【Masaya.K】
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明日からの旅行のためにパッキングしてる最中なのに。
「つかれたー」
手を止め、ぐでーっと天を仰いでる彼氏。子供か。
「終わったの?」
「大体はね。お菓子入れたしー」
ほらほら、とスーツケースを見せてくる。
手持ちの鞄にもお菓子入れてたよね?まあいいか。
「服も大丈夫だしー」
「柾哉がおそろいにしようって聞かなかったもんね」
プランを立ててくれたり旅館の予約をしてくれたり、色々決めてくれた柾哉。
でも唐突にペアルックの服を買ってきたのには驚いた。
服の好みは近いし、嬉しかったけど。
「万が一、みにとはぐれても見つけられるからね」
「それ心配なの柾哉の方じゃない?」
「ひど!」
「え、先に言ったの柾哉だよ!?」
理不尽すぎる。
少し頬を膨らませて柾哉を見ると、ニッコニコで頭を撫でてきた。
「露天風呂付きの部屋にしたから一緒に入ろうね」
語尾に音符が見えるくらいのテンション。
その笑顔が見られるなら……いやいや。
頷きそうになってしまうけど、なんとか不満そうな声を出す。
「えー」
「『狭いから嫌』とは言わせないよ!」
私が断るときの言い訳を封じて、前のめり。
ここまで言われると、逃げられないかな。
絶対に断るのは、恥ずかしいからっていうだけなんだけどね。
自分の体を見られるのもすっごい恥ずかしいけど、それよりも!
こんな可愛い顔しといて、しっかり男の人!って感じの柾哉の体を直視できないから!!
……なんて、言えるわけない。
「浴衣着る?」
顔を覗き込んでくる柾哉から離れながら、全力で話題を逸らした。
「絶対着てよー。何のために露天風呂付きの部屋にしたと思ってんの」
離れても、磁石か!と言いたいくらいにくっついてくる柾哉。
浴衣は絶対着て欲しいらしい。
「一緒にお風呂入りたかったんでしょ?」
「それもあるけどー、浴衣姿のみに外に出したくないもん」
「……ふーん?」
よくわからない理由。
しかも、ちょっと失礼じゃない?
ジト目で柾哉を見ると、なんか勘違いしてない!?と慌ててた。
「俺だけのみにだから嫌なの!浴衣なんてかわいすぎてだめ!」
「誰も見てないよ」
「だめ、もっと危機感持って」
そんなことないだろう、とは思うけど。
いっぱい心配してくれるんだな、それだけ好きでいてくれてるんだなって思うと嬉しい。
そんな気持ちを込めて、柾哉の唇にそっとキスを落とした。
「なーに?珍しいねえ」
我に返って離れようとしたのに、すっごい嬉しそうな柾哉が肩を掴んで離してくれない。
パッキングもほぼ終わったし、抵抗は諦めて柾哉を真っ直ぐに見つめ返す。
ご機嫌な彼氏は、目の前で旅行の予定を復唱し出した。
「明日は一緒に起きるでしょ?」
「うん」
「で、一緒に荷物持って家出るでしょ?」
「うん」
「幸せ〜」
「え、もう!?」
まだ移動してないよ!?
調べてくれた観光地とか、それこそさっきまで話題にしてたホテルとか行ってないよ!?
そんな疑問が伝わっていたのだろう。
柾哉はしっかり説明してくれた。
「これからみにと1日中一緒なんだあって思いながら、予定を楽しみにする朝だよ?幸せじゃん」
「確かに……」
それで言ったら今も、だけど。
きっと胸が躍るのは明日。
でも、二人で同じものを想像して楽しみにしてる今だって、すごい幸せ。
柾哉はこういう幸せを見つけるのが上手だ。
そして言語化して伝えてくれるから、共有できる。
そんなところが、好き。
「支度終わった?」
ひとしきり二人で笑い合ってから、柾哉が優しく尋ねる。
「うん。あと充電器とかだし」
「じゃあ明日朝早いし、もう寝よっか」
「そうだね」
並んで歯磨きをして、パパッと寝る支度。
一緒にベッドに入る。
広げられた腕に、いつもの笑顔。
照れ臭くて目を逸らしながら腕の中に飛び込むと、ぎゅっと強く抱きしめられた。
「いつもだけど、強いって」
「俺の愛の強さ!」
ちょっと痛いんだよなあ。
それは伝わってるのか伝わってないのか分かんないけど。
「じゃあさー、みにが全力で俺のこと抱きしめてみてよ」
「いいよ?」
柾哉がちょっと痛がるくらいやってやる!
本気出して、柾哉の背中に回した腕に力を込める。
「お〜強い強い」
「それ思ってない人のトーンじゃん」
呑気さが漂う言い方だったから、諦めて力を抜いた。
「旅行の前日に何やってんだろうね、俺たち」
「誰のせいよ」
「へへ、みにじゃな〜い?」
「絶対100柾哉」
「強いって言い出したのはみにだよ」
「そこじゃないでしょ発端」
「いや、みに」
さっきもだけど、変なとこ負けず嫌いなんだよなあ。
言い返すのは埒が明かないと分かってるから、恨みを込めてほっぺをつねった。
「へーん、痛い」
「棒読みすぎる」
大根演技で痛がった後、柾哉は深刻そうな顔をする。
「どうしよう。楽しみすぎて寝れない」
「私もそうかも」
「みにも?」
柾哉の目の色が変わった気がする。
え、さっきのシリアスそうな顔は演技?
嫌な予感は的中し、軽々と起き上がった柾哉は私に覆い被さる。
待って待って。
パジャマの下に潜ってこようとする柾哉の手を掴んで止める。
「待って。明日じゃないの……?」
「今日の俺は今日のみにが大好きだし、明日の俺は明日のみにが大好きだから大丈夫」
「意味わかんないし。折角新しい下着買っ、あ」
「え?」
慌てて口を閉じても、もう遅い。
柾哉の目の色は変わっていたし、口元は緩んでいた。
「か〜わいいね。ほんとかわいい」
「う、うるさい」
「へへへ、怒っててもかわいいだけだよ?」
「もう!」
力が抜けて、掴んでいた柾哉の手を離す。
すると、含み笑いの柾哉がニヤニヤと言葉を投げてくる。
「楽しみにしててくれたんだねえ」
「忘れて、本当に」
「やだ。嬉しいもん」
「最悪だ……」
言わないつもりだったのにな。
嬉しそうな柾哉を止める術もなく、口付けが次々と降ってくる。
解放しちゃった柾哉の手が素肌に触れて、ひゃっと声が漏れると、キスが甘く深くなる。
目を瞑ってただ受け入れていると、急に柾哉が止まった。
「あ、アレ、スーツケースの中に入れちゃった」
ダッシュで取りに行ってしまった柾哉。
本当に予定してなかったんじゃん。
さっきはお菓子とか言ってたくせに、しっかり荷物に入れてたの。
色んな文句と、それ以上のときめきが湧いてくる。
矛盾した感情に頭を抱えていると、足音は立てずに走ってきた柾哉がスッと私の頬に触れる。
顔をあげると、すぐに唇を重ねてきた。
「へへ、ごめんね」
「思ってない謝罪やめてよ」
急かすように唇を重ねると、少し微笑んだ柾哉が舌を入れてくる。
この可愛くて優しくて強引な彼氏には一生勝てないと悟りながら、この幸せも大事にしようって決めて身を委ねる。
明日の朝は早いという事実を忘れて、柾哉の広い背中にぎゅっとしがみついた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「旅行が待てなくてワクワクしている💛くんとの旅行前夜」
この文字列が可愛すぎて頭抱えました。
Holidayの布団の取り合いを週1でニヨニヨしながら観る習性があるわかめ、ニヨニヨしながら書きました。
尊いリクエスト、ありがとうございます⸝⋆
「つかれたー」
手を止め、ぐでーっと天を仰いでる彼氏。子供か。
「終わったの?」
「大体はね。お菓子入れたしー」
ほらほら、とスーツケースを見せてくる。
手持ちの鞄にもお菓子入れてたよね?まあいいか。
「服も大丈夫だしー」
「柾哉がおそろいにしようって聞かなかったもんね」
プランを立ててくれたり旅館の予約をしてくれたり、色々決めてくれた柾哉。
でも唐突にペアルックの服を買ってきたのには驚いた。
服の好みは近いし、嬉しかったけど。
「万が一、みにとはぐれても見つけられるからね」
「それ心配なの柾哉の方じゃない?」
「ひど!」
「え、先に言ったの柾哉だよ!?」
理不尽すぎる。
少し頬を膨らませて柾哉を見ると、ニッコニコで頭を撫でてきた。
「露天風呂付きの部屋にしたから一緒に入ろうね」
語尾に音符が見えるくらいのテンション。
その笑顔が見られるなら……いやいや。
頷きそうになってしまうけど、なんとか不満そうな声を出す。
「えー」
「『狭いから嫌』とは言わせないよ!」
私が断るときの言い訳を封じて、前のめり。
ここまで言われると、逃げられないかな。
絶対に断るのは、恥ずかしいからっていうだけなんだけどね。
自分の体を見られるのもすっごい恥ずかしいけど、それよりも!
こんな可愛い顔しといて、しっかり男の人!って感じの柾哉の体を直視できないから!!
……なんて、言えるわけない。
「浴衣着る?」
顔を覗き込んでくる柾哉から離れながら、全力で話題を逸らした。
「絶対着てよー。何のために露天風呂付きの部屋にしたと思ってんの」
離れても、磁石か!と言いたいくらいにくっついてくる柾哉。
浴衣は絶対着て欲しいらしい。
「一緒にお風呂入りたかったんでしょ?」
「それもあるけどー、浴衣姿のみに外に出したくないもん」
「……ふーん?」
よくわからない理由。
しかも、ちょっと失礼じゃない?
ジト目で柾哉を見ると、なんか勘違いしてない!?と慌ててた。
「俺だけのみにだから嫌なの!浴衣なんてかわいすぎてだめ!」
「誰も見てないよ」
「だめ、もっと危機感持って」
そんなことないだろう、とは思うけど。
いっぱい心配してくれるんだな、それだけ好きでいてくれてるんだなって思うと嬉しい。
そんな気持ちを込めて、柾哉の唇にそっとキスを落とした。
「なーに?珍しいねえ」
我に返って離れようとしたのに、すっごい嬉しそうな柾哉が肩を掴んで離してくれない。
パッキングもほぼ終わったし、抵抗は諦めて柾哉を真っ直ぐに見つめ返す。
ご機嫌な彼氏は、目の前で旅行の予定を復唱し出した。
「明日は一緒に起きるでしょ?」
「うん」
「で、一緒に荷物持って家出るでしょ?」
「うん」
「幸せ〜」
「え、もう!?」
まだ移動してないよ!?
調べてくれた観光地とか、それこそさっきまで話題にしてたホテルとか行ってないよ!?
そんな疑問が伝わっていたのだろう。
柾哉はしっかり説明してくれた。
「これからみにと1日中一緒なんだあって思いながら、予定を楽しみにする朝だよ?幸せじゃん」
「確かに……」
それで言ったら今も、だけど。
きっと胸が躍るのは明日。
でも、二人で同じものを想像して楽しみにしてる今だって、すごい幸せ。
柾哉はこういう幸せを見つけるのが上手だ。
そして言語化して伝えてくれるから、共有できる。
そんなところが、好き。
「支度終わった?」
ひとしきり二人で笑い合ってから、柾哉が優しく尋ねる。
「うん。あと充電器とかだし」
「じゃあ明日朝早いし、もう寝よっか」
「そうだね」
並んで歯磨きをして、パパッと寝る支度。
一緒にベッドに入る。
広げられた腕に、いつもの笑顔。
照れ臭くて目を逸らしながら腕の中に飛び込むと、ぎゅっと強く抱きしめられた。
「いつもだけど、強いって」
「俺の愛の強さ!」
ちょっと痛いんだよなあ。
それは伝わってるのか伝わってないのか分かんないけど。
「じゃあさー、みにが全力で俺のこと抱きしめてみてよ」
「いいよ?」
柾哉がちょっと痛がるくらいやってやる!
本気出して、柾哉の背中に回した腕に力を込める。
「お〜強い強い」
「それ思ってない人のトーンじゃん」
呑気さが漂う言い方だったから、諦めて力を抜いた。
「旅行の前日に何やってんだろうね、俺たち」
「誰のせいよ」
「へへ、みにじゃな〜い?」
「絶対100柾哉」
「強いって言い出したのはみにだよ」
「そこじゃないでしょ発端」
「いや、みに」
さっきもだけど、変なとこ負けず嫌いなんだよなあ。
言い返すのは埒が明かないと分かってるから、恨みを込めてほっぺをつねった。
「へーん、痛い」
「棒読みすぎる」
大根演技で痛がった後、柾哉は深刻そうな顔をする。
「どうしよう。楽しみすぎて寝れない」
「私もそうかも」
「みにも?」
柾哉の目の色が変わった気がする。
え、さっきのシリアスそうな顔は演技?
嫌な予感は的中し、軽々と起き上がった柾哉は私に覆い被さる。
待って待って。
パジャマの下に潜ってこようとする柾哉の手を掴んで止める。
「待って。明日じゃないの……?」
「今日の俺は今日のみにが大好きだし、明日の俺は明日のみにが大好きだから大丈夫」
「意味わかんないし。折角新しい下着買っ、あ」
「え?」
慌てて口を閉じても、もう遅い。
柾哉の目の色は変わっていたし、口元は緩んでいた。
「か〜わいいね。ほんとかわいい」
「う、うるさい」
「へへへ、怒っててもかわいいだけだよ?」
「もう!」
力が抜けて、掴んでいた柾哉の手を離す。
すると、含み笑いの柾哉がニヤニヤと言葉を投げてくる。
「楽しみにしててくれたんだねえ」
「忘れて、本当に」
「やだ。嬉しいもん」
「最悪だ……」
言わないつもりだったのにな。
嬉しそうな柾哉を止める術もなく、口付けが次々と降ってくる。
解放しちゃった柾哉の手が素肌に触れて、ひゃっと声が漏れると、キスが甘く深くなる。
目を瞑ってただ受け入れていると、急に柾哉が止まった。
「あ、アレ、スーツケースの中に入れちゃった」
ダッシュで取りに行ってしまった柾哉。
本当に予定してなかったんじゃん。
さっきはお菓子とか言ってたくせに、しっかり荷物に入れてたの。
色んな文句と、それ以上のときめきが湧いてくる。
矛盾した感情に頭を抱えていると、足音は立てずに走ってきた柾哉がスッと私の頬に触れる。
顔をあげると、すぐに唇を重ねてきた。
「へへ、ごめんね」
「思ってない謝罪やめてよ」
急かすように唇を重ねると、少し微笑んだ柾哉が舌を入れてくる。
この可愛くて優しくて強引な彼氏には一生勝てないと悟りながら、この幸せも大事にしようって決めて身を委ねる。
明日の朝は早いという事実を忘れて、柾哉の広い背中にぎゅっとしがみついた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「旅行が待てなくてワクワクしている💛くんとの旅行前夜」
この文字列が可愛すぎて頭抱えました。
Holidayの布団の取り合いを週1でニヨニヨしながら観る習性があるわかめ、ニヨニヨしながら書きました。
尊いリクエスト、ありがとうございます⸝⋆
