【Hiromu.T】
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目が覚めると、目の前に大夢のあどけない寝顔があった。
寝る前に「とにかく寝たいからどっちかが起きるまではベッドから出ない」と約束したから、少しだけ身じろぎをしたけど体勢は変えない。
大夢が先に起きる日の方が多いから、ゆっくり彼の寝顔を見れるのは貴重。
寂しい時のために写真に収めたい気持ちとスヤスヤ眠る彼を起こしたくない気持ちで葛藤していると、可愛い事実に気付いた。
いつの間に、手を握られてたの……?
付き合ってすぐの頃の朝、抱きついたまま眠ると腕が使い物にならなくなっちゃうから、腕枕はいらないよって伝えた。
それ以来、触れないけど温もりを感じる距離で向かい合わせで寝るのが定番だったのに。
嬉しさと愛おしさで胸がいっぱいになって、大夢の手をぎゅっと握り返す。
握ってから「起こしたかも」という心配に駆られたけど、その心配は無用だったみたいで安堵した。
幸せで、なんだか泣きそう。
少し目線を下げると、ズレた布団からお揃いの部屋着が覗いていて、さらにニヤける。
もこもこで可愛くて、どうしても大夢に着て欲しくて。
でもまともにお願いしても着てくれないかな〜って諦めようとした時、サイズ違いでお揃いを見つけた。
私もちょっと気恥ずかしかったけど、恥ずかしさもおあいこなら着てくれると信じて、記念日のプレゼントに決めた。
案の定、普通に渡したら「それ着たらみに、俺に可愛いって言うでしょ」って渋られたな。
私とお揃いであることを伝えたら、「みにの可愛いとこ見れるならしょうがないか〜」って嬉しそうに受け取ってくれた。
似たもの同士なんだなあって実感して、衝動に駆られるままに抱きついたっけ。
しっかり抱きしめ返してくれた大夢は、「俺に可愛いって言ったら、その3倍はみにに可愛いって言うから」なんて可愛すぎる脅しをしてきた。
それが脅しじゃなくて本当だったなんて、想像できるわけなかったんだよなあ。
それも、その時じゃなくてずっと続いてるだなんて。
大夢に出会えて良かった。
大夢がいない世界の自分なんて、もう想像もできないもの。
幸せを噛み締めていると、大夢が目を覚ました。
「みに?」
彼氏の起きて第一声が私の名前なんて、なんて幸せなことなんだろう。
大夢と一緒にいると、どんどん幸せが積み重なっていく。
「おはよ大夢」
ぱちぱちと瞬きをする愛しい人に挨拶を返せば、ふにゃふにゃの「おはよう」が返ってきた。
「バレたか〜恥ずかしい」
「ふふ、嬉しかったよ」
目を擦ろうとした大夢が、繋がれた手に気付いた。
最後にぎゅっと握ってから解放しようとすると、大夢が力を込めてそれを阻止する。
「邪魔じゃないの?」
「100%否定はできないけど……もうちょっとこのままがいい」
珍しく素直にデレる大夢に、可愛い!と叫びたくなる。
だけど、この禁句を口にしてしまえばこのモードは終わっちゃうから、頑張って抑えた。
「起き上がる?まだ寝る?」
「んーーもっと寝たら頭痛くなりそう。水分も摂んないとだし」
手を繋いだままベッドを出て、一緒に洗面所に行く。
名残惜しく離れた手は、それぞれの顔を洗うと思ったら。
「ほい」
「わあ!」
顔を洗った私に優しくタオルを投げつけた大夢。
ぽんぽんと大事なものを触るような手付きで水を拭われて、物理的にも精神的にもくすぐったい。
スキンケアもして、キッチンに行って二人で水分を確保する。
「今日どっか行く?」
「どっちでもいいよ」
外はすっかり明るい。
計画を立ててくれる大夢に委ねれば、ぴかっと光る豆電球が背景に見えるような顔で提案してくれた。
「みにがずっと行きたいって言ってたカフェ行ってみようよ。その後俺が気になってる公園行こう」
「めっちゃいいね!そうしよう」
のんびり寝た後に、のんびりお散歩コース。
大夢と過ごせるならいつだってそうだけど、最高の1日になること間違いなしだ。
うきうきして小走りで支度を進めていれば、「そんな焦んなくても逃げないよ」って大夢は笑ってた。
「お待たせしました」
「ん、行こう」
差し出される手を、またぎゅっと握る。
「大夢って手繋ぐの好きだよね」
何の気なしに言ってみれば、大夢はうーんと言葉を濁した。
「まあ好きだけど、手繋ぐのは好きだからが1番大きい理由じゃないよ」
「そうなの?じゃあ1番の理由は?」
「やだよ。言ったら絶対笑うじゃん」
「聞いてみないと分かんないじゃん!ええ気になる」
「そのうち言うよ」
粘っても言う気なさそう。
仕方なく諦めて、他愛無い話をしながら歩いていると、カフェに着いた。
思っていた以上に暖かい雰囲気のその空間は、ドンピシャで大好きだった。
「確かにみに好きそう」「みに頼むのこれ?だと思った」
目の前の私の好みを熟知してる彼氏の存在と、美味しい料理と、のんびりした空気。
全部が幸せでしかなくて、やっぱり緩む頬を抑えられなかった。
お腹も心もしっかり満たされて、また手を繋いでカフェを出る。
そのまま少し歩くと、大夢が見たがってた植物のある公園に着いた。
陽がポカポカしていてあったかい。
陽だまりの道を歩く大夢の髪が、反射して天使みたいに見えた。
いなくなったら困るから、繋いだ手に力を込める。
「どうした?」
「ううん、なんでもない。幸せだなあって」
「それは俺もだよ」
すーっと思いっきり息を吸う。
この空気をこのまま私の体の中にとっておけたらいいのにな。
「どう?これ家に置いたら」
「いいと思う!」
「じゃあそのうち買って帰ろ」
お目当ても見つかって、二人とも大満足の散歩は終わりを告げる。
「夜ご飯の買い物していい?」
「何にする?一緒に作ろうよ」
夕焼けに染まった空を眺めながら、二人で夜ご飯のことを考える。
少しづつ聞こえてくる忙しない日々の足音は無視しよう。
今の幸せをいっぱいチャージすれば、きっと乗り越えられるから。
「今日これ安いよ」
「ほんとだ、夜ご飯決まりだね」
スーパーでカゴを持ちながら一緒に悩んでくれる大夢にキュンとしていいのは、世界で私だけだもん。
それすらも、幸せ。
「ただいまーおかえりー」
「おかえりーただいまー」
帰宅して靴を脱ぎ、程よい疲労感に浸っていると、突然名前を呼ばれた。
「みに」
「ん?」
大夢の方を向いた瞬間、重なった唇。
「おかえりのキス」
そう言い捨てて、先に部屋に入って行った大夢。
いつも照れてしないくせに。
日常の幸せも、ほんの少しだけ平日とは違うこんな幸せも、もっと非日常の幸せも。
いっぱいの幸せをずっと二人で味わっていこうねって気持ちを込めて、先に食材をしまう大夢の背中にギュッと抱きついた。
「大夢、大好き」
「俺も」
大夢の声で「大好き」はあんまり聞けない。
だけど、いつも気持ちはいっぱい伝わってくるから、なかなか言葉にできないところも愛おしく感じる。
「教えてあげる、俺が手繋ぐ理由」
こっちを見ないまま、大夢ははっきりと言った。
「手繋ぐ時、絶対みにの嬉しそうな顔が見れるから」
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「🐹くんとゆったり過ごす1日」
ほんとにほんとに嬉しくて、るんるんで糖度高めに書かせていただきました!
ありがとうございます!!ご希望に沿えていたら幸いです⸝⋆
寝る前に「とにかく寝たいからどっちかが起きるまではベッドから出ない」と約束したから、少しだけ身じろぎをしたけど体勢は変えない。
大夢が先に起きる日の方が多いから、ゆっくり彼の寝顔を見れるのは貴重。
寂しい時のために写真に収めたい気持ちとスヤスヤ眠る彼を起こしたくない気持ちで葛藤していると、可愛い事実に気付いた。
いつの間に、手を握られてたの……?
付き合ってすぐの頃の朝、抱きついたまま眠ると腕が使い物にならなくなっちゃうから、腕枕はいらないよって伝えた。
それ以来、触れないけど温もりを感じる距離で向かい合わせで寝るのが定番だったのに。
嬉しさと愛おしさで胸がいっぱいになって、大夢の手をぎゅっと握り返す。
握ってから「起こしたかも」という心配に駆られたけど、その心配は無用だったみたいで安堵した。
幸せで、なんだか泣きそう。
少し目線を下げると、ズレた布団からお揃いの部屋着が覗いていて、さらにニヤける。
もこもこで可愛くて、どうしても大夢に着て欲しくて。
でもまともにお願いしても着てくれないかな〜って諦めようとした時、サイズ違いでお揃いを見つけた。
私もちょっと気恥ずかしかったけど、恥ずかしさもおあいこなら着てくれると信じて、記念日のプレゼントに決めた。
案の定、普通に渡したら「それ着たらみに、俺に可愛いって言うでしょ」って渋られたな。
私とお揃いであることを伝えたら、「みにの可愛いとこ見れるならしょうがないか〜」って嬉しそうに受け取ってくれた。
似たもの同士なんだなあって実感して、衝動に駆られるままに抱きついたっけ。
しっかり抱きしめ返してくれた大夢は、「俺に可愛いって言ったら、その3倍はみにに可愛いって言うから」なんて可愛すぎる脅しをしてきた。
それが脅しじゃなくて本当だったなんて、想像できるわけなかったんだよなあ。
それも、その時じゃなくてずっと続いてるだなんて。
大夢に出会えて良かった。
大夢がいない世界の自分なんて、もう想像もできないもの。
幸せを噛み締めていると、大夢が目を覚ました。
「みに?」
彼氏の起きて第一声が私の名前なんて、なんて幸せなことなんだろう。
大夢と一緒にいると、どんどん幸せが積み重なっていく。
「おはよ大夢」
ぱちぱちと瞬きをする愛しい人に挨拶を返せば、ふにゃふにゃの「おはよう」が返ってきた。
「バレたか〜恥ずかしい」
「ふふ、嬉しかったよ」
目を擦ろうとした大夢が、繋がれた手に気付いた。
最後にぎゅっと握ってから解放しようとすると、大夢が力を込めてそれを阻止する。
「邪魔じゃないの?」
「100%否定はできないけど……もうちょっとこのままがいい」
珍しく素直にデレる大夢に、可愛い!と叫びたくなる。
だけど、この禁句を口にしてしまえばこのモードは終わっちゃうから、頑張って抑えた。
「起き上がる?まだ寝る?」
「んーーもっと寝たら頭痛くなりそう。水分も摂んないとだし」
手を繋いだままベッドを出て、一緒に洗面所に行く。
名残惜しく離れた手は、それぞれの顔を洗うと思ったら。
「ほい」
「わあ!」
顔を洗った私に優しくタオルを投げつけた大夢。
ぽんぽんと大事なものを触るような手付きで水を拭われて、物理的にも精神的にもくすぐったい。
スキンケアもして、キッチンに行って二人で水分を確保する。
「今日どっか行く?」
「どっちでもいいよ」
外はすっかり明るい。
計画を立ててくれる大夢に委ねれば、ぴかっと光る豆電球が背景に見えるような顔で提案してくれた。
「みにがずっと行きたいって言ってたカフェ行ってみようよ。その後俺が気になってる公園行こう」
「めっちゃいいね!そうしよう」
のんびり寝た後に、のんびりお散歩コース。
大夢と過ごせるならいつだってそうだけど、最高の1日になること間違いなしだ。
うきうきして小走りで支度を進めていれば、「そんな焦んなくても逃げないよ」って大夢は笑ってた。
「お待たせしました」
「ん、行こう」
差し出される手を、またぎゅっと握る。
「大夢って手繋ぐの好きだよね」
何の気なしに言ってみれば、大夢はうーんと言葉を濁した。
「まあ好きだけど、手繋ぐのは好きだからが1番大きい理由じゃないよ」
「そうなの?じゃあ1番の理由は?」
「やだよ。言ったら絶対笑うじゃん」
「聞いてみないと分かんないじゃん!ええ気になる」
「そのうち言うよ」
粘っても言う気なさそう。
仕方なく諦めて、他愛無い話をしながら歩いていると、カフェに着いた。
思っていた以上に暖かい雰囲気のその空間は、ドンピシャで大好きだった。
「確かにみに好きそう」「みに頼むのこれ?だと思った」
目の前の私の好みを熟知してる彼氏の存在と、美味しい料理と、のんびりした空気。
全部が幸せでしかなくて、やっぱり緩む頬を抑えられなかった。
お腹も心もしっかり満たされて、また手を繋いでカフェを出る。
そのまま少し歩くと、大夢が見たがってた植物のある公園に着いた。
陽がポカポカしていてあったかい。
陽だまりの道を歩く大夢の髪が、反射して天使みたいに見えた。
いなくなったら困るから、繋いだ手に力を込める。
「どうした?」
「ううん、なんでもない。幸せだなあって」
「それは俺もだよ」
すーっと思いっきり息を吸う。
この空気をこのまま私の体の中にとっておけたらいいのにな。
「どう?これ家に置いたら」
「いいと思う!」
「じゃあそのうち買って帰ろ」
お目当ても見つかって、二人とも大満足の散歩は終わりを告げる。
「夜ご飯の買い物していい?」
「何にする?一緒に作ろうよ」
夕焼けに染まった空を眺めながら、二人で夜ご飯のことを考える。
少しづつ聞こえてくる忙しない日々の足音は無視しよう。
今の幸せをいっぱいチャージすれば、きっと乗り越えられるから。
「今日これ安いよ」
「ほんとだ、夜ご飯決まりだね」
スーパーでカゴを持ちながら一緒に悩んでくれる大夢にキュンとしていいのは、世界で私だけだもん。
それすらも、幸せ。
「ただいまーおかえりー」
「おかえりーただいまー」
帰宅して靴を脱ぎ、程よい疲労感に浸っていると、突然名前を呼ばれた。
「みに」
「ん?」
大夢の方を向いた瞬間、重なった唇。
「おかえりのキス」
そう言い捨てて、先に部屋に入って行った大夢。
いつも照れてしないくせに。
日常の幸せも、ほんの少しだけ平日とは違うこんな幸せも、もっと非日常の幸せも。
いっぱいの幸せをずっと二人で味わっていこうねって気持ちを込めて、先に食材をしまう大夢の背中にギュッと抱きついた。
「大夢、大好き」
「俺も」
大夢の声で「大好き」はあんまり聞けない。
だけど、いつも気持ちはいっぱい伝わってくるから、なかなか言葉にできないところも愛おしく感じる。
「教えてあげる、俺が手繋ぐ理由」
こっちを見ないまま、大夢ははっきりと言った。
「手繋ぐ時、絶対みにの嬉しそうな顔が見れるから」
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「🐹くんとゆったり過ごす1日」
ほんとにほんとに嬉しくて、るんるんで糖度高めに書かせていただきました!
ありがとうございます!!ご希望に沿えていたら幸いです⸝⋆
