【Takeru.G】
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今回のお話は少々テイストが違うので、先に頂いたリクエストを紹介します!
「子供のなにプリがお母さんの取り合い」
というわけで、3人が幼児です。パパも出てきますので、好きな人を当てはめてみてください⸝⋆
テーマがちょっと嫌かもって方はUターンお願いします〜!
え!好き!って方は是非読んでいってください。
***
愛する夫と、可愛い子どもたちと。
これ以上ないくらいの幸せな日々を送っている
……のですが。
一つだけ、問題点があって。
それは、息子たちからの愛が少々強すぎること。
長男の威尊、次男の匠海(二人は双子である)、三男の雄大。
基本的には素直で優しい良い子なんだけど、知らぬ間にお母さん大好きっ子に育っていた。
気づいたのは、些細な質問から。
「幼稚園に好きな子できた?」
ちっちゃい子特有の甘酸っぱいお話が聞けるかと期待して3人に聞いてみると、揃ってケロッとしていた。
「おらんなあ」
優しくてモテモテだと日誌に書かれていたはずの威尊は、首を傾げながら答えた。
「おれもおらん!」
匠海はピシッと挙手して前のめり。我が子ながら顔整ってるし絶対モテてるでしょ、あんた。
「おれもー!ママが1番好きやもん!」
雄大は、わーっと両手を広げて私に向かって一直線。まあ、弟だから好きの区別がつかないか。
むぎゅっと私に抱きついた雄大の頭を撫でると、じーっと見てる目線が2つ。
割とお兄ちゃんらしくいてくれてるけど、まだまだ甘えたがりの年頃だからかな。
「ふふ、二人もおいで?」
空いている方の手で呼び寄せると、雄大が塞ぐようにその手を握る。
「こら!雄大!おれらのや!」
笑ってたしなめようとすると、想像以上に真剣な声の匠海が叱っていた。いや、これは怒っていたと言うべきか?
横で威尊も深く頷いてるし。
おもちゃやお菓子を取り合うことなんて見たことないくらいの仲良し兄弟なのに。
ここで私は、自惚れながら気づいてしまったのである。
息子たち、私のこと好きすぎ。
子どもたちが寝静まった夜、夫に向かってこの出来事を全部報告した。
最初の方は我が子の可愛さにデレデレになっていた、はずなのに。
「……まだ結婚しようとは言われてないよね?」
話し終えると、真顔で質問された。
「そんな漫画みたいなこと言わないでしょ」
少しは夢見たものの、流石に現実では言わないだろう。
そう返すと、安心したように息を吐く音が聞こえた。
「ママ、お誕生日おめでとう〜!」
そして、私の誕生日。
外出していた男4人が、ケーキを買って帰ってきた。
私の好みを抑えたチョイスに、流石に夫パワーかと思いきや。
「3人が絶対これって言うから。もう好きなものとか覚えてんだ」
まさかの息子たちだった。(流石に旦那も分かってはいたらしいけど)
何より、驚くべきは。
「ネームプレート、名前なの?」
“ママ”ではなく、しっかり私の名前がひらがなで書かれていた。
「幼稚園だとみんなママのことママって呼ぶから。それだとなんか嫌やん」
語彙力が少々心配な匠海の言葉を考察する。
ママという言葉は一般名詞だから、それよりも唯一性がある方が良かった、ということ?
よく分かんないけど、こっちを見る顔はみんな優しさに満たされていて。
そんな素敵な顔、できるんだね。
成長を実感したことによる感動と嬉しさで胸がいっぱいになったとき、威尊がパンッと手を叩いた。
「3人で幼稚園の休み時間に練習したから見てほしいのがあんねんけど」
「なあに?」
学年が違うのに集まっていたらしい。
初耳すぎる情報に驚きながら頷くと、3人がしゅたたっと家で1番広いスペースに移動する。
私たちも着いていけば、威尊が言った。
「それでは聞いてください」
そこから始まったのは、ダンスと歌のパフォーマンス。
曲は、私たちの結婚式でもかけた可愛らしいウェディングソングだった。
順番に真ん中に来て、歌ったり踊ったり。
性格が優しさに溢れた威尊は、やっぱり優しさが全面に出ていてかっこよかった。
1番よく歌ってるし踊ってる匠海はきっと1番上手だったし、笑顔がとてもよく映えていた。
二人についていこうと頑張ったのだろう、めっちゃたどたどしい雄大は超可愛かった。
「すごいな〜」
「みんな上手!ありがとう、嬉しいよ」
盛大な拍手を送ると、三者三様の照れたような仕草を見せてくれた。
「あのな、おれ、ほんまにママ大好きやねん」
「ちゃう!おれら!!」
代表して挨拶する威尊に、雄大からツッコミが飛ぶ。
「へへ〜俺が1番ママのこと好きやもん」
ニコニコの威尊は、反省の色を1ミリも見せずに言い訳している。
「はあ!?俺やし!ママ大っっ好きやからな!?」
さっきまでの優しい表情はどこへやら、匠海が凄い迫力で捲し立てた。
「俺ママ大大大大好きやもん〜〜!」
半泣きの雄大が、さらに続いた。
和やかな空気とは一変、平和に見えてカオスな空気に。
私が止めるのも難しく、助けを求めて夫の方を見れば。
「パパはママのこと愛してるから。まだまだだな」
なんで対抗してんの!?
幸せなことだけど場の収め方が分からず、頭を抱える。
それでも、大人げない夫と愛強めの子どもたちの言い争いは続く。
「パパずるい。おれもママと結婚する!」
いや雄大、本当に現実でその言葉が飛び出すと思ってなかったよ。
「「おれも!」」
いやあんたらもかい。
威尊と匠海の声がしっかりとハモり、本当に息子たちから求婚されてしまった。
「ママと結婚してるのはパパ!結婚は一人だけだから!」
そして、何故かしっかりと対抗してる夫。
「……折角買ってきてくれたから、ケーキ食べようか?」
私には、話題を逸らすことしかできなかった。
なんとか場を収めることに成功し、ケーキを切り分ける。
「みんなありがとうね〜ネームプレートも」
心からの感謝を伝えると、みんな満更でも無さそうにしていた。
「も〜雄大ちゃんと食べや」
口の端を汚す雄大を、匠海が呆れながら見ている。
拭いてあげようとおしぼりに手を伸ばすと、阻止するように威尊の手が伸びた。
「わざとだったら許さんからな?」
いや、わざとって。なんのために。
内心突っ込んでいると、匠海が納得したように声を上げた。
「ママに拭いてもらいたくてこぼしてんのか!」
そんなわけないでしょ。
雄大を見ると、なんでバレた!?と言いたげな顔をしていた。
そして、その後。
「みにー好きやでー」
威尊のブームは、私をママではなく名前で呼ぶことになったようだ。
「みにって呼ぶのええなあ」
それを聞きつけた匠海は、羨ましそうにしている。
「みに〜へへっ」
雄大はまあ、たぶん面白いから呼びたいだけだろう。
「3人とも、あんまりママを名前で呼ぶ子いないよ?」
外で聞かれたら絶対に怪訝な顔をされる!
それを恐れて言ってみると、全くダメージを受けてない顔をされた。
「俺らだけの特別ってええなあ」
「ほんまや!ええやん!」
「レアってこと!?天才や」
威尊、匠海、雄大の順にポジティブな反応が連鎖する。
うん。ネガティブより全然良いけど、もうどうしたらいいか分かんない……!
今日も、愛が強めの息子たちに悩まされる。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
可愛らしいリクエストありがとうございます⸝⋆
「子供のなにプリがお母さんの取り合い」
というわけで、3人が幼児です。パパも出てきますので、好きな人を当てはめてみてください⸝⋆
テーマがちょっと嫌かもって方はUターンお願いします〜!
え!好き!って方は是非読んでいってください。
***
愛する夫と、可愛い子どもたちと。
これ以上ないくらいの幸せな日々を送っている
……のですが。
一つだけ、問題点があって。
それは、息子たちからの愛が少々強すぎること。
長男の威尊、次男の匠海(二人は双子である)、三男の雄大。
基本的には素直で優しい良い子なんだけど、知らぬ間にお母さん大好きっ子に育っていた。
気づいたのは、些細な質問から。
「幼稚園に好きな子できた?」
ちっちゃい子特有の甘酸っぱいお話が聞けるかと期待して3人に聞いてみると、揃ってケロッとしていた。
「おらんなあ」
優しくてモテモテだと日誌に書かれていたはずの威尊は、首を傾げながら答えた。
「おれもおらん!」
匠海はピシッと挙手して前のめり。我が子ながら顔整ってるし絶対モテてるでしょ、あんた。
「おれもー!ママが1番好きやもん!」
雄大は、わーっと両手を広げて私に向かって一直線。まあ、弟だから好きの区別がつかないか。
むぎゅっと私に抱きついた雄大の頭を撫でると、じーっと見てる目線が2つ。
割とお兄ちゃんらしくいてくれてるけど、まだまだ甘えたがりの年頃だからかな。
「ふふ、二人もおいで?」
空いている方の手で呼び寄せると、雄大が塞ぐようにその手を握る。
「こら!雄大!おれらのや!」
笑ってたしなめようとすると、想像以上に真剣な声の匠海が叱っていた。いや、これは怒っていたと言うべきか?
横で威尊も深く頷いてるし。
おもちゃやお菓子を取り合うことなんて見たことないくらいの仲良し兄弟なのに。
ここで私は、自惚れながら気づいてしまったのである。
息子たち、私のこと好きすぎ。
子どもたちが寝静まった夜、夫に向かってこの出来事を全部報告した。
最初の方は我が子の可愛さにデレデレになっていた、はずなのに。
「……まだ結婚しようとは言われてないよね?」
話し終えると、真顔で質問された。
「そんな漫画みたいなこと言わないでしょ」
少しは夢見たものの、流石に現実では言わないだろう。
そう返すと、安心したように息を吐く音が聞こえた。
「ママ、お誕生日おめでとう〜!」
そして、私の誕生日。
外出していた男4人が、ケーキを買って帰ってきた。
私の好みを抑えたチョイスに、流石に夫パワーかと思いきや。
「3人が絶対これって言うから。もう好きなものとか覚えてんだ」
まさかの息子たちだった。(流石に旦那も分かってはいたらしいけど)
何より、驚くべきは。
「ネームプレート、名前なの?」
“ママ”ではなく、しっかり私の名前がひらがなで書かれていた。
「幼稚園だとみんなママのことママって呼ぶから。それだとなんか嫌やん」
語彙力が少々心配な匠海の言葉を考察する。
ママという言葉は一般名詞だから、それよりも唯一性がある方が良かった、ということ?
よく分かんないけど、こっちを見る顔はみんな優しさに満たされていて。
そんな素敵な顔、できるんだね。
成長を実感したことによる感動と嬉しさで胸がいっぱいになったとき、威尊がパンッと手を叩いた。
「3人で幼稚園の休み時間に練習したから見てほしいのがあんねんけど」
「なあに?」
学年が違うのに集まっていたらしい。
初耳すぎる情報に驚きながら頷くと、3人がしゅたたっと家で1番広いスペースに移動する。
私たちも着いていけば、威尊が言った。
「それでは聞いてください」
そこから始まったのは、ダンスと歌のパフォーマンス。
曲は、私たちの結婚式でもかけた可愛らしいウェディングソングだった。
順番に真ん中に来て、歌ったり踊ったり。
性格が優しさに溢れた威尊は、やっぱり優しさが全面に出ていてかっこよかった。
1番よく歌ってるし踊ってる匠海はきっと1番上手だったし、笑顔がとてもよく映えていた。
二人についていこうと頑張ったのだろう、めっちゃたどたどしい雄大は超可愛かった。
「すごいな〜」
「みんな上手!ありがとう、嬉しいよ」
盛大な拍手を送ると、三者三様の照れたような仕草を見せてくれた。
「あのな、おれ、ほんまにママ大好きやねん」
「ちゃう!おれら!!」
代表して挨拶する威尊に、雄大からツッコミが飛ぶ。
「へへ〜俺が1番ママのこと好きやもん」
ニコニコの威尊は、反省の色を1ミリも見せずに言い訳している。
「はあ!?俺やし!ママ大っっ好きやからな!?」
さっきまでの優しい表情はどこへやら、匠海が凄い迫力で捲し立てた。
「俺ママ大大大大好きやもん〜〜!」
半泣きの雄大が、さらに続いた。
和やかな空気とは一変、平和に見えてカオスな空気に。
私が止めるのも難しく、助けを求めて夫の方を見れば。
「パパはママのこと愛してるから。まだまだだな」
なんで対抗してんの!?
幸せなことだけど場の収め方が分からず、頭を抱える。
それでも、大人げない夫と愛強めの子どもたちの言い争いは続く。
「パパずるい。おれもママと結婚する!」
いや雄大、本当に現実でその言葉が飛び出すと思ってなかったよ。
「「おれも!」」
いやあんたらもかい。
威尊と匠海の声がしっかりとハモり、本当に息子たちから求婚されてしまった。
「ママと結婚してるのはパパ!結婚は一人だけだから!」
そして、何故かしっかりと対抗してる夫。
「……折角買ってきてくれたから、ケーキ食べようか?」
私には、話題を逸らすことしかできなかった。
なんとか場を収めることに成功し、ケーキを切り分ける。
「みんなありがとうね〜ネームプレートも」
心からの感謝を伝えると、みんな満更でも無さそうにしていた。
「も〜雄大ちゃんと食べや」
口の端を汚す雄大を、匠海が呆れながら見ている。
拭いてあげようとおしぼりに手を伸ばすと、阻止するように威尊の手が伸びた。
「わざとだったら許さんからな?」
いや、わざとって。なんのために。
内心突っ込んでいると、匠海が納得したように声を上げた。
「ママに拭いてもらいたくてこぼしてんのか!」
そんなわけないでしょ。
雄大を見ると、なんでバレた!?と言いたげな顔をしていた。
そして、その後。
「みにー好きやでー」
威尊のブームは、私をママではなく名前で呼ぶことになったようだ。
「みにって呼ぶのええなあ」
それを聞きつけた匠海は、羨ましそうにしている。
「みに〜へへっ」
雄大はまあ、たぶん面白いから呼びたいだけだろう。
「3人とも、あんまりママを名前で呼ぶ子いないよ?」
外で聞かれたら絶対に怪訝な顔をされる!
それを恐れて言ってみると、全くダメージを受けてない顔をされた。
「俺らだけの特別ってええなあ」
「ほんまや!ええやん!」
「レアってこと!?天才や」
威尊、匠海、雄大の順にポジティブな反応が連鎖する。
うん。ネガティブより全然良いけど、もうどうしたらいいか分かんない……!
今日も、愛が強めの息子たちに悩まされる。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
可愛らしいリクエストありがとうございます⸝⋆
