【Hiroto.N】
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アラームが鳴って、目を覚ます。
止めて起き上がり、隣の寝ぼすけさんの肩を優しく叩いた。
「おはよう」
「……もうちょい」
「起きて〜」
声をかけても、洸人くんが寄りかかってくる。
別に私だって、くっついてたい気持ちがないわけじゃない。
でも、洸人くんが出掛けよって誘ってくれたんだし、ちゃんと時間かけて支度したい!
「ん~~」
唸り声を上げながら私の体に巻き付いた腕は、逞しくてかっこいい。
きっと彼のお友達はこんな一面知らないだろうなって嬉しくなっちゃう。
少し寝ぐせのついた頭を撫でてみると、目を閉じたまま頬を緩めてた。
ずっとこうしていたいけど、かわいい姿でデートしたいしなあ。
心を鬼にして、離れてカーテンを開けると、眩しい日光が部屋に差し込んだ。
んわあ、と声をあげて、やっと洸人くんが起き上がる。
「おはよう」
もう1回声を掛けてみると、欠伸をひとつした洸人くんが起き上がって拗ねた顔をした。
手招きされたから、ベッドに逆戻り。
「おはよ、みに」
近寄ると、口元が緩んだ洸人くんが腕を広げる。
大人しくその腕に収まれば、存在を確かめるように力が込められた。
「支度するね」
「ん」
心地よいぬくもりが眠気を誘ってくるけど、ちゃんと離れる。
それに、だんだん目が覚めてきたらしい彼は、朝の甘々洸人くんから頼れる年上彼氏の洸人くんになってた。
特に今日は頑張ろうって思うのは、洸人くんのせい。
昨日の夜、「何着てけばいい?」って聞いたら、「可愛い格好したらいいんじゃない」って言われたんだもん。
いつもは「適当でいいよ、何着ても可愛いし」とか言うのに。
だから、わかんないけど、今日は何か特別なことがあるのかなって思うんだ。
お水を飲んで、顔を洗って……いつもの支度も楽しく感じてしまう。
流行りの歌を口ずさみながら、新しい服に腕を通した。
「みに、何着んの?」
髪を梳かしていると、髪を濡らして寝癖を直した洸人くんが近寄ってくる。
満面の笑みで服を見せびらかせば、軽く笑われた。
「可愛いじゃん」
新しい服って言わなくても、気づいてるみたい。
褒めてくれたのが嬉しくてニヤニヤしてると、反比例して洸人くんの眉間に皺が寄っていく。
首を傾げると、何か葛藤したような様子の洸人くんが、一言だけ言い残して自分の服を決めに行ってしまった。
「……離れんなよ」
もしかして、嫉妬かもって期待していいかな?
ヘアアレンジもメイクも、なんだか成功した気がして嬉しくなる。
最後に洸人くんに貰ったリップを塗って鏡を見れば、明らかに上機嫌の私が映っていた。
きっとお待たせしているであろう洸人くんを探すと、あれ?
「え!?かっこいい!」
あんまり見ない雰囲気の服と控えめなアクセに、ヘアセット。
いつもは服の系統はバラバラの私たちだけど、私に合わせてくれたみたいだった。
「そう?」
スッと立って玄関に向かう背中はかっこいいけど、真っ赤な耳が見えてる。
緩む頬を抑えずに追いかけると、笑いすぎって言いながらしっかり手を握られた。
部屋だと頭ぐしゃぐしゃにしてきたりほっぺつねられたりするから、おめかしした分、気を遣ってくれたのかな。
そんなとこも好きだなあって思いながら、洸人くんに着いていく。
「お、着いた」
お店を見る洸人くんに倣って、私も目線を洸人くんからお店に移す。
「えー!?」
だって、あの日。
一緒に何をするでもなく、横並びでソファに座っていた。
友達のストーリーをスクロールしていると、美味しそうなパンケーキが目に留まった。
お店の感じも洗練されていておしゃれだし、見た目も素敵だけど何より美味しそう。
「行きたいなあ」
「ん?」
声に出てて、しっかりひろとくんに拾われちゃった。
「一緒に行こうよ」
スマホの画面を向けると、勢い良く身を乗り出して見てくれた。
少しだけ、ちゅーするのかと思ってしまったのが恥ずかしい。
「これ俺が行ったらキツくない?」
「ええ?」
全然そんなことないと思うけどなあ。
むしろお洒落だしかっこいいし、似合うと思うんだけど。
「一応送っといて」
「はーい」
共有のボタンを押して、1番上にいるひろとくん宛に転送。
まあ、あの反応だし、さらっと見るだけかなあって思ってたのに。
「調べてくれたの?」
「まあ。てか、予約した」
促されておしゃれなドアを開くと、映像で見るよりずっと素敵な内装に出迎えられる。
後ろから洸人くんが「2人で予約した西です」って伝えたら、すんなりと奥に通された。
お冷とメニューを置いた店員さんを見送って、興奮したまま洸人くんを見る。
「すっごい嬉しい!ありがとう!」
思いがけずここに来れたことも、わざわざ調べて予約までしてくれたのも、服まで合わせて一緒に来てくれたのも。
目を見てしっかり伝えたけど、「別に」と感動が伝わっているか微妙な返事が来た。
熱弁しようと思ったけど、注文に時間をかけたら迷惑がかかってしまうから、メニューに目を通す。
悩んでたらいつものように洸人くんが半分こを提案してくれたから、ありがたく乗らせてもらう。
ほくほくした気持ちで注文してくれる姿を眺めて、はたと気づく。
お店に男の人が少ないのは想定通りだけど、可愛い女の子や綺麗なお姉さんたちの視線が洸人くんに向いている気がする。
いや、絶対そうだ。甘いもの好きがギャップになるカッコよさだもん。
折角連れてきてくれて、嬉しくて夢みたいな気分が、わがままで少し下向きになる。
そんなの失礼だから、目線を内装に移して気持ちを元に戻すように努めた。
「みに?」
「ほんとに嬉しい。どうやって伝えたらいい?」
「それはもう目がきらきらしてっから十分伝わってるけど。なんかあった?」
気づかれちゃったかな。
ここでとぼけても余計心配させちゃうから、正直に言うことにする。
「ちょっとね、みんな洸人くんのこと見てるの、嫌かもって思っちゃった」
目線を上げられずに言ったら、何の反応も返ってこない。
不安になって顔を上げたら、鳩が豆鉄砲を食ったような顔してた。
「え?見られてる?」
自覚ないの?
黙って首を縦に振っても、洸人くんは全然ピンと来てないらしい。
「嫌なの?」
「私が彼女だもん」
鈍感なのが心配になっちゃって、つい本音が出てしまう。
言ってから、重かったなって心配になったけど、何故か洸人くんは笑ってた。
「みに、それ家出る前の俺と同じこと思ってるよ」
「え?」
あの葛藤したような表情は、この気持ちと同じ?
そう思ったら、なんだか下がった気持ちが一瞬でなくなった気がする。
「それにさ、気づかないってことは、みにしか見えてないんじゃん?」
今度は、洸人くんが違う方見てて目が合わない。
そのくらいのドキドキがあっても、不安にならないように伝えてくれるって事実が、嬉しい。
甘いものは全部好きだけど、これから来るパンケーキよりも彼氏の方が好きなんだろうなって、くだらないことを考えちゃう。
伝えてみたら、ばーかって言いながら、照れたように笑ってた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「年上彼氏の西くん(甘々)」
リクエスト「甘々な西くん」
甘いものも好きだけどキャラ気にしてるエピ、好きなんです。
リクエストありがとうございました⸝⋆
止めて起き上がり、隣の寝ぼすけさんの肩を優しく叩いた。
「おはよう」
「……もうちょい」
「起きて〜」
声をかけても、洸人くんが寄りかかってくる。
別に私だって、くっついてたい気持ちがないわけじゃない。
でも、洸人くんが出掛けよって誘ってくれたんだし、ちゃんと時間かけて支度したい!
「ん~~」
唸り声を上げながら私の体に巻き付いた腕は、逞しくてかっこいい。
きっと彼のお友達はこんな一面知らないだろうなって嬉しくなっちゃう。
少し寝ぐせのついた頭を撫でてみると、目を閉じたまま頬を緩めてた。
ずっとこうしていたいけど、かわいい姿でデートしたいしなあ。
心を鬼にして、離れてカーテンを開けると、眩しい日光が部屋に差し込んだ。
んわあ、と声をあげて、やっと洸人くんが起き上がる。
「おはよう」
もう1回声を掛けてみると、欠伸をひとつした洸人くんが起き上がって拗ねた顔をした。
手招きされたから、ベッドに逆戻り。
「おはよ、みに」
近寄ると、口元が緩んだ洸人くんが腕を広げる。
大人しくその腕に収まれば、存在を確かめるように力が込められた。
「支度するね」
「ん」
心地よいぬくもりが眠気を誘ってくるけど、ちゃんと離れる。
それに、だんだん目が覚めてきたらしい彼は、朝の甘々洸人くんから頼れる年上彼氏の洸人くんになってた。
特に今日は頑張ろうって思うのは、洸人くんのせい。
昨日の夜、「何着てけばいい?」って聞いたら、「可愛い格好したらいいんじゃない」って言われたんだもん。
いつもは「適当でいいよ、何着ても可愛いし」とか言うのに。
だから、わかんないけど、今日は何か特別なことがあるのかなって思うんだ。
お水を飲んで、顔を洗って……いつもの支度も楽しく感じてしまう。
流行りの歌を口ずさみながら、新しい服に腕を通した。
「みに、何着んの?」
髪を梳かしていると、髪を濡らして寝癖を直した洸人くんが近寄ってくる。
満面の笑みで服を見せびらかせば、軽く笑われた。
「可愛いじゃん」
新しい服って言わなくても、気づいてるみたい。
褒めてくれたのが嬉しくてニヤニヤしてると、反比例して洸人くんの眉間に皺が寄っていく。
首を傾げると、何か葛藤したような様子の洸人くんが、一言だけ言い残して自分の服を決めに行ってしまった。
「……離れんなよ」
もしかして、嫉妬かもって期待していいかな?
ヘアアレンジもメイクも、なんだか成功した気がして嬉しくなる。
最後に洸人くんに貰ったリップを塗って鏡を見れば、明らかに上機嫌の私が映っていた。
きっとお待たせしているであろう洸人くんを探すと、あれ?
「え!?かっこいい!」
あんまり見ない雰囲気の服と控えめなアクセに、ヘアセット。
いつもは服の系統はバラバラの私たちだけど、私に合わせてくれたみたいだった。
「そう?」
スッと立って玄関に向かう背中はかっこいいけど、真っ赤な耳が見えてる。
緩む頬を抑えずに追いかけると、笑いすぎって言いながらしっかり手を握られた。
部屋だと頭ぐしゃぐしゃにしてきたりほっぺつねられたりするから、おめかしした分、気を遣ってくれたのかな。
そんなとこも好きだなあって思いながら、洸人くんに着いていく。
「お、着いた」
お店を見る洸人くんに倣って、私も目線を洸人くんからお店に移す。
「えー!?」
だって、あの日。
一緒に何をするでもなく、横並びでソファに座っていた。
友達のストーリーをスクロールしていると、美味しそうなパンケーキが目に留まった。
お店の感じも洗練されていておしゃれだし、見た目も素敵だけど何より美味しそう。
「行きたいなあ」
「ん?」
声に出てて、しっかりひろとくんに拾われちゃった。
「一緒に行こうよ」
スマホの画面を向けると、勢い良く身を乗り出して見てくれた。
少しだけ、ちゅーするのかと思ってしまったのが恥ずかしい。
「これ俺が行ったらキツくない?」
「ええ?」
全然そんなことないと思うけどなあ。
むしろお洒落だしかっこいいし、似合うと思うんだけど。
「一応送っといて」
「はーい」
共有のボタンを押して、1番上にいるひろとくん宛に転送。
まあ、あの反応だし、さらっと見るだけかなあって思ってたのに。
「調べてくれたの?」
「まあ。てか、予約した」
促されておしゃれなドアを開くと、映像で見るよりずっと素敵な内装に出迎えられる。
後ろから洸人くんが「2人で予約した西です」って伝えたら、すんなりと奥に通された。
お冷とメニューを置いた店員さんを見送って、興奮したまま洸人くんを見る。
「すっごい嬉しい!ありがとう!」
思いがけずここに来れたことも、わざわざ調べて予約までしてくれたのも、服まで合わせて一緒に来てくれたのも。
目を見てしっかり伝えたけど、「別に」と感動が伝わっているか微妙な返事が来た。
熱弁しようと思ったけど、注文に時間をかけたら迷惑がかかってしまうから、メニューに目を通す。
悩んでたらいつものように洸人くんが半分こを提案してくれたから、ありがたく乗らせてもらう。
ほくほくした気持ちで注文してくれる姿を眺めて、はたと気づく。
お店に男の人が少ないのは想定通りだけど、可愛い女の子や綺麗なお姉さんたちの視線が洸人くんに向いている気がする。
いや、絶対そうだ。甘いもの好きがギャップになるカッコよさだもん。
折角連れてきてくれて、嬉しくて夢みたいな気分が、わがままで少し下向きになる。
そんなの失礼だから、目線を内装に移して気持ちを元に戻すように努めた。
「みに?」
「ほんとに嬉しい。どうやって伝えたらいい?」
「それはもう目がきらきらしてっから十分伝わってるけど。なんかあった?」
気づかれちゃったかな。
ここでとぼけても余計心配させちゃうから、正直に言うことにする。
「ちょっとね、みんな洸人くんのこと見てるの、嫌かもって思っちゃった」
目線を上げられずに言ったら、何の反応も返ってこない。
不安になって顔を上げたら、鳩が豆鉄砲を食ったような顔してた。
「え?見られてる?」
自覚ないの?
黙って首を縦に振っても、洸人くんは全然ピンと来てないらしい。
「嫌なの?」
「私が彼女だもん」
鈍感なのが心配になっちゃって、つい本音が出てしまう。
言ってから、重かったなって心配になったけど、何故か洸人くんは笑ってた。
「みに、それ家出る前の俺と同じこと思ってるよ」
「え?」
あの葛藤したような表情は、この気持ちと同じ?
そう思ったら、なんだか下がった気持ちが一瞬でなくなった気がする。
「それにさ、気づかないってことは、みにしか見えてないんじゃん?」
今度は、洸人くんが違う方見てて目が合わない。
そのくらいのドキドキがあっても、不安にならないように伝えてくれるって事実が、嬉しい。
甘いものは全部好きだけど、これから来るパンケーキよりも彼氏の方が好きなんだろうなって、くだらないことを考えちゃう。
伝えてみたら、ばーかって言いながら、照れたように笑ってた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「年上彼氏の西くん(甘々)」
リクエスト「甘々な西くん」
甘いものも好きだけどキャラ気にしてるエピ、好きなんです。
リクエストありがとうございました⸝⋆
