【Hiromu.T】
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“ごめん、遅くなるかも”
週の真ん中、お互いのノー残業デーが重なる日は少しだけ贅沢するっていう約束。
今日はたまに行くちょっとお洒落な居酒屋集合だったんだけど、大夢は忙しいみたい。
そんなメッセージを受け取ったから、先にお店に入らせてもらった。
「あの、二人なんですけど、待ち合わせで……」
「かしこまりましたー!」
元気いっぱいのお姉さんに半個室みたいなところに案内してもらって、鞄を置いて腰掛ける。
今日は何食べようかな、ポテサラおいしそう。
メニューをペラペラと捲りながら、何を頼むか考えてみる。
あ、大夢この期間限定メニュー絶対好きじゃん。でも先にこっち頼むかな。
気づいたら、自分が何食べたいかよりも大夢がどれを頼みそうかばっかり考えていて、少し笑ってしまった。
“もうすぐ着くよ”
画面にメッセージが表示されて、なんかソワソワしてきちゃったからお冷で喉を潤す。
手鏡を取り出して、髪の乱れとかメイクのよれとかないか確認してたら、急に空間に人が現れた。
「こちらにいらっしゃいますー」
「ありがとうございます。……ごめん、お待たせ」
「ううん、お疲れ」
なんか、見た目チェックしてたのを見られるのってすごい気まずい。
慌ててリップと手鏡を仕舞うと、その様子を見てた大夢が小さく笑いながら座った。
「何頼む?」
その笑顔が優しかったから、照れを隠すように話題を変える。
メニューを差し出したら、机の上に目をやった大夢が驚いていた。
「え、あ、みに先頼んでて良かったのに」
「へへ、なんか待ってた」
「ありがとうだけど、みに疲れてるでしょ」
「それはお互い様ね」
ほーんと、すぐ私の心配ばっかりするんだよなあ。
うまそ、なんて小さく呟きながらメニューを捲る姿を見ながら、たまには自分の心配もしてね、なんてことを思った。
「とりあえず一杯ずつとなんか料理頼む?」
「だねー」
ドリンクのページを開いてこっち向きに見せてくれる。
こういうとこ好きになったんだよね、なんて思い出しながら決めてたものを指さしたら、ちょっと笑われた。
「ええ、なに?」
「いや?ちょっとみにっぽいなと思ってたから」
いつの間にか、どっちもお互いの好みが手に取るように分かるようになってたみたい。
「ふふ、かわいー」
「かわいくないから。もう頼むよ?」
ちょっと調子乗ったら、大夢はそっぽ向いて店員さんと会話してた。
「ありがと」
「んー?」
注文してくれてありがとうのつもりが、聞いてなかった顔された。
たまに素直に感謝を受け取ってくれないんだよなあ。
その理由が“自分では当たり前のことをしただけだと思ってるから”なのかなって気づいて以来、可愛く見えてるけどそれは言わないでおく。
すぐにドリンクが運ばれてきて、二人で小さく掲げた。
「じゃあ、お疲れ」
「お疲れ!乾杯!」
カツンと大人しく鳴ったグラスの音さえも涼やかで気持ちいい。
すぐに流し込めば、代えがたい清涼感でいっぱいになった。
「頑張ってよかったあ」
「いつも頑張ってるでしょ、みには」
「モチベーションの問題!」
そんな何も考えてないように欲しい言葉をくれるのも、すごいところなんだけど。
いつも見てるよってさりげない後押しが含まれてるみたいで、やっぱりこの人が味方にいるのって心強すぎるな、なんて当たり前のことを再認識した。
「まあ、今は何言ってもいい時間だから」
料理を受け取って、頬杖をついて聞く体勢に入った大夢。
私の中でなんか溜まってるんじゃないかって気遣ってくれるの、優しいけど。
「んー、でも今は楽しい時間だからいいや」
「……そ」
言葉はめちゃくちゃ素っ気ないけど、ちょっと口角が上がったのは見逃さなかった。
つついたら溢れだしそうなほど私がギリギリの状態じゃなかったのに安心したような、今の時間を楽しいと思ってることを喜んでいるような。
どっちにしても、愛おしいな。
「次何頼む?」
「大夢決めていいよ」
「そう?」
いくつかピックアップして、これとか?と聞いてくれる。
決めていいよって言ったのに、律儀。
「あと、これとか」
「あはは、だと思った」
「マジで?」
最後に指さしたのは、最初に私が好きそうだなと直感していた料理だったから、笑うしかなかった。
「いいじゃん、全部頼も。お腹すいたし」
「明日の朝が減るパターンね」
「二人ともお腹いっぱいになればいいでしょ」
「まあそうか」
また率先して頼んでくれたから、お味噌汁だけでいいだろうな~って考える。
今の会話、ちょっと家族みたいじゃない?なんて考えちゃって、もう家族なのかあってしみじみ感じちゃった。
「ん?」
「ううん。なんもー」
そういう時に左手薬指のお揃いが目に入っちゃって、急にニヤニヤが止まらなくなってしまう。
そんな私を見た大夢は若干怪訝そうにしながら、もぐもぐ食べ進めていた。
「お腹いっぱい!幸せ!」
「良かったね」
こういうときに俺もって言わないあたりが、ツンなとこ。
そう言いながらもお会計に行ってくれて、気付いた時にはもう終わってた。
「え!ありがとう!」
「別に、俺も楽しかったし」
でもやっぱり楽しいとは思っててくれたのは伝えてくれるから、思わず人目に憚らず抱き着きそうになった。
それは大夢の携帯に着信があったからせずに済んだけど。
「あ、京介だ」
「ゆっくり歩くから出てていいよ」
彼の親友からの電話だったらしい。
ひょいひょいと手で促せば、会話した途端に笑ってすぐに切ってた。
「え、もっと話してて良かったのに」
「しゅーちゃんが間違えて押しちゃったらしい。それも押しといて変なタイミングで寝てくれたって」
息子さんの犯行で、しかももう大丈夫なのね。
ほっこりエピソードに、頬が緩む。
「かわいいねえ」
「ね」
私たちも、こんな風に子供に振り回されてる未来があるのかもしれない。
そう思うと、さらに頬が緩んだ。
でもまだ、こうやって夜にふたりで過ごしていられる今が楽しい。
「さ、早く帰ろ」
「うん……」
明日になったらまた早起きして仕事して、の日常が待ってる。
さっさと帰って備えないといけないんだけど、ちょっとこののんびりした夜の時間が終わるのが寂しく感じた。
「久々に手繋ぐ?」
「いいの!?」
「まあ、みにひとりで歩かすの不安だし」
「失礼だなもう」
寂しさを汲み取ってか偶然か、嬉しい提案。
喜んで手を握ると、全然目を合わせてくれなかったけど。
「どっちが鍵開ける?じゃんけんで勝った方?」
「それでじゃんけんすんの?」
「いいじゃん!」
「いいけど」
楽しくなってきちゃって子どもみたいなことを言っても、結局付き合ってくれる大夢。
これからもずっと笑っていられますように、とこっそり星に願った。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「〇〇カップル・〇〇夫婦のシリーズの大夢くん」
動物好きの彼なので、ちょっとマイナーな動物を選んでみました。つぶらな瞳がかわいいです。もちろんマーモセットは浮気しません。
お応えするのにかなり時間が経ってしまいましたが、コメントとても嬉しかったです!ありがとうございました⸝⋆
リクエスト「はりねずみカップルのhrmくんver」
京ちゃんのツンデレをいじりながら自分もツンデレなハム様、可愛すぎないか、、?
ありがとうございました🦔
週の真ん中、お互いのノー残業デーが重なる日は少しだけ贅沢するっていう約束。
今日はたまに行くちょっとお洒落な居酒屋集合だったんだけど、大夢は忙しいみたい。
そんなメッセージを受け取ったから、先にお店に入らせてもらった。
「あの、二人なんですけど、待ち合わせで……」
「かしこまりましたー!」
元気いっぱいのお姉さんに半個室みたいなところに案内してもらって、鞄を置いて腰掛ける。
今日は何食べようかな、ポテサラおいしそう。
メニューをペラペラと捲りながら、何を頼むか考えてみる。
あ、大夢この期間限定メニュー絶対好きじゃん。でも先にこっち頼むかな。
気づいたら、自分が何食べたいかよりも大夢がどれを頼みそうかばっかり考えていて、少し笑ってしまった。
“もうすぐ着くよ”
画面にメッセージが表示されて、なんかソワソワしてきちゃったからお冷で喉を潤す。
手鏡を取り出して、髪の乱れとかメイクのよれとかないか確認してたら、急に空間に人が現れた。
「こちらにいらっしゃいますー」
「ありがとうございます。……ごめん、お待たせ」
「ううん、お疲れ」
なんか、見た目チェックしてたのを見られるのってすごい気まずい。
慌ててリップと手鏡を仕舞うと、その様子を見てた大夢が小さく笑いながら座った。
「何頼む?」
その笑顔が優しかったから、照れを隠すように話題を変える。
メニューを差し出したら、机の上に目をやった大夢が驚いていた。
「え、あ、みに先頼んでて良かったのに」
「へへ、なんか待ってた」
「ありがとうだけど、みに疲れてるでしょ」
「それはお互い様ね」
ほーんと、すぐ私の心配ばっかりするんだよなあ。
うまそ、なんて小さく呟きながらメニューを捲る姿を見ながら、たまには自分の心配もしてね、なんてことを思った。
「とりあえず一杯ずつとなんか料理頼む?」
「だねー」
ドリンクのページを開いてこっち向きに見せてくれる。
こういうとこ好きになったんだよね、なんて思い出しながら決めてたものを指さしたら、ちょっと笑われた。
「ええ、なに?」
「いや?ちょっとみにっぽいなと思ってたから」
いつの間にか、どっちもお互いの好みが手に取るように分かるようになってたみたい。
「ふふ、かわいー」
「かわいくないから。もう頼むよ?」
ちょっと調子乗ったら、大夢はそっぽ向いて店員さんと会話してた。
「ありがと」
「んー?」
注文してくれてありがとうのつもりが、聞いてなかった顔された。
たまに素直に感謝を受け取ってくれないんだよなあ。
その理由が“自分では当たり前のことをしただけだと思ってるから”なのかなって気づいて以来、可愛く見えてるけどそれは言わないでおく。
すぐにドリンクが運ばれてきて、二人で小さく掲げた。
「じゃあ、お疲れ」
「お疲れ!乾杯!」
カツンと大人しく鳴ったグラスの音さえも涼やかで気持ちいい。
すぐに流し込めば、代えがたい清涼感でいっぱいになった。
「頑張ってよかったあ」
「いつも頑張ってるでしょ、みには」
「モチベーションの問題!」
そんな何も考えてないように欲しい言葉をくれるのも、すごいところなんだけど。
いつも見てるよってさりげない後押しが含まれてるみたいで、やっぱりこの人が味方にいるのって心強すぎるな、なんて当たり前のことを再認識した。
「まあ、今は何言ってもいい時間だから」
料理を受け取って、頬杖をついて聞く体勢に入った大夢。
私の中でなんか溜まってるんじゃないかって気遣ってくれるの、優しいけど。
「んー、でも今は楽しい時間だからいいや」
「……そ」
言葉はめちゃくちゃ素っ気ないけど、ちょっと口角が上がったのは見逃さなかった。
つついたら溢れだしそうなほど私がギリギリの状態じゃなかったのに安心したような、今の時間を楽しいと思ってることを喜んでいるような。
どっちにしても、愛おしいな。
「次何頼む?」
「大夢決めていいよ」
「そう?」
いくつかピックアップして、これとか?と聞いてくれる。
決めていいよって言ったのに、律儀。
「あと、これとか」
「あはは、だと思った」
「マジで?」
最後に指さしたのは、最初に私が好きそうだなと直感していた料理だったから、笑うしかなかった。
「いいじゃん、全部頼も。お腹すいたし」
「明日の朝が減るパターンね」
「二人ともお腹いっぱいになればいいでしょ」
「まあそうか」
また率先して頼んでくれたから、お味噌汁だけでいいだろうな~って考える。
今の会話、ちょっと家族みたいじゃない?なんて考えちゃって、もう家族なのかあってしみじみ感じちゃった。
「ん?」
「ううん。なんもー」
そういう時に左手薬指のお揃いが目に入っちゃって、急にニヤニヤが止まらなくなってしまう。
そんな私を見た大夢は若干怪訝そうにしながら、もぐもぐ食べ進めていた。
「お腹いっぱい!幸せ!」
「良かったね」
こういうときに俺もって言わないあたりが、ツンなとこ。
そう言いながらもお会計に行ってくれて、気付いた時にはもう終わってた。
「え!ありがとう!」
「別に、俺も楽しかったし」
でもやっぱり楽しいとは思っててくれたのは伝えてくれるから、思わず人目に憚らず抱き着きそうになった。
それは大夢の携帯に着信があったからせずに済んだけど。
「あ、京介だ」
「ゆっくり歩くから出てていいよ」
彼の親友からの電話だったらしい。
ひょいひょいと手で促せば、会話した途端に笑ってすぐに切ってた。
「え、もっと話してて良かったのに」
「しゅーちゃんが間違えて押しちゃったらしい。それも押しといて変なタイミングで寝てくれたって」
息子さんの犯行で、しかももう大丈夫なのね。
ほっこりエピソードに、頬が緩む。
「かわいいねえ」
「ね」
私たちも、こんな風に子供に振り回されてる未来があるのかもしれない。
そう思うと、さらに頬が緩んだ。
でもまだ、こうやって夜にふたりで過ごしていられる今が楽しい。
「さ、早く帰ろ」
「うん……」
明日になったらまた早起きして仕事して、の日常が待ってる。
さっさと帰って備えないといけないんだけど、ちょっとこののんびりした夜の時間が終わるのが寂しく感じた。
「久々に手繋ぐ?」
「いいの!?」
「まあ、みにひとりで歩かすの不安だし」
「失礼だなもう」
寂しさを汲み取ってか偶然か、嬉しい提案。
喜んで手を握ると、全然目を合わせてくれなかったけど。
「どっちが鍵開ける?じゃんけんで勝った方?」
「それでじゃんけんすんの?」
「いいじゃん!」
「いいけど」
楽しくなってきちゃって子どもみたいなことを言っても、結局付き合ってくれる大夢。
これからもずっと笑っていられますように、とこっそり星に願った。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「〇〇カップル・〇〇夫婦のシリーズの大夢くん」
動物好きの彼なので、ちょっとマイナーな動物を選んでみました。つぶらな瞳がかわいいです。もちろんマーモセットは浮気しません。
お応えするのにかなり時間が経ってしまいましたが、コメントとても嬉しかったです!ありがとうございました⸝⋆
リクエスト「はりねずみカップルのhrmくんver」
京ちゃんのツンデレをいじりながら自分もツンデレなハム様、可愛すぎないか、、?
ありがとうございました🦔
