【Kyosuke.F】
おなまえ設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「今日飲み会あるから夕飯いらない」
「そっか」
ネクタイを締めながら京介が伝えてくれる。
お互いが言葉足らずで、周りからお互いの気持ちを伝えられては照れていた高校時代。
予定を合わせるのが大変だった分、メッセージの頻度が増えて気持ちを伝えやすくなった大学時代。
同棲を始めて、ストレスが溜まったお互いにイライラして喧嘩した後もっと距離が縮んだ社会人。
そんな時代を経て、夫婦として過ごす今。
言葉のツンツンはお互い相変わらず。
だけど、気持ちを簡単に汲み取れるから愛を伝え合えてるんだと思う。
“素直に甘えてみよう”とか“愛を言葉で伝えよう”とか、夫婦が長続きするコツは何一つ実践できていないけど。
これが私たちには丁度いいってわかってるから。
「でも二次会には行く気ねーから。ぱっと帰るわ」
「楽しい会だったら全然行ってもいいんだよ」
「どっちと一緒に居たいか考えたらわかるでしょ」
きっと高校生の私だったら首を傾げてた。
でも今の私には分かってしまう。
会社の人たちと私。
そのどっちと一緒に居たいかってこと。
そして、京介が一緒に居たいのは私ってこと。
そんなこと言われたら、京介の帰りが楽しみになってしまうのは仕方ない。
「じゃあ、待ってる」
それでも素直に“嬉しい”や“楽しみ”とは言えない。
でもきっと、京介は私の目を見ただけで分かっちゃうんだろうな。
昔から変わらない、相手の目をしっかり見る癖。
「うん」
だって、頷く京介の口元が少しだけ緩んだから。
家を出る京介を玄関まで見送る。
何回見てもスーツ姿かっこいいなって思ってることは……きっと伝わってないと信じよう。
「じゃあみにが今日1日楽しく過ごすためのおまじない」
「京介がでしょ」
いつものように、懲りずにどっちの為かを押し付けあってから、歩み寄る。
そして、唇が重なった。
「いってきます」
「気をつけて」
表情が変わらない様子を装って、ドアを開けた京介を見送る。
もう何回もしてる癖に、鼓動が早くなってることだけは絶対に京介に知られたくない。
でも、京介の耳が赤くなってるのが見えてるんだ。
きっと、私の耳だってお揃いなんだろう。
今日も頑張るか。
朝のキスだけでそう思えてしまうのだから、京介の使うおまじないという言葉は強ち間違いではないなかもしれない。
だから、おまじないが義務になる日が来ないことを柄にもなく願ってしまう。
小学生だったら既に寝ているはずの時間。
京介の帰りが楽しみでソワソワするなんて認めたくなくて、録り溜めていたドラマを見ようとした。
だけど内容は全く入ってこなくて、余計ソワソワしてる自分を認める羽目になった。
上の空のまま目に映していたドラマにエンドロールが流れた頃。
開錠音がして、背筋が伸びる。
テレビを消して玄関まで行けば、顔が火照った京介が立っていた。
足元はフラついてないから、ほろ酔いちょい超えかな。
「おかえり」
「ただいま」
でも、物凄くニッコニコ。
こういうところにはアルコールの影響を感じる。
「今日焼き肉だったから、割り勘だしめっちゃ食ってきた」
「焼き肉好きだもんね」
「好き」
京介の口から好きというワードが出るだけで、無条件にドキドキしていた高校時代。
私の名前を呼んだ後に言う好きよりもぶっきらぼうなことに気付いて、そこにキュンとする今。
「は〜俺の場所〜〜」
着替えた後、私がさっきまで座っていたソファに寝転がって溶けそうな顔をしている京介。
さっきまで全然普通に見えたのにな。
「酔ってる?」
「ん〜なんか家着いたら酔ってきた」
「良かった」
じゃあ、ふにゃふにゃした京介のことは私しか見てないんだ。
そう思うと、安堵の言葉が簡単に声に出てしまった。
「よかった?」
水分量の多い瞳に見つめられると対抗できない。
京介はそれを知ってるのか知らないのかわからないけど。
「私だけでしょ?」
「……ひひ、そうですね」
酔っていても、欠けている言葉は汲み取ってくれるらしい。
そんなところにも愛を感じてしまう。
八重歯を見せて笑った京介は、ゆっくりと起き上がった。
「シャワー浴びてくるわ」
「え、大丈夫?」
「うん。なんか俺の奥さん可愛いから」
「……ありがとう?」
突然の褒め言葉に照れるけど、文脈が全く分からない。
それは伝わっていたらしく、大笑いされた。
「みに、ずっと鈍感だよな〜」
「今度はディスられてる?」
「褒めてる」
馬鹿にしてる?と睨んでみると、京介にそっと髪を触れられた。
「体を綺麗にした男女が夜にやることなんて1つしかないんじゃないですかー?」
それって。
「バカ!変態!!」
「それはディスじゃん」
私だけ顔が真っ赤になっていて、京介はケラケラ笑ってる。
「さっさと行ってきて!」
怒り任せに言ったこの返事が了承の意であること、京介もわかってるんだろう。
あんなことを言っておきながら、普通にシャワーを浴びた後、スキンケアをした上に髪をしっかり乾かす京介。
やっぱりさっきのは酔ってたか。
そのノリに合わせて歯磨きまで終えて、普通に寝る支度を進める。
くっついて寝たいからダブルサイズなんてことはなく、しっかり寝るためにシングルのベットを2つ並べた寝室。
でも、これで良かったと思ってる。
ダブルだったら、京介が出張でいない夜を超えられなくなってしまうから。
そんな夜は掛け布団だけ京介のを奪って使うの、バレてんだろうなあ。
寝っ転がって体ごと回転させて京介の方を向くと、京介もまた同じ姿勢でいる。
「アルコール抜けた?」
「うん。飲みではなんかやたら奥さんの話振られるから気ぃ張ってたんだよね」
んーーと伸びをする京介。
「そんな大変?」
「みにの話なんか簡単にしてやんないよ。それ分かってるから同期が酔わせようとしてくんの」
「別にそこまでしなくても」
「みにだって俺の話しないくせに?」
「ふふ、一緒か」
「一緒に決まってんじゃん」
どこまでも似た者同士で、目を合わせて笑う。
高校のときは、周りの人に本音を言いお互いには照れて言えなかったけど。
今は、むしろふたりのことはふたりで完結させる。
お互いがお互いの1番魅力的な部分を知ってるって思うから、他の人に教えてなんかやらない。
「みに」
京介に手招きされて近づくと、ふわりと笑った顔が目の前に来た。
「今日もお疲れ」
「うん、お疲れ様」
朝と同じ、頑張ったお互いにかけるおまじない。
子供がするみたいな、ちょっとした口づけを交わす。
ずっと幸せでいられますように。
いつもはそれで離れて寝るのに、頭の後ろに添えられた手が離れない。
余程不思議そうな顔をしていたのか、くっきりと八重歯を見せて京介が笑う。
「さっき言ったじゃん」
「え?だって」
「うるさい」
酔ってたんじゃないの?という言葉は、塞がれた唇によって消える。
ふたりで甘くて深いキスに溺れた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「お互い好きが溢れてるツンデレ夫婦(京ちゃんか西くんぽい)」
2つのリクエストを勝手に繋げさせて頂きました!
個人的には良いCHEMISTRYが生まれたんじゃないかと満足しております。身を委ねて🎶
ありがとうございました⸝⋆
ご要望があれば子供いるverや西くんverも書きます!
「そっか」
ネクタイを締めながら京介が伝えてくれる。
お互いが言葉足らずで、周りからお互いの気持ちを伝えられては照れていた高校時代。
予定を合わせるのが大変だった分、メッセージの頻度が増えて気持ちを伝えやすくなった大学時代。
同棲を始めて、ストレスが溜まったお互いにイライラして喧嘩した後もっと距離が縮んだ社会人。
そんな時代を経て、夫婦として過ごす今。
言葉のツンツンはお互い相変わらず。
だけど、気持ちを簡単に汲み取れるから愛を伝え合えてるんだと思う。
“素直に甘えてみよう”とか“愛を言葉で伝えよう”とか、夫婦が長続きするコツは何一つ実践できていないけど。
これが私たちには丁度いいってわかってるから。
「でも二次会には行く気ねーから。ぱっと帰るわ」
「楽しい会だったら全然行ってもいいんだよ」
「どっちと一緒に居たいか考えたらわかるでしょ」
きっと高校生の私だったら首を傾げてた。
でも今の私には分かってしまう。
会社の人たちと私。
そのどっちと一緒に居たいかってこと。
そして、京介が一緒に居たいのは私ってこと。
そんなこと言われたら、京介の帰りが楽しみになってしまうのは仕方ない。
「じゃあ、待ってる」
それでも素直に“嬉しい”や“楽しみ”とは言えない。
でもきっと、京介は私の目を見ただけで分かっちゃうんだろうな。
昔から変わらない、相手の目をしっかり見る癖。
「うん」
だって、頷く京介の口元が少しだけ緩んだから。
家を出る京介を玄関まで見送る。
何回見てもスーツ姿かっこいいなって思ってることは……きっと伝わってないと信じよう。
「じゃあみにが今日1日楽しく過ごすためのおまじない」
「京介がでしょ」
いつものように、懲りずにどっちの為かを押し付けあってから、歩み寄る。
そして、唇が重なった。
「いってきます」
「気をつけて」
表情が変わらない様子を装って、ドアを開けた京介を見送る。
もう何回もしてる癖に、鼓動が早くなってることだけは絶対に京介に知られたくない。
でも、京介の耳が赤くなってるのが見えてるんだ。
きっと、私の耳だってお揃いなんだろう。
今日も頑張るか。
朝のキスだけでそう思えてしまうのだから、京介の使うおまじないという言葉は強ち間違いではないなかもしれない。
だから、おまじないが義務になる日が来ないことを柄にもなく願ってしまう。
小学生だったら既に寝ているはずの時間。
京介の帰りが楽しみでソワソワするなんて認めたくなくて、録り溜めていたドラマを見ようとした。
だけど内容は全く入ってこなくて、余計ソワソワしてる自分を認める羽目になった。
上の空のまま目に映していたドラマにエンドロールが流れた頃。
開錠音がして、背筋が伸びる。
テレビを消して玄関まで行けば、顔が火照った京介が立っていた。
足元はフラついてないから、ほろ酔いちょい超えかな。
「おかえり」
「ただいま」
でも、物凄くニッコニコ。
こういうところにはアルコールの影響を感じる。
「今日焼き肉だったから、割り勘だしめっちゃ食ってきた」
「焼き肉好きだもんね」
「好き」
京介の口から好きというワードが出るだけで、無条件にドキドキしていた高校時代。
私の名前を呼んだ後に言う好きよりもぶっきらぼうなことに気付いて、そこにキュンとする今。
「は〜俺の場所〜〜」
着替えた後、私がさっきまで座っていたソファに寝転がって溶けそうな顔をしている京介。
さっきまで全然普通に見えたのにな。
「酔ってる?」
「ん〜なんか家着いたら酔ってきた」
「良かった」
じゃあ、ふにゃふにゃした京介のことは私しか見てないんだ。
そう思うと、安堵の言葉が簡単に声に出てしまった。
「よかった?」
水分量の多い瞳に見つめられると対抗できない。
京介はそれを知ってるのか知らないのかわからないけど。
「私だけでしょ?」
「……ひひ、そうですね」
酔っていても、欠けている言葉は汲み取ってくれるらしい。
そんなところにも愛を感じてしまう。
八重歯を見せて笑った京介は、ゆっくりと起き上がった。
「シャワー浴びてくるわ」
「え、大丈夫?」
「うん。なんか俺の奥さん可愛いから」
「……ありがとう?」
突然の褒め言葉に照れるけど、文脈が全く分からない。
それは伝わっていたらしく、大笑いされた。
「みに、ずっと鈍感だよな〜」
「今度はディスられてる?」
「褒めてる」
馬鹿にしてる?と睨んでみると、京介にそっと髪を触れられた。
「体を綺麗にした男女が夜にやることなんて1つしかないんじゃないですかー?」
それって。
「バカ!変態!!」
「それはディスじゃん」
私だけ顔が真っ赤になっていて、京介はケラケラ笑ってる。
「さっさと行ってきて!」
怒り任せに言ったこの返事が了承の意であること、京介もわかってるんだろう。
あんなことを言っておきながら、普通にシャワーを浴びた後、スキンケアをした上に髪をしっかり乾かす京介。
やっぱりさっきのは酔ってたか。
そのノリに合わせて歯磨きまで終えて、普通に寝る支度を進める。
くっついて寝たいからダブルサイズなんてことはなく、しっかり寝るためにシングルのベットを2つ並べた寝室。
でも、これで良かったと思ってる。
ダブルだったら、京介が出張でいない夜を超えられなくなってしまうから。
そんな夜は掛け布団だけ京介のを奪って使うの、バレてんだろうなあ。
寝っ転がって体ごと回転させて京介の方を向くと、京介もまた同じ姿勢でいる。
「アルコール抜けた?」
「うん。飲みではなんかやたら奥さんの話振られるから気ぃ張ってたんだよね」
んーーと伸びをする京介。
「そんな大変?」
「みにの話なんか簡単にしてやんないよ。それ分かってるから同期が酔わせようとしてくんの」
「別にそこまでしなくても」
「みにだって俺の話しないくせに?」
「ふふ、一緒か」
「一緒に決まってんじゃん」
どこまでも似た者同士で、目を合わせて笑う。
高校のときは、周りの人に本音を言いお互いには照れて言えなかったけど。
今は、むしろふたりのことはふたりで完結させる。
お互いがお互いの1番魅力的な部分を知ってるって思うから、他の人に教えてなんかやらない。
「みに」
京介に手招きされて近づくと、ふわりと笑った顔が目の前に来た。
「今日もお疲れ」
「うん、お疲れ様」
朝と同じ、頑張ったお互いにかけるおまじない。
子供がするみたいな、ちょっとした口づけを交わす。
ずっと幸せでいられますように。
いつもはそれで離れて寝るのに、頭の後ろに添えられた手が離れない。
余程不思議そうな顔をしていたのか、くっきりと八重歯を見せて京介が笑う。
「さっき言ったじゃん」
「え?だって」
「うるさい」
酔ってたんじゃないの?という言葉は、塞がれた唇によって消える。
ふたりで甘くて深いキスに溺れた。
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
リクエスト「お互い好きが溢れてるツンデレ夫婦(京ちゃんか西くんぽい)」
2つのリクエストを勝手に繋げさせて頂きました!
個人的には良いCHEMISTRYが生まれたんじゃないかと満足しております。身を委ねて🎶
ありがとうございました⸝⋆
ご要望があれば子供いるverや西くんverも書きます!
