【Masaya.K】
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「ただいま〜」
「おかえりー!」
玄関の開く音を聞き、彼のもとに走る。
残業で顔色に疲れが浮かんでいるけど、それでも爽やかさが残ってるのが私の旦那のすごいところ。
「疲れたー!遅くなっちゃってごめん」
「ううん、なんなら私も定時ちょっと過ぎた」
「そうなの?無理してない?」
「大丈夫。それより自分の心配してよ」
どこまで優しいんだか。
そんな会話が終わった頃、靴を脱ぎ終わった柾哉がぎゅっと抱きついてきた。
迷うことなく受け入れると、スンスンと鼻を働かせる音が聞こえてくる。
「なにしてんの?」
「エネルギーチャージ」
柾哉がお風呂に入れば同じ匂いになるはずなんだけど。
「これ?」
「みにの全部がね。今はみにの良い匂い嗅いで、鼻にちゃんと帰ってきたよーって教えてあげてる」
「……絶妙にわかんない」
ちょっととぼけてみたけど。
「えー!みにだってたまに嗅いでるじゃん」
「気づいてたの」
「そりゃみにのこといっぱい見てるからね〜ナメちゃ困るよ奥さん」
「そっかあ。私の旦那さんすごいんだった」
こうして旦那さん・奥さん呼びを挟んでいくのが私たちのブーム。
お互い言いながら照れるのはそろそろ直したいところなのに、まだニヤニヤは収まりそうにない。
……結婚したことが嬉しくて、くすぐったくて、幸せなんだから仕方ない。そういうことにする。
得意げな顔してるのが声色から伝わってきたから、そっと頭を撫でてみる。
サラサラの髪に触れられる幸せを噛み締めてたら、もっとと言わんばかりにぴとりと頭がくっついてきた。
「奥さんのほうがすごいかも〜俺の気持ち覗き込まれてる〜」
「旦那さんがわかりやすいのかな〜」
いつまでもこうして遊んでたいけど、私たちには明日がやって来るから。
「ご飯まだだよね?先食べる?先お風呂?」
体を離して直後の予定を問えば、目をじっと合わせて即答された。
「みに」
「いや私あのベタなやつ言ってない」
「言ってよーみに1択なのに」
「柾哉疲れてんのに言わないよ」
「疲れてるときこそみにだよ」
「真顔でそんなこと言わないで……」
甘さをたっぷり含んで、それでいて真剣な目で言うから。
耐えきれずに目を逸らすけど、それを許してくれるはずなんかなくて、目線が追いかけてくる。
「早く決めてよ」
「照れてるみに見るの楽しい」
「ねえ」
拳を突き出してみるけど、それは筋肉に押し返された。悔しい。
「可愛い」
「ねえ、早く疲れとりな?」
「ふふふ、じゃあ先に風呂入って来ようかな」
「ん、わかった」
ようやく決めてくれたから、それに従って準備するだけ。
そう思って荷物を預かって背を向けたのに、ぎゅって背中に抱き着いてきやがった。
「重いなー歩きにくいなー」
クレームを飛ばしながら、一応体勢は崩さずにいてあげる。
今日は特別疲れてるみたいだし、結局そんなときにこうやって甘えてもらえるのが嬉しいって感じちゃうし。
「やっぱみににくっついちゃうようにできてんの俺」
「そんなわけあるか」
お疲れさんの戯言は聞き流して、洗面所に押しやっておいた。
聞き流せてるかは、わからないけど。
「はい着いたよー」
「ありがと、ふふ。準備もしてくれてたんだ」
「すぐリラックスしたいでしょ」
なんでもないように答えると、嬉しいって言いながら頭を撫でてきた。
「なにが」
「俺の日常生活にあまりにもみにが溶け込みすぎてて」
特に何も考えずに必要なものをカゴに入れておいただけ。
それをこう解釈してくれるほうが嬉しいけど。
「優しいこと言ってくれてる割になんかニヤニヤしてない?」
振り向いてみたら、どことなく顔の緩み方がさっきと違うような気がする。
「いや?ニコニコしてる」
「ん~」
目を細めて疑い深く顔を見てみると、へへっと笑ってあっさり白状してくれた。
「前はあんなにワタワタしてたみにが普通に俺の下着持って準備してんの想像したらかわいいなあと思って」
「……うるさい」
さっさと出て扉を閉めると、ははは!と楽しそうな笑い声が聞こえてきたから本気で頭を抱えたくなった。
「じゃあ入ってくるねーすぐ上がるー」
「ごゆっくりどうぞ!」
怒気を含んだ声を出しておいたら、また笑われた。
付き合いたてや同棲したての頃、異性に免疫がなかった私は何するにもソワソワしちゃって。
柾哉の下着を畳むときも、初めて名前を呼び捨てした時も、他にもいろいろ。
その行動ひとつひとつにかわいいって柾哉に爆笑されてた。
だから、そのときの思い出を踏まえて、からかってるんだろうな。
「ほんと、ずるい」
いじられてムカつくはずなのに、覚えててくれて嬉しいなとか思っちゃうから。
あの頃は良かったとか言わないで、現在進行形でかわいいって言ってくれるから。
味噌汁を火にかけてかき混ぜながら、そんな独り言を口に出してしまった。
「上がったー」
「はーい」
ごゆっくりって言ったはずが、意外とすぐに戻ってきた柾哉。
タオルで髪を拭きながら戻ってきたから、要求は大体わかった。
「ドライヤー取ってきて」
「え!乾かしてくれんの!」
白々しいこと言いながら、柾哉はルンルンに洗面所に戻っていく。
結局甘やかしちゃうんだよなあ。ほんと、どうしよう。
「はい!」
「はい、そこ座って」
コードを挿して、カーペットの上に座ってもらう。
膝立ちになって髪に手を通しながら温風をかけると、どんどんふわふわになっていく。
その感触がなんだかんだ楽しくて、こうして簡単に引き受けてしまっている側面もあるんだよね。
「終わった」
「えーもう?」
「充分サラサラだよ?ご飯まだだし」
呆気なく終わってどことなく不服そうにされた。
おまけに少しだけ乾かした後も髪に触れて手櫛で梳かすと、とろんとした目で受け入れてくれる。
けど、だんだん夜も深まってきたから早く寝れるようにしてあげたい。
心を鬼にして肩をぽんと叩き、ドライヤーを回収しようと立ち上がる。
そしたら、柾哉も一緒に立ち上がって正面からぎゅっと抱きしめられた。
「ん~?」
「ありがと、みに」
優しい声に、何故か涙腺が緩みそうになる。
人って悲しい時や嬉しい時、たまに怒ってるときに時に泣くものだと思ってたのに、幸せだから泣けてくるって気持ちを教えてくれたのは、他でもない柾哉。
「みにが癒やしてくれるから全力で立ち向かえるし、みにを守りたいから強くなれるし、みにが優しいから優しくなれるし、みにが頑張るから俺も頑張ろうって思える」
「ふふ。一緒だよ」
「そうやって、一緒に幸せになりたいじゃん」
「そうだね」
泣き虫~とクスクス笑いながら、そっと袖で涙を拭いてくれる。
その間も、もう片方の手は体の後ろに回されたまま。
ありがとう、と口にすれば、その口を塞ぐようにそっと優しくキスが降ってきた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「〇〇カップル・〇〇夫婦のシリーズの柾哉くん(甘々)」
子ども生まれても誕生日に花束贈ったり、何年経っても結婚記念日をお祝いしたり、ずっとラブラブなんだろうなあと思います💭リクエストありがとうございます⸝⋆
リクエスト「ラブラブ過ぎる木村夫妻」
ちょうどこのお話を書いてるときに送っていただいて、運命かと思いました✨
わかめに栄養をありがとうございます!
「おかえりー!」
玄関の開く音を聞き、彼のもとに走る。
残業で顔色に疲れが浮かんでいるけど、それでも爽やかさが残ってるのが私の旦那のすごいところ。
「疲れたー!遅くなっちゃってごめん」
「ううん、なんなら私も定時ちょっと過ぎた」
「そうなの?無理してない?」
「大丈夫。それより自分の心配してよ」
どこまで優しいんだか。
そんな会話が終わった頃、靴を脱ぎ終わった柾哉がぎゅっと抱きついてきた。
迷うことなく受け入れると、スンスンと鼻を働かせる音が聞こえてくる。
「なにしてんの?」
「エネルギーチャージ」
柾哉がお風呂に入れば同じ匂いになるはずなんだけど。
「これ?」
「みにの全部がね。今はみにの良い匂い嗅いで、鼻にちゃんと帰ってきたよーって教えてあげてる」
「……絶妙にわかんない」
ちょっととぼけてみたけど。
「えー!みにだってたまに嗅いでるじゃん」
「気づいてたの」
「そりゃみにのこといっぱい見てるからね〜ナメちゃ困るよ奥さん」
「そっかあ。私の旦那さんすごいんだった」
こうして旦那さん・奥さん呼びを挟んでいくのが私たちのブーム。
お互い言いながら照れるのはそろそろ直したいところなのに、まだニヤニヤは収まりそうにない。
……結婚したことが嬉しくて、くすぐったくて、幸せなんだから仕方ない。そういうことにする。
得意げな顔してるのが声色から伝わってきたから、そっと頭を撫でてみる。
サラサラの髪に触れられる幸せを噛み締めてたら、もっとと言わんばかりにぴとりと頭がくっついてきた。
「奥さんのほうがすごいかも〜俺の気持ち覗き込まれてる〜」
「旦那さんがわかりやすいのかな〜」
いつまでもこうして遊んでたいけど、私たちには明日がやって来るから。
「ご飯まだだよね?先食べる?先お風呂?」
体を離して直後の予定を問えば、目をじっと合わせて即答された。
「みに」
「いや私あのベタなやつ言ってない」
「言ってよーみに1択なのに」
「柾哉疲れてんのに言わないよ」
「疲れてるときこそみにだよ」
「真顔でそんなこと言わないで……」
甘さをたっぷり含んで、それでいて真剣な目で言うから。
耐えきれずに目を逸らすけど、それを許してくれるはずなんかなくて、目線が追いかけてくる。
「早く決めてよ」
「照れてるみに見るの楽しい」
「ねえ」
拳を突き出してみるけど、それは筋肉に押し返された。悔しい。
「可愛い」
「ねえ、早く疲れとりな?」
「ふふふ、じゃあ先に風呂入って来ようかな」
「ん、わかった」
ようやく決めてくれたから、それに従って準備するだけ。
そう思って荷物を預かって背を向けたのに、ぎゅって背中に抱き着いてきやがった。
「重いなー歩きにくいなー」
クレームを飛ばしながら、一応体勢は崩さずにいてあげる。
今日は特別疲れてるみたいだし、結局そんなときにこうやって甘えてもらえるのが嬉しいって感じちゃうし。
「やっぱみににくっついちゃうようにできてんの俺」
「そんなわけあるか」
お疲れさんの戯言は聞き流して、洗面所に押しやっておいた。
聞き流せてるかは、わからないけど。
「はい着いたよー」
「ありがと、ふふ。準備もしてくれてたんだ」
「すぐリラックスしたいでしょ」
なんでもないように答えると、嬉しいって言いながら頭を撫でてきた。
「なにが」
「俺の日常生活にあまりにもみにが溶け込みすぎてて」
特に何も考えずに必要なものをカゴに入れておいただけ。
それをこう解釈してくれるほうが嬉しいけど。
「優しいこと言ってくれてる割になんかニヤニヤしてない?」
振り向いてみたら、どことなく顔の緩み方がさっきと違うような気がする。
「いや?ニコニコしてる」
「ん~」
目を細めて疑い深く顔を見てみると、へへっと笑ってあっさり白状してくれた。
「前はあんなにワタワタしてたみにが普通に俺の下着持って準備してんの想像したらかわいいなあと思って」
「……うるさい」
さっさと出て扉を閉めると、ははは!と楽しそうな笑い声が聞こえてきたから本気で頭を抱えたくなった。
「じゃあ入ってくるねーすぐ上がるー」
「ごゆっくりどうぞ!」
怒気を含んだ声を出しておいたら、また笑われた。
付き合いたてや同棲したての頃、異性に免疫がなかった私は何するにもソワソワしちゃって。
柾哉の下着を畳むときも、初めて名前を呼び捨てした時も、他にもいろいろ。
その行動ひとつひとつにかわいいって柾哉に爆笑されてた。
だから、そのときの思い出を踏まえて、からかってるんだろうな。
「ほんと、ずるい」
いじられてムカつくはずなのに、覚えててくれて嬉しいなとか思っちゃうから。
あの頃は良かったとか言わないで、現在進行形でかわいいって言ってくれるから。
味噌汁を火にかけてかき混ぜながら、そんな独り言を口に出してしまった。
「上がったー」
「はーい」
ごゆっくりって言ったはずが、意外とすぐに戻ってきた柾哉。
タオルで髪を拭きながら戻ってきたから、要求は大体わかった。
「ドライヤー取ってきて」
「え!乾かしてくれんの!」
白々しいこと言いながら、柾哉はルンルンに洗面所に戻っていく。
結局甘やかしちゃうんだよなあ。ほんと、どうしよう。
「はい!」
「はい、そこ座って」
コードを挿して、カーペットの上に座ってもらう。
膝立ちになって髪に手を通しながら温風をかけると、どんどんふわふわになっていく。
その感触がなんだかんだ楽しくて、こうして簡単に引き受けてしまっている側面もあるんだよね。
「終わった」
「えーもう?」
「充分サラサラだよ?ご飯まだだし」
呆気なく終わってどことなく不服そうにされた。
おまけに少しだけ乾かした後も髪に触れて手櫛で梳かすと、とろんとした目で受け入れてくれる。
けど、だんだん夜も深まってきたから早く寝れるようにしてあげたい。
心を鬼にして肩をぽんと叩き、ドライヤーを回収しようと立ち上がる。
そしたら、柾哉も一緒に立ち上がって正面からぎゅっと抱きしめられた。
「ん~?」
「ありがと、みに」
優しい声に、何故か涙腺が緩みそうになる。
人って悲しい時や嬉しい時、たまに怒ってるときに時に泣くものだと思ってたのに、幸せだから泣けてくるって気持ちを教えてくれたのは、他でもない柾哉。
「みにが癒やしてくれるから全力で立ち向かえるし、みにを守りたいから強くなれるし、みにが優しいから優しくなれるし、みにが頑張るから俺も頑張ろうって思える」
「ふふ。一緒だよ」
「そうやって、一緒に幸せになりたいじゃん」
「そうだね」
泣き虫~とクスクス笑いながら、そっと袖で涙を拭いてくれる。
その間も、もう片方の手は体の後ろに回されたまま。
ありがとう、と口にすれば、その口を塞ぐようにそっと優しくキスが降ってきた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「〇〇カップル・〇〇夫婦のシリーズの柾哉くん(甘々)」
子ども生まれても誕生日に花束贈ったり、何年経っても結婚記念日をお祝いしたり、ずっとラブラブなんだろうなあと思います💭リクエストありがとうございます⸝⋆
リクエスト「ラブラブ過ぎる木村夫妻」
ちょうどこのお話を書いてるときに送っていただいて、運命かと思いました✨
わかめに栄養をありがとうございます!
