が起きたときからそんな風に振る舞っていた。
「でも、好き!かわいい!っていっぱい言いたいのに我慢するの大変だった!」
「もう、かわいいなあ迅~!」
かわいいとか好きって、言い過ぎると軽くなったり減った時に悲しくなったりする。
きっとそう意味で、あんまり言わないカップルの方が長続きするっていう言説があるんだと思う。
でも。
「迅ならいっぱい言ってくれるじゃん」
「うん言う!だってみにを喜ばせたくて言ってるのもあるだけど、俺が言いたくて言ってるから!」
「だったら、いっぱい言おう!だから一緒にいる時間が短くなることないよ」
自分に言い聞かせた側面もあるけど、迅は嬉しそうに頷いてくれた。
「ありがと、やっぱりみにが世界一だ」
「こちらこそ、いっぱい考えてくれてありがとう」
それが遠回りだったとしても、ずっと一緒にいるために考えてくれたことが嬉しい。
その気持ちを込めて腕を広げたら、躊躇なく抱き着いてくれた。
「もうさっきの分でいっぱい好きって言うね。みにが好き、大好き」
「なんかくすぐったいなあ」
「もっと言いたい!好き!」
「もういいのに」
「言いたいから言ってるの!」
抱きしめていた腕を解いて、迅の顔がこちらを向く。
目が合ったと思ったら、すぐに顔がもっと近づいた。
「ごめんね。愛してるよ」
優しく重なった唇からは、迅の体温を感じる。
それがどうしようもなく嬉しくて、離れたくないなんてベタなことを思った。
「さ、行こっか!」
「うん!迅に似合う服選ぶね」
「俺もみにに似合う服選ぶ。でも何着ても似合うからなあ」
手を繋ぎ直して、また歩き始める。
あちこちを指さして「みにっぽい!」「着てみたら?絶対かわいいよ?」っていっぱい口にする姿が眩しくて、安心して、キュンとして、嬉しくて。
また繋いだ手に力を込めて、永遠を願った。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「松田迅くんで甘々」
大変お待たせしました……!世界で一番大事なものだと思って扱ってくれそうですよね。ありがとうございました!!
リクエスト「はりねずみカップルに憧れ自分も彼女に素っ気なくしたら溺愛カップル過ぎて彼女に病気なんじゃと心配された松田迅くん」
マンネかわいすぎるって〜〜!この素直さとあの美しさが同居しているのが彼の魅力だと思っているので、個人的にめちゃくちゃ解釈一致でした!ありがとうございました⸝⋆
デートの待ち合わせ。
5分前行動がモットーのダーリンに合わせたはずが、迅はもうそこに立ってて。
すぐに私の姿を捉えては、満面の笑みを浮かべてくれた。
「あはは、迅もかっこちー!ん?かっこちーってなんだろ」
「みにはすごいこと考えるねえ」
「迅に合う言葉を真面目に探してるんだけどなあ」
「お、探してくれるの?」
「だってかっこいいじゃ足りないじゃん?」
「へへ、そう?」
普遍的な言葉で表すには難しいくらい魅力に溢れた人だから、仕方ない。
たぶん一言で表すことはできないし、表そうとするなら今日一日なんかじゃ足りないくらいいっぱい考えて言葉を作んなきゃいけない。
「じゃあ、行こっか」
「うん!」
差し出された手をしっかり握って、歩き始める。
今日のっていうか、いつもデートコースは迅が考えてくれるから、毎回惚れ直しちゃう。
「買い物したいなあと思って。みになんか買いたいものある?」
「すぐには思い浮かばないけど……迅におすすめされたら買っちゃうよねー!」
「怪しい壺でも買っちゃうの?」
「迅に『これめっちゃいいよ!』って言われたら買っちゃう」
「にゃはは、やめてよー!オススメしないけどさあ!」
電車に乗り込むと、まばらにある空席。
「みに先に座んな?」
「いいの?ありがとう」
隅っこの席を示されて、服に気をつけながら腰掛ける。
そんな会話を聞いていたのか、私の隣に座っていたお兄さんが微笑んで別の空席に移動してくださった。
「「ありがとうございます!」」
「いいえ~。楽しんでなあ」
優しい関西弁に口角が緩みながら、隣に迅も腰掛けた。
「いい人すぎるね」
「ね。私も今度ひとりのとき絶対やる」
「あはは、やったことありそうだけどねみに」
「うん、ある。でも初めてやってもらったかも」
「良いことしたから返ってきたんだ!天才じゃん」
揺られながらそんな会話をしていると、支度のために早起きをしたツケが回ってきた。
なんなら、楽しみでなかなか眠りにつけなかった分もかな。
「……みに、眠いの?」
「へへ、うん」
「寝てていいよ。俺起きてるし」
「折角のデートなのに」
「デートだから、可愛くして来てくれたんでしょ?だからその分」
そう言う迅だって、髪をセットしたり香水をつけたりしてきてくれたと思うんだけどなあ。
心地いい揺れ、髪をそーっと撫でる迅の手、全部のせいで眠気には勝てなかった。
「……次の駅だよ」
「ありがと」
いつの間にか迅のバケハが顔に被さっていて、それを取って感謝と共に返す。
私が寝ぼけてるのか、その返事は少し覇気がないように聞こえた。
「ん」
その一言で差し出された手を繋いで、電車を降りる。
駅直結の大きなショッピングモールは大盛況で、思わず手を繋ぐ力を強めてしまう。
それに対しても迅は何も言わずに、ただ迅もぎゅっと力を込めただけだった。
「あ、かわいい」
ただ目的も定めずに歩いていると、素敵なワンピが展示されたマネキンが目に入って思わずそう言ってしまった。
その声が届いていたのか、迅は小さく頷いて方向転換する。
……あれ、迅的にはいまいちだったかなあ。
「やっぱちょっと違うかな?」
「え!?」
迅は大きなリアクションをしたあと、何かまずかったみたいに口を噤む。
やっぱり、起きたときからなんかおかしい。
「ねえ迅、体調悪い?」
少し歩いて、エスカレーターに乗った時。
前の段に乗せてくれたから後ろを振り返ってしっかり迅の顔を見ながら聞いてみたら、首を横に振った後、数秒何か葛藤してる様子を見せた。
「やっぱ無理!みに好き!大好き!」
「んん!?私も好きだよ?」
話が見えてこないけど、元気が戻ったみたいで表情が緩む。
エスカレーターを降りた瞬間、ぎゅうう!という擬音がつきそうなくらいきつく抱きしめられた。
「あ、あそこ空いてる。座ろ?」
「うん!みにごめんね……」
「元気なら全然いいんだけど、確かに色々気にはなるかな」
建物の廊下に置かれたベンチに並んで腰かけると、すぐに迅は話し始めた。
「あのね、色々考えちゃって」
迅のバイト先に、お互いにツンデレのカップルである先輩がいるらしい。
滅多に好きとか言えなくて、でも高校生のときから大学生も後半に入った今までずっと付き合ってる。
それに対して、その先輩よりもさらに上の先輩やそのお友達は「結局そういう人たちが長続きするって言うよね」「わかる。既にちょっと夫婦っぽいもん」って話してたんだとか。
会話を聞いた迅は、「あれ、俺って正反対じゃない?」って不安になっちゃったと。
「今だったら『気にしすぎー!』って言いたいんだけどね?」
そのカップルは彼女さんも彼氏さんも、口を揃えて「言葉にするのは恥ずかしいけど行動で伝えてる」っいう趣旨のことを言っていたらしい。
このあり方に憧れて、私が起きたときからそんな風に振る舞っていた。
「でも、好き!かわいい!っていっぱい言いたいのに我慢するの大変だった!」
「もう、かわいいなあ迅~!」
かわいいとか好きって、言い過ぎると軽くなったり減った時に悲しくなったりする。
きっとそう意味で、あんまり言わないカップルの方が長続きするっていう言説があるんだと思う。
でも。
「迅ならいっぱい言ってくれるじゃん」
「うん言う!だってみにを喜ばせたくて言ってるのもあるだけど、俺が言いたくて言ってるから!」
「だったら、いっぱい言おう!だから一緒にいる時間が短くなることないよ」
自分に言い聞かせた側面もあるけど、迅は嬉しそうに頷いてくれた。
「ありがと、やっぱりみにが世界一だ」
「こちらこそ、いっぱい考えてくれてありがとう」
それが遠回りだったとしても、ずっと一緒にいるために考えてくれたことが嬉しい。
その気持ちを込めて腕を広げたら、躊躇なく抱き着いてくれた。
「もうさっきの分でいっぱい好きって言うね。みにが好き、大好き」
「なんかくすぐったいなあ」
「もっと言いたい!好き!」
「もういいのに」
「言いたいから言ってるの!」
抱きしめていた腕を解いて、迅の顔がこちらを向く。
目が合ったと思ったら、すぐに顔がもっと近づいた。
「ごめんね。愛してるよ」
優しく重なった唇からは、迅の体温を感じる。
それがどうしようもなく嬉しくて、離れたくないなんてベタなことを思った。
「さ、行こっか!」
「うん!迅に似合う服選ぶね」
「俺もみにに似合う服選ぶ。でも何着ても似合うからなあ」
手を繋ぎ直して、また歩き始める。
あちこちを指さして「みにっぽい!」「着てみたら?絶対かわいいよ?」っていっぱい口にする姿が眩しくて、安心して、キュンとして、嬉しくて。
また繋いだ手に力を込めて、永遠を願った。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「松田迅くんで甘々」
大変お待たせしました……!世界で一番大事なものだと思って扱ってくれそうですよね。ありがとうございました!!
リクエスト「はりねずみカップルに憧れ自分も彼女に素っ気なくしたら溺愛カップル過ぎて彼女に病気なんじゃと心配された松田迅くん」
マンネかわいすぎるって〜〜!この素直さとあの美しさが同居しているのが彼の魅力だと思っているので、個人的にめちゃくちゃ解釈一致でした!ありがとうございました⸝⋆
