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「嫉妬しちゃった彼女とINIちゃん」
*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
どんなに自分が1番だと伝えてくれていても、不安になってしまう時がある。
よそ見してるの?って思わせる彼もちょっと嫌だけど、好きだと言ってくれているのに落ち込んじゃう自分のほうがもっと嫌で。
頭の中を彼の笑顔でいっぱいにして、このもやもやをかき消すように口角を上げた。
だけど、彼には何でもお見通しだったみたい。
私の醜い感情を簡単に掬い上げて、綿毛みたいに吹き飛ばしてくれるんだから。
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ver.𝚃𝚊𝚔𝚎𝚛𝚞
「みに、元気控えめなん?」
「……っえ?いや、そんなことな」
否定しようと開けた口は、途中で威尊が人差し指を当ててきたことによって止まった。
「ふふ、かわい」
どこが。
指で口を抑えられたままだから言葉にはならず、首を傾げる。
「俺はずーっとみに一筋やで」
私の心の中が読めるのかな。
それでいて、1番欲しい言葉をくれる彼って、一体。
「なんでわかったの?」
「んー?」
嫉妬したって気づいてるはずなのに、私がマイナスだと思ってるから明言しないでいてくれる。
その優しさが威尊らしさで、思わずその頼れる体に抱きついた。
「好き!」
難なく受け止めて、優しく背中を撫でてくれる。
この心地よさは自分だけのものだって言い聞かせたら、ちょっとずつ気持ちも晴れてきた。
「俺は愛してんでー?」
かと思いきや、心臓に悪いことを簡単に言う。
照れた顔を隠すようにうずめたら、穏やかな笑い声が聞こえた。
「顔見せてやー」
「や、ちょっと恥ずかしい」
でも私だけって伝えてくれた分、私も勇気出さなきゃ、だよね。
「私も、愛してます」
カタコトになりながら顔を上げて告げると、今度は威尊の顔が真っ赤になるのが見えた。
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ver. 𝙷𝚒𝚛𝚘𝚖𝚞
「ふふ」
「なにがおかしいの」
「ん?別に」
何を思っているのか、こっちを見ては嬉しそうに笑っていやがる。
細目で威嚇しておくと、もっと楽しそうに笑ってつんつんと人差し指で頬をつついてきた。
「かわい」
「急に!?」
滅多に感情表現をしない彼のストレートな言葉に、動揺が隠せない。
目を見開いて大夢の動きを追うと、ニコニコと頭を撫でてきた。
「どうしたの今日」
「ん?俺はみにだけだから不安になる必要ないのに、かわいいなと思って」
「なっ……!?」
こんな言葉が言える彼氏だっただろうか。
そんな驚きもあるけど、言葉にして伝えてくれたことがやっぱり嬉しくて、もやもやは一瞬で飛んで行った。
「俺のこと大好きなの?」
「……なんか負けた気がする」
それ以上に意地悪されてる気がして、ちょっと反抗心が湧いてきた。
「質問の答えになってないよ?」
圧されてる私を見て楽しそうに笑ってやがる。
これは仕返しするしかない、よね?
「大夢が大好きに決まってんじゃん。愛してるよ?」
全力で開き直って言って見せれば、不意打ちに驚く大夢のかわいい顔が見られた。
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ver. 𝙷𝚒𝚛𝚘𝚝𝚘
「おねーさーん。こっち向いて?」
笑いを隠しきれてない顔色に、ますますいじけたくなる。
私だけこんなに好きで、洸人は飄々としてんの、なんか嫌だもん。
「向かない」
洸人は滅多に怒らないってあぐらかいてこんな態度とっちゃだめってわかってはいるんだけど。
「ダサいからあんま言いたくなかったけど、俺だって結構嫉妬するからね?」
「え!?」
反抗したままいようと思ったけど、びっくりな言葉に反応して顔を上げてしまう。
私をこっち向かせるための嘘かもって思ったけど、見えた洸人の耳は赤くてほんとのことみたいだった。
こっちを見て口角を片方だけ上げた後、洸人はなんてことないように話を続ける。
「みにが知ってる男の中で1番かっこいいって思われてえし、普通に」
「そうなんだ……?」
「なんなら、その母数が俺だけでいいのになーって思わんこともない」
「ええ?」
「信じるか信じないかはみに次第」
フッと笑って、手を伸ばして少し雑に私の頭を撫でた。
「まあだから、心配すんな」
ぶんぶんと力を込めて頷いたら、満足そうに笑われた。
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ver. 𝙺𝚢𝚘𝚜𝚞𝚔𝚎
「……あのさあ」
「なに」
「いや、なんでも……ふっ」
勿体ぶったように何も言わず、ただこっちを見て笑ってる私の彼氏。
言いたいことは想像できるけど、嫉妬してんの?ってストレートに言われた方が負けのような気がするから、まあいいか。
「なんでもないならそんな笑わないでしょ」
「なんでもないわけねーじゃん。でも口にしたらみにが嫌がりそうだから言わないであげてんの」
全部バレてたか。
図星過ぎて気まずくなって目を逸らしたら、今度は声に出して笑われた。
「素直すぎるだろ」
「どっかの藤牧よりはね」
「おい、藤牧って言うな」
笑いながら殴るフリ。
楽しそうな京介につられて口角が上がると、今度は雑に頭を撫でてきた。
「まあそんなさ、不安そうな顔すんなんて俺のことなめてんのかって話よ」
「なめてないよ?」
「なめてるから不安になんじゃないの?なめられてる俺が悪いけどさあ」
なめてるって表現が合ってるのかは疑問だけど。
「俺の好き、なめないでくれます?」
「……は」
「ん」
らしくない言葉に固まってたら、耳が赤く染まった京介にぎゅっと抱きしめられた。
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ver. 𝙼𝚊𝚜𝚊𝚢𝚊
「すきー」
「え?」
バレないように拗ねてたはずなのに、気付いたら目の前に柾哉の顔面のドアップがあった。
それに、小さな子にするみたいに私の頭にぽんと手を載せて、あやすように言葉を発している。
「おれはみにがすきだよー」
「ちょ、なにこれ」
「すき!おれがすきなのはみになの!」
言ってることは、柾哉の方が子どもっぽいけど。
唐突に謎行動を起こすのはあるあるだけど、この突拍子のない行動は一体。
「すーき」
一旦受け入れないと話が進まないのかな、これ。
「私も好きだよ?」
「いーやみにはわかってないね。俺がどんだけみにのこと好きか」
「そうかな?」
「そうだよ。たぶん10分の1もわかってない」
「それは私が分からず屋すぎない?」
「分からず屋すぎるの!」
今度はぎゅっときつく抱きしめられて、また好きの連呼が始まった。
「わわ、もう、わかったから」
「ほんとに?ほんとにわかった?」
「うん!」
「ほんとかな~」
目を細めて私の顔を見てから、柾哉は満足そうに笑った。
「じゃあもう、俺のことで悲しそうな顔しないでね」
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ver. 𝙹𝚒𝚗
「……どうしたの?みに」
「ん?なにもない」
「なにもない顔じゃないでしょー」
心配そうに顔を覗き込まれて、隠そうと思っていた醜い感情に気付かれた気まずさが残る。
こんなに迅が見てる人は私なんだって、言いたくない嬉しさも。
「あ、なんかちょっと嬉しそうになった」
「実況しないでよ」
理由までは見抜かれてないと思うけど、感情の機微は迅にバレバレらしい。
恥ずかしくてツッコむと、楽しそうに笑って抱き着かれた。
「へへ、みに好きだわー」
「え?」
「思ったこと言っただけだよーん」
気付いてないのに、欲しい言葉をくれる。
感動のままに抱き返せば、おお!って声がした。
「みにがこうするの珍しい」
「気分」
「そんな気分あんの?いいやーん」
「たまたま」
「でも嬉しい俺。照れて腕が固まってるのも好きだけどね?」
「言語化されると恥ずかしいからやめて……」
ケラケラ笑って、迅は嬉しそうに顔を私の肩に乗せた。
「ほんとにみに大好き!照れ屋なとこも、気まぐれなとこも、全部好き」
嫉妬に気づいてるのかはわからないけど、素直に好きを伝えてくれるから不安になる必要はないってわかった。
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ver. 𝚂𝚑𝚘𝚐𝚘
急に片手で両頬をむにゅっと掴まれた。
「ふふ、かわいい」
「え?」
「うまく喋れないでしょ?かわいいねえ」
時々、将吾の感性がわからない。なんだそれ。
将吾の言う通り全然喋れないから、何も言えないし。
「俺にはみにしかいないのに、不安になってるのも」
やっぱりバレてたんだ。
気まずくて目を逸らすと、将吾の顔が追いかけてきた。
「伝わってないのかなってちょっと悔しいけど、俺のこと好きみたいでかわいい」
“みたい”ってつけられる方が伝わってないみたいで悔しいけどね。
それでも、そんな解釈してくれてるんだって知って、もやもやはどっかに消えた。
「俺はみにが大好きなんだけどなー」
私も好きって言いたくて、頬を抑えてる彼の手を両手を使って引き剝がす。
思ったより簡単に取れた手をそのまま握って、顔を上げた。
「私も将吾が、大好き」
目が合うと、照れたように将吾が笑った。
口角が全然上がらない、かわいい笑顔。
「両想いだね」
既に付き合ってるのに、将吾はなんだか嬉しそうに告げるから、幸せになっちゃった。
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ver. 𝚈𝚞𝚍𝚊𝚒
「な、なんか考え込んでるね」
ジェラシーを抱え込んで雄大を見ると、手を顎に当ててなんだか真剣そうなポーズを取っていた。
声をかけると、勢いよくこっちを向く。
「誰のせいやねん」
「さあ?」
「いやみになんやけど!?」
「えっ」
悩みの種は私だったらしい。
「なんかいつもとちゃうなーって気づいてん。やから、なんでやろなと思って」
「誰のせいやねん」
言葉をそのまま返してみると、雄大はええ!と大きく驚いてみせた。
「俺なん!?」
「さあね」
「え、俺なんかした?」
「してないんじゃない?」
雄大がどうこうというより、私の心が狭いだけ。
「あ。わかっちゃった。嫉妬やろ」
「なわけ」
思ったよりすぐに辿り着いてしまった答えに、動揺が悟られないように否定する。
「今の嘘やろ?てことはやっぱヤキモチやん」
「どこが」
「みにって嘘つくとき絶対やることあんねんな」
「え!なに!?」
「言うわけないやーん」
そんなの気付かれてたんだ。煽り顔の雄大に言う気はなさそうだから、これからカマかけて直していこう。
「へへ、かわいいなみに。俺が好きなのはみにだけやで?」
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ver. 𝙵𝚎𝚗𝚐𝚏𝚊𝚗
「ねえみに。肩貸して?」
彼氏からの、急な可愛いお願い。
了承すれば、ゼロ距離のままフェンファンの頭がこてんと乗った。
「ふふ、落ち着く」
「そうなの?」
「うん。1番かも」
「それは言いすぎじゃない?」
「本当に!」
彼が言うには私の肩が1番落ち着くらしい。
「そのくらい、もうみにしかだめなの俺」
「なにそれ、肩の相性?」
「ううん。そうじゃなくて、全部」
全部。
人に対する言葉にしては、指すものが無限にある。
体もそうだけど、性格とかものの考え方とか、エトセトラ。
「だから、もやーっとしないでね?」
「へ?」
「そのくらい、俺にとってみには大事なの」
体勢は崩さずに顔だけ動かして上目遣いのフェンファンと、目が合った。
きっと彼は、私のヤキモチに気づいてて。
それを口に出さず、包み込んでなくそうとしてくれてるんだ。
「……そっか」
「ふふふ」
私が照れてるのに気付いたフェンファンが、満足そうに笑って体勢を戻した。
「でもちょっと嬉しい」
小声でそんな言葉が聞こえて、思わずぎゅっと抱きついた。
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ver. 𝚁𝚒𝚑𝚒𝚝𝚘
「かわい、みに」
「え?」
嫉妬を隠していたつもりだったのに、勘づいているらしい理人。
私の手を握って、すりすりと長い親指を動かして微笑んだ。
「俺はずっとみにのそばにおるよ」
「ずっと?」
「おん。いつでも」
私を想って言葉にしてくれてるんだろうな。
それが嬉しくて、幸せで、でも器の小さな自分が嫌いになりそう。
「理人は優しすぎるんだよお」
「普通にみにの方が優しいやろ」
「ううん、理人はほぼ神様……」
「神!?」
理人は可笑しそうにしたあと、ぎゅっと抱きしめてくれた。
「優しいんやとしたらみににだけやから、神様にはなれんよ俺」
全然そんなことないし、みんなに優しいけど。
今のタイミングで断言してくれた優しさは、素直に享受したかった。
「じゃあ信者私だけ?」
「そうなるけど、そんなん怪しすぎるからやめて?」
「怪しいの?理人教」
そうだなーと考える素振りを見せて、口を開いた理人。
その表情筋の緩さから、全然いい予感はしなかった。
「信者は毎日教祖に100回ちゅーしないといけない」
「やめる」
「早っ」
やっぱり理人と一緒にいるのが楽しいし幸せだなって思ったのは、内緒。
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ver. 𝚃𝚊𝚔𝚞𝚖𝚒
「みに~」
「ん?」
「今日何食べたい?」
「え?」
唐突に振られたご飯の話題。
意図がわからないけど、聞かれたから頭を捻った。
「んー、なんだろ」
「おいしいもん食べようやあ」
なんでこの話題?
匠海だから何か考えてる気もするし、逆に本当になんとなくの可能性もある。
「匠海は?」
「俺ぇ?」
聞かれてすぐに答えるものなかったら、先に相手の答えを聞く。
割と普通のことだと思うけど、やけに匠海は驚いていた。
「匠海がなんか決まってるから聞いたのかと思った」
「ううん。うまいもん食べるのが元気になる一番の近道やろ」
今の、私が元気ないって思ってる前提の発言じゃん。
きっと匠海には理由がわからなくて、自分にできることを探してくれたのかな。
「匠海と一緒にいるだけで元気だよ」
「ええ?」
急な指名に、照れたように匠海が笑う。
そのえくぼのキュートさが、なんだか改めて愛おしいなと思った。
「嫉妬してただけ、だから」
白状したら、驚く匠海に抱きしめられた。
「ほんまにかわいい、好き」
