【Masaya.K】
おなまえ設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねえ行くよー」
私が呼んでいるのは、隣で寝転がる腐れ縁の2人。
ダンス部部長なのに、普段は私達に甘えてばかりの柾哉。
ダンス部副部長なのに、結構寂しがりで構ってちゃんの洸人。
絶対調子乗るから言ってやんないけど、結構大事な幼馴染だと思っている。
「ひろとー引っ張ってー」
「自分で立てよ、柾哉」
そんな私は2人のせいでやらされてる、ダンス部マネージャー。
2人がいるなら彼氏とかいらないかな、なんて思っている今日この頃。
絶対言わないけどね!!
今日は祝日。
珍しくダンス部がオフでのんびりしようと思ったのに。
ふたりして私の家に押しかけてきやがった。
リビングのカーペットを新調したことに秒で気付いた柾哉が寝っ転がり、引っ張られた洸人も「何だよ」とか言いながら寝っ転がり。
私はソファに座ろうと思ったら、柾哉に引っ張られて巻き込まれた。
そこからずーっと無駄話。もうお昼すぎだよ?
「みにももうちょっとゴロゴロしようよ〜」
「この会話3回目なんですけど!お腹すいたの!」
「柾哉、もう諦めろ。みにの食い意地には勝てん」
「……洸人、どういう意味?」
「ごめんなさい」
コントみたいな小競り合いが、結構楽しい。
それは全員思っているからか、3人とも突っかかりながらめちゃめちゃ笑顔。
「じゃあみにがぎゅーしてくれたら行く」
「はあ?」
「みにのために行くんだからいーじゃん」
「2人だってお腹すいてるでしょ」
「いーじゃん!!」
「諦めろ、みに。柾哉の頑固さには勝てん」
「洸人は私の食い意地と柾哉の頑固さを何だと思ってんの?」
ずっと諦めを促す洸人は訳わかんないけど。
柾哉は頑固なのはマジなので、空腹とハグの気恥ずかしさを天秤にかける。
……しょうがないか。
「はい、ぎゅー」
寝っ転がったままの柾哉に向かって腕を広げれば、満足そうに笑って起き上がった。
「へへ、ぎゅー」
からかってくるなら絶対やんないけど、こんなに嬉しそうにしてくれるならしょうがないかなと思ってしまう。
大概甘いな、私。
「ちょ、痛い!ねー柾哉!!」
「ええ〜いいじゃん〜〜」
抱きしめる力が強すぎて流石に痛い。自分の筋力わかってないんか。
助けを求めるように洸人を見れば、呆れた顔で引き剥がしてくれた。
「柾哉、みには女の子だから」
「わかってますぅ」
本当に分かってるのか心配になる軽さで返事した柾哉は、ようやく立ち上がった。
だらだら歩いて到着したファミレス。
3人だと、大抵4人がけのテーブルに案内される。
最近、2人が「体格的に俺ら隣になるときつい」と言い出したせいで、私がどちらかの隣になる。
毎回懲りずにじゃんけんする2人を「早くしてよ」と言いながら眺めてたら、今日の隣は洸人だった。
「え、柾哉もう決めたの?」
「食べてみたかったんだよね〜これ」
何を食べるか迷ってる私とは対照的に、柾哉は期間限定メニューを即決。
どうしようと考えていると、隣の洸人が身を乗り出してきた。
「みには何と何で迷ってんの」
「んー、これとこれ」
「はいじゃあ決まりね」
そう言って、タッチパネルを操作する洸人。
……何が決まった?
「その2つ頼んで分ければいいじゃん」
「え、洸人、好き」
天才的な提案に感動してると、前からにゅっと人差し指が伸びてくる。
「おいおいおいおいおい、待てよ待てよ」
「うるさいな」
「いやいや、好きはだめだよみに」
「え?柾哉も好きだよそりゃ」
聞き流すかと思ったら、洸人に続いて柾哉まで固まったあと、ため息をつかれた。
「みに可愛すぎない?ねえ洸人」
「いや、マジで心配になる」
何が。
謎の結託を見せる2人に戸惑う。
「誰にでも言うなよ?マジで男なんて危ないから」
「そうそう!この前もみにのこと狙おうとしてる後輩いたんだよ?」
え、お説教始まったんだけど。
そんな後輩知らないよ。いないでしょ。
「ふたりにしか言ったことないけど」
淡々と事実を述べれば、ふたりの耳が赤くなってた。
「……本当俺らが幼馴染で良かったな」
「そりゃ、まあ、それはそう思うけど」
頭を抱えながら今更なことを言う洸人に同意すれば、ふたりは再びため息をついた。
「みにってたまにとんでもないデレ期くるよね」
「そう?」
「無自覚なのが尚更やばい」
「やばいって何が」
柾哉も洸人も本当に何を言ってるのか分かんない。
「ドリンクバー取ってこよ」
こういう時は、放置に限る。
変な2人を置いてジュースを取りに行こうとしたら、横から洸人に手首を掴まれた。
「1人でどっか行くなよ」
「私もう子供じゃないんだけど!」
「みには1人で行っちゃだめ。ひろぴー俺のオレンジジュースもよろしく」
「はいよ」
よく分かんないまま、洸人とふたりで席を立つ。
柾哉は暇そうに頬杖をついて、「荷物番しますよ〜っと」って言ってた。
「洸人何飲むの?」
「どうしよっかなー。取り敢えず柾哉のオレンジ入れるわ」
「なんか混ぜる?」
一瞬やろうと思ったけど、思いとどまる。
「柾哉からの報復が怖い」
「それな」
次は俺が取ってきたーってニコニコしながら、えげつない飲み物出されるのが目に浮かぶ。
負けず嫌いすぎるんだもん、あの人。
結局大人しく3人分のジュースを持って戻った。
「おかえり〜もう来てるよ」
「ありがと」
柾哉は料理を受け取った後、律儀に待っててくれたらしい。
優しい。ジュースにいたずらしなくて良かった。
3人でいただきますして、俺もそっち食べたいと言い出した柾哉に合わせ、3つの料理を回しながら食べる。
おしゃべりが勝っちゃって食べるのが遅い柾哉と、人並みに早い私と洸人。
最近は柾哉に合わせて段々食べる速度を遅くする技を身に付けたので、いい感じに終わった。
それでも混んでないし、ドリンクバーを味方に喋り続ける。
思い出話も最近の話もして盛り上がってたとき、洸人が変なことを言い出した。
「みにって付き合うなら俺と柾哉どっちなん?」
「え?」
柾哉も驚くかと思いきや、大真面目な顔してる。
「なんで2人しか選択肢にないの?」
「他の男はナシだろ」
「理由になってないし。選ばなきゃだめ?」
「ダメ」
暴論を振りかざしてくる洸人の圧に負けて、ちゃんと考えてみる。
「俺だろ」
無気力そうに低音で呟かれて、不覚にもキュンとする。
洸人と付き合ったら、色んな所連れてってくれそうだし、勉強もそこそこ教えてもらえそう。
「俺でしょ?」
大きな目で覗き込まれて、またキュンとしてしまった。
柾哉と付き合ったら、不安になることはほぼ無さそうだし、何でも相談乗ってくれそう。
「どう考えても3人でいるのが一番良くない?」
割とまともに考えた結果、やっぱり選ぶとか無理だった。
「やっぱ聞かなきゃ良かったわー」
「つまんないのー」
洸人にも柾哉にも文句言われるけど、笑ってるしどうせ同じ気持ちなんだろう。
「学校で洸人派とか柾哉派とか聞く度にムカつくもん。どっちの良いところも知らないくせにどっちかが好きとか言わないでほしいよね」
つい勢い任せに普段言わないことを口にすれば、2人はぽかんとしていた。
「お前が1番イケメンだわ」
「みにカッコいい!付き合って!」
「それは意味わかんない」
どうやら、私は変なスイッチを押してしまったようだ。
私が呼んでいるのは、隣で寝転がる腐れ縁の2人。
ダンス部部長なのに、普段は私達に甘えてばかりの柾哉。
ダンス部副部長なのに、結構寂しがりで構ってちゃんの洸人。
絶対調子乗るから言ってやんないけど、結構大事な幼馴染だと思っている。
「ひろとー引っ張ってー」
「自分で立てよ、柾哉」
そんな私は2人のせいでやらされてる、ダンス部マネージャー。
2人がいるなら彼氏とかいらないかな、なんて思っている今日この頃。
絶対言わないけどね!!
今日は祝日。
珍しくダンス部がオフでのんびりしようと思ったのに。
ふたりして私の家に押しかけてきやがった。
リビングのカーペットを新調したことに秒で気付いた柾哉が寝っ転がり、引っ張られた洸人も「何だよ」とか言いながら寝っ転がり。
私はソファに座ろうと思ったら、柾哉に引っ張られて巻き込まれた。
そこからずーっと無駄話。もうお昼すぎだよ?
「みにももうちょっとゴロゴロしようよ〜」
「この会話3回目なんですけど!お腹すいたの!」
「柾哉、もう諦めろ。みにの食い意地には勝てん」
「……洸人、どういう意味?」
「ごめんなさい」
コントみたいな小競り合いが、結構楽しい。
それは全員思っているからか、3人とも突っかかりながらめちゃめちゃ笑顔。
「じゃあみにがぎゅーしてくれたら行く」
「はあ?」
「みにのために行くんだからいーじゃん」
「2人だってお腹すいてるでしょ」
「いーじゃん!!」
「諦めろ、みに。柾哉の頑固さには勝てん」
「洸人は私の食い意地と柾哉の頑固さを何だと思ってんの?」
ずっと諦めを促す洸人は訳わかんないけど。
柾哉は頑固なのはマジなので、空腹とハグの気恥ずかしさを天秤にかける。
……しょうがないか。
「はい、ぎゅー」
寝っ転がったままの柾哉に向かって腕を広げれば、満足そうに笑って起き上がった。
「へへ、ぎゅー」
からかってくるなら絶対やんないけど、こんなに嬉しそうにしてくれるならしょうがないかなと思ってしまう。
大概甘いな、私。
「ちょ、痛い!ねー柾哉!!」
「ええ〜いいじゃん〜〜」
抱きしめる力が強すぎて流石に痛い。自分の筋力わかってないんか。
助けを求めるように洸人を見れば、呆れた顔で引き剥がしてくれた。
「柾哉、みには女の子だから」
「わかってますぅ」
本当に分かってるのか心配になる軽さで返事した柾哉は、ようやく立ち上がった。
だらだら歩いて到着したファミレス。
3人だと、大抵4人がけのテーブルに案内される。
最近、2人が「体格的に俺ら隣になるときつい」と言い出したせいで、私がどちらかの隣になる。
毎回懲りずにじゃんけんする2人を「早くしてよ」と言いながら眺めてたら、今日の隣は洸人だった。
「え、柾哉もう決めたの?」
「食べてみたかったんだよね〜これ」
何を食べるか迷ってる私とは対照的に、柾哉は期間限定メニューを即決。
どうしようと考えていると、隣の洸人が身を乗り出してきた。
「みには何と何で迷ってんの」
「んー、これとこれ」
「はいじゃあ決まりね」
そう言って、タッチパネルを操作する洸人。
……何が決まった?
「その2つ頼んで分ければいいじゃん」
「え、洸人、好き」
天才的な提案に感動してると、前からにゅっと人差し指が伸びてくる。
「おいおいおいおいおい、待てよ待てよ」
「うるさいな」
「いやいや、好きはだめだよみに」
「え?柾哉も好きだよそりゃ」
聞き流すかと思ったら、洸人に続いて柾哉まで固まったあと、ため息をつかれた。
「みに可愛すぎない?ねえ洸人」
「いや、マジで心配になる」
何が。
謎の結託を見せる2人に戸惑う。
「誰にでも言うなよ?マジで男なんて危ないから」
「そうそう!この前もみにのこと狙おうとしてる後輩いたんだよ?」
え、お説教始まったんだけど。
そんな後輩知らないよ。いないでしょ。
「ふたりにしか言ったことないけど」
淡々と事実を述べれば、ふたりの耳が赤くなってた。
「……本当俺らが幼馴染で良かったな」
「そりゃ、まあ、それはそう思うけど」
頭を抱えながら今更なことを言う洸人に同意すれば、ふたりは再びため息をついた。
「みにってたまにとんでもないデレ期くるよね」
「そう?」
「無自覚なのが尚更やばい」
「やばいって何が」
柾哉も洸人も本当に何を言ってるのか分かんない。
「ドリンクバー取ってこよ」
こういう時は、放置に限る。
変な2人を置いてジュースを取りに行こうとしたら、横から洸人に手首を掴まれた。
「1人でどっか行くなよ」
「私もう子供じゃないんだけど!」
「みには1人で行っちゃだめ。ひろぴー俺のオレンジジュースもよろしく」
「はいよ」
よく分かんないまま、洸人とふたりで席を立つ。
柾哉は暇そうに頬杖をついて、「荷物番しますよ〜っと」って言ってた。
「洸人何飲むの?」
「どうしよっかなー。取り敢えず柾哉のオレンジ入れるわ」
「なんか混ぜる?」
一瞬やろうと思ったけど、思いとどまる。
「柾哉からの報復が怖い」
「それな」
次は俺が取ってきたーってニコニコしながら、えげつない飲み物出されるのが目に浮かぶ。
負けず嫌いすぎるんだもん、あの人。
結局大人しく3人分のジュースを持って戻った。
「おかえり〜もう来てるよ」
「ありがと」
柾哉は料理を受け取った後、律儀に待っててくれたらしい。
優しい。ジュースにいたずらしなくて良かった。
3人でいただきますして、俺もそっち食べたいと言い出した柾哉に合わせ、3つの料理を回しながら食べる。
おしゃべりが勝っちゃって食べるのが遅い柾哉と、人並みに早い私と洸人。
最近は柾哉に合わせて段々食べる速度を遅くする技を身に付けたので、いい感じに終わった。
それでも混んでないし、ドリンクバーを味方に喋り続ける。
思い出話も最近の話もして盛り上がってたとき、洸人が変なことを言い出した。
「みにって付き合うなら俺と柾哉どっちなん?」
「え?」
柾哉も驚くかと思いきや、大真面目な顔してる。
「なんで2人しか選択肢にないの?」
「他の男はナシだろ」
「理由になってないし。選ばなきゃだめ?」
「ダメ」
暴論を振りかざしてくる洸人の圧に負けて、ちゃんと考えてみる。
「俺だろ」
無気力そうに低音で呟かれて、不覚にもキュンとする。
洸人と付き合ったら、色んな所連れてってくれそうだし、勉強もそこそこ教えてもらえそう。
「俺でしょ?」
大きな目で覗き込まれて、またキュンとしてしまった。
柾哉と付き合ったら、不安になることはほぼ無さそうだし、何でも相談乗ってくれそう。
「どう考えても3人でいるのが一番良くない?」
割とまともに考えた結果、やっぱり選ぶとか無理だった。
「やっぱ聞かなきゃ良かったわー」
「つまんないのー」
洸人にも柾哉にも文句言われるけど、笑ってるしどうせ同じ気持ちなんだろう。
「学校で洸人派とか柾哉派とか聞く度にムカつくもん。どっちの良いところも知らないくせにどっちかが好きとか言わないでほしいよね」
つい勢い任せに普段言わないことを口にすれば、2人はぽかんとしていた。
「お前が1番イケメンだわ」
「みにカッコいい!付き合って!」
「それは意味わかんない」
どうやら、私は変なスイッチを押してしまったようだ。
