【Rihito.I】
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「りー、耳貸して」
「またやん」
何の予定もない休日の昼下がり。
ソファで隣に座る彼氏に何度目かのお願いをすると、笑いながら素直に体を傾けてくれた。
何回言っても一回も嫌な顔をしないの、優しすぎると思う。
その優しさに甘えて何度も見る私、相当甘やかされてるよなあ。
至近距離で見つめると、それはそれはドストライクすぎてうっとりしちゃう。
「はあ、かっこいい」
「ピアスが?ピアスつけてる俺が?」
「えー……ピアス?」
素直になるのが恥ずかしくて、すっとぼけてみる。
「みにちゃん?噓でしょ?」
そしたら、怒ったような声を出す理人にくすぐられた。
「もう見せてやらないぞ!おら!」
「ねえしんどい、すいません!かっこいいのは彼氏の理人くんです!!」
笑いすぎて出た涙を拭いながら謝ると、にやにやと理人がいじってくる。
「よろしい」
「伝わってるくせに」
「何が?」
うわ、悔しい。
今度は理人がすっとぼけやがった。
「ピアスしてるりーが世界一かっこいいって、話」
「……ぎゃー!みにずるい!」
目を逸らしながら答えると、謎の声を出しながら理人がぐっしゃぐしゃに頭を撫でてくる。
されるがままになってると、大好きな耳が赤くなってることに気づいた。
「へへ、理人照れてる?」
「そりゃ照れるやろー」
「そっかあ」
否定するかと思いきや、ニヤニヤを隠そうともせずに認められ、こっちが照れてしまう。
そういうとこ、ほんとずるい。
ずるいから、意地悪してみる。
「私が1番好きなのは軟骨ピアスなんだよなー」
「その話はやめてよみにちゃーん……」
「やだ。ずっと恨んでるもん」
「それは面目ない」
この話は、私たちの中で1番の大事件だと思う。
一緒に過ごすうちに、「もしかして俺の彼女めちゃくちゃお嬢様では?」と思ったらしい理人。
耳たぶはまだしも、軟骨まで開いてるチャラそうな人はお断りよ!と私の親に言われるのを危惧し、いつか結婚の挨拶に行くことを見据えて塞ぐことにしたんだとか。
その頃の私も私で、照れが勝ってピアスに言及したことはなかった。
ふとした時に見えるピアスにときめいてたし、理人が気づいてないときには結構盗み見てはいたんだけど。
だから、気づいたら大好きな軟骨のピアスをしなくなってて、あまりにもショックで。
そして私がショック受けてることに驚いてる理人という構図ができあがっていた。
「やっぱりまた開けない?理人の軟骨ピアスまた見たい」
「んーみにに言われたら開けてもいいんだけど、やっぱりご両親に認めてもらいたいのねりーくんは」
当たり前のように私との将来を見据えてて、そして私が理由なら。
「……わがまま言えない」
「ごめんね」
私だって、ずっと一緒にいられなくなるのはイヤ。
両親はそんなとこ見てないとは思うけど、そういう理人の慎重なところは好きになってもらえるんじゃないかな。
「理人が謝る話じゃないでしょ。あーもっと写真撮っておけばよかった!」
「なーに、写真見て思い出してくれんの?」
「理人の軟骨ピアスに出会えるの、それしかないじゃん」
画像フォルダにはいっぱい理人がいて、まあ、それを見てれば思い出せるし……
「ああー!もう!なーんで!」
「わ!びっくりした」
私の方に体を傾けてくれていた理人が、急に反対に倒れて悶えだす。
「ずっと俺のこと考えてるみに想像するだけで無理!ねえ!かわいいなもう!」
「情緒おかしいって」
急に狂いだしたから、横の人は放置して早速フォルダを遡ってみる。
写真が多すぎてスクロールするの大変だけど、やっぱり付き合ったばかりのぎこちない距離感の私たちが映る写真には、軟骨にピアスをしてる理人がいる。
「これいいなあ」
私と一生一緒にいるために軟骨のピアス穴を埋めてくれたと聞いても、好きだったピアス姿の理人へのときめきは抑えられない。
メロいってこういうことなんだろうな。
「ちょ、みに?俺といるときはこっち見て?」
ビュン!って効果音が似合う俊敏な動きで起き上がった理人が、ガンギマリの目で圧をかけてくる。
「あれ、起き上がってたの」
「ああー冷たいとこもかわいいけど!俺といるときは今の俺見て!?」
「へへ、ごめんね?」
こうやって比べてみると、なんだか理人の顔がシュッとした気がする。
「なんか痩せた?理人」
またピアスを触らせてもらいながら輪郭を見てみると、やっぱり男らしさが増してる気が。
「そら可愛い彼女がいたらかっこよくなるやろー」
はっはー!と笑いながら、ぎゅうぎゅうと横から抱きしめてくる。
こんなに一途に褒めてくれるのが、嬉しくて。
自分のためにいっぱい考えてくれてるのも、幸せで。
理人の背中に腕を回して抱きしめ返すと、ぎゅっとしてくれる力が強くなった。
「ふふーみに大好きー」
あまりに胸が苦しくなる言葉を添えて。
「……私が軟骨開けようかな?」
「は!?」
理人の腕の中、思いついたことを言ってみればすごい声量が返ってくる。
「軟骨、結構痛いよ!?」
「一瞬じゃん」
「夏は膿みやすいし!」
本当っぽいけど、それ以上に止めようという強い意志が見える。
「めちゃめちゃ嫌がるじゃん」
「いやーだってさ、ね?」
全然察せない。
首を傾げていると、理人の指が私の耳を撫でる。
「こーんな可愛い耳に穴開けんの?」
さわさわ、理人の長い指が私の耳に触れる。
その手つきがなんか、やらしい。
「宝物傷つけてるみたいで嫌じゃん」
「ちょ、あっ」
「ん?」
絶対気づいてるのに!!
口を閉じたまま口角を上げて、ずっと耳を撫でてくるから変な声が出そうになる。
「みに照れてる?」
「……うるさい」
「さっき俺に同じこと聞いたのに」
楽しそうに笑いながら耳を触るのをやめないんだから、本当にいい加減にしてほしい。
「まあ、俺に触られて真っ赤になっちゃうような耳じゃまだ早いな!」
「どういうこと?」
「ふふん」
全然わかんないけど、なんだか一生認めてもらえなさそうなのはわかった。かも。
「ピアスの位置と意味は知ってるん?」
「え、知らない」
「じゃありー様が教えてあげよう」
今度は理人の指先が、私の右耳をやわくつつく。
「右は守られる人って意味で、左は守る人って意味」
「え、だから理人って左につけてるの?」
「まあね」
「そんなのも意味あるんだ」
「そうなんだよね〜だからまあ、開けるとしたら右がオススメだけど、」
「だけど?」
「俺の真似したっていうのも可愛すぎるんだけど、」
「ねえ、なに?」
「いや〜〜」
「絶対何か言おうとしてるじゃん!」
だけどだけど、って言い淀んでるけど絶対なんか言いたがってるし。
ジト目で見つめ続ければ、堪忍したように目を逸らしながら理人が答える。
「……俺はみにの全部が好きやし全部大事やから、大事にしてな?」
うわー恥ずかしー!と言いながら雪崩れるように抱きついてくる理人を受け止めるのでいっぱいいっぱいだった。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「理人くんのピアス関連のお話」
↑同意しまくるとともに、わかめがときめきました
リクエスト「池﨑理人くんの甘々」
ピアスってなんであんなにかっこいいんだろ?
事情がちゃんとわからなかったので、フィクション強めでお送りしました!
ありがとうございました⸝⋆
「またやん」
何の予定もない休日の昼下がり。
ソファで隣に座る彼氏に何度目かのお願いをすると、笑いながら素直に体を傾けてくれた。
何回言っても一回も嫌な顔をしないの、優しすぎると思う。
その優しさに甘えて何度も見る私、相当甘やかされてるよなあ。
至近距離で見つめると、それはそれはドストライクすぎてうっとりしちゃう。
「はあ、かっこいい」
「ピアスが?ピアスつけてる俺が?」
「えー……ピアス?」
素直になるのが恥ずかしくて、すっとぼけてみる。
「みにちゃん?噓でしょ?」
そしたら、怒ったような声を出す理人にくすぐられた。
「もう見せてやらないぞ!おら!」
「ねえしんどい、すいません!かっこいいのは彼氏の理人くんです!!」
笑いすぎて出た涙を拭いながら謝ると、にやにやと理人がいじってくる。
「よろしい」
「伝わってるくせに」
「何が?」
うわ、悔しい。
今度は理人がすっとぼけやがった。
「ピアスしてるりーが世界一かっこいいって、話」
「……ぎゃー!みにずるい!」
目を逸らしながら答えると、謎の声を出しながら理人がぐっしゃぐしゃに頭を撫でてくる。
されるがままになってると、大好きな耳が赤くなってることに気づいた。
「へへ、理人照れてる?」
「そりゃ照れるやろー」
「そっかあ」
否定するかと思いきや、ニヤニヤを隠そうともせずに認められ、こっちが照れてしまう。
そういうとこ、ほんとずるい。
ずるいから、意地悪してみる。
「私が1番好きなのは軟骨ピアスなんだよなー」
「その話はやめてよみにちゃーん……」
「やだ。ずっと恨んでるもん」
「それは面目ない」
この話は、私たちの中で1番の大事件だと思う。
一緒に過ごすうちに、「もしかして俺の彼女めちゃくちゃお嬢様では?」と思ったらしい理人。
耳たぶはまだしも、軟骨まで開いてるチャラそうな人はお断りよ!と私の親に言われるのを危惧し、いつか結婚の挨拶に行くことを見据えて塞ぐことにしたんだとか。
その頃の私も私で、照れが勝ってピアスに言及したことはなかった。
ふとした時に見えるピアスにときめいてたし、理人が気づいてないときには結構盗み見てはいたんだけど。
だから、気づいたら大好きな軟骨のピアスをしなくなってて、あまりにもショックで。
そして私がショック受けてることに驚いてる理人という構図ができあがっていた。
「やっぱりまた開けない?理人の軟骨ピアスまた見たい」
「んーみにに言われたら開けてもいいんだけど、やっぱりご両親に認めてもらいたいのねりーくんは」
当たり前のように私との将来を見据えてて、そして私が理由なら。
「……わがまま言えない」
「ごめんね」
私だって、ずっと一緒にいられなくなるのはイヤ。
両親はそんなとこ見てないとは思うけど、そういう理人の慎重なところは好きになってもらえるんじゃないかな。
「理人が謝る話じゃないでしょ。あーもっと写真撮っておけばよかった!」
「なーに、写真見て思い出してくれんの?」
「理人の軟骨ピアスに出会えるの、それしかないじゃん」
画像フォルダにはいっぱい理人がいて、まあ、それを見てれば思い出せるし……
「ああー!もう!なーんで!」
「わ!びっくりした」
私の方に体を傾けてくれていた理人が、急に反対に倒れて悶えだす。
「ずっと俺のこと考えてるみに想像するだけで無理!ねえ!かわいいなもう!」
「情緒おかしいって」
急に狂いだしたから、横の人は放置して早速フォルダを遡ってみる。
写真が多すぎてスクロールするの大変だけど、やっぱり付き合ったばかりのぎこちない距離感の私たちが映る写真には、軟骨にピアスをしてる理人がいる。
「これいいなあ」
私と一生一緒にいるために軟骨のピアス穴を埋めてくれたと聞いても、好きだったピアス姿の理人へのときめきは抑えられない。
メロいってこういうことなんだろうな。
「ちょ、みに?俺といるときはこっち見て?」
ビュン!って効果音が似合う俊敏な動きで起き上がった理人が、ガンギマリの目で圧をかけてくる。
「あれ、起き上がってたの」
「ああー冷たいとこもかわいいけど!俺といるときは今の俺見て!?」
「へへ、ごめんね?」
こうやって比べてみると、なんだか理人の顔がシュッとした気がする。
「なんか痩せた?理人」
またピアスを触らせてもらいながら輪郭を見てみると、やっぱり男らしさが増してる気が。
「そら可愛い彼女がいたらかっこよくなるやろー」
はっはー!と笑いながら、ぎゅうぎゅうと横から抱きしめてくる。
こんなに一途に褒めてくれるのが、嬉しくて。
自分のためにいっぱい考えてくれてるのも、幸せで。
理人の背中に腕を回して抱きしめ返すと、ぎゅっとしてくれる力が強くなった。
「ふふーみに大好きー」
あまりに胸が苦しくなる言葉を添えて。
「……私が軟骨開けようかな?」
「は!?」
理人の腕の中、思いついたことを言ってみればすごい声量が返ってくる。
「軟骨、結構痛いよ!?」
「一瞬じゃん」
「夏は膿みやすいし!」
本当っぽいけど、それ以上に止めようという強い意志が見える。
「めちゃめちゃ嫌がるじゃん」
「いやーだってさ、ね?」
全然察せない。
首を傾げていると、理人の指が私の耳を撫でる。
「こーんな可愛い耳に穴開けんの?」
さわさわ、理人の長い指が私の耳に触れる。
その手つきがなんか、やらしい。
「宝物傷つけてるみたいで嫌じゃん」
「ちょ、あっ」
「ん?」
絶対気づいてるのに!!
口を閉じたまま口角を上げて、ずっと耳を撫でてくるから変な声が出そうになる。
「みに照れてる?」
「……うるさい」
「さっき俺に同じこと聞いたのに」
楽しそうに笑いながら耳を触るのをやめないんだから、本当にいい加減にしてほしい。
「まあ、俺に触られて真っ赤になっちゃうような耳じゃまだ早いな!」
「どういうこと?」
「ふふん」
全然わかんないけど、なんだか一生認めてもらえなさそうなのはわかった。かも。
「ピアスの位置と意味は知ってるん?」
「え、知らない」
「じゃありー様が教えてあげよう」
今度は理人の指先が、私の右耳をやわくつつく。
「右は守られる人って意味で、左は守る人って意味」
「え、だから理人って左につけてるの?」
「まあね」
「そんなのも意味あるんだ」
「そうなんだよね〜だからまあ、開けるとしたら右がオススメだけど、」
「だけど?」
「俺の真似したっていうのも可愛すぎるんだけど、」
「ねえ、なに?」
「いや〜〜」
「絶対何か言おうとしてるじゃん!」
だけどだけど、って言い淀んでるけど絶対なんか言いたがってるし。
ジト目で見つめ続ければ、堪忍したように目を逸らしながら理人が答える。
「……俺はみにの全部が好きやし全部大事やから、大事にしてな?」
うわー恥ずかしー!と言いながら雪崩れるように抱きついてくる理人を受け止めるのでいっぱいいっぱいだった。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「理人くんのピアス関連のお話」
↑同意しまくるとともに、わかめがときめきました
リクエスト「池﨑理人くんの甘々」
ピアスってなんであんなにかっこいいんだろ?
事情がちゃんとわからなかったので、フィクション強めでお送りしました!
ありがとうございました⸝⋆
