INIのおんなのこ。
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INI FOLDER、みんなで女の子口説きまくりverです。
このお話の女の子はサバサバしてます!
📁📁📁
101本目となるINIフォルダ、じゃなくてINI FOLDERの撮影。
今回から色々リニューアルされらしい。楽しみ。
なんだか綺麗なスタジオに向かうと、横にいた将吾にガッツリ肩を組まれた。
「今日俺ら隣だよ」
「ほんとだね」
案外強い力でホールドされたまま席につこうとすれば、反対側のテーブルに既に座っていた迅に見つかった。
「あー!だめー!」
「ごめん迅、将吾そっちにあげるよ」
きっと迅は大好きなお兄ちゃんと一緒がよかったのかな。
そう思って差し出そうとしたら、むすっとされた。
「じゃあ2人で来て!」
違ったか。
将吾だって体幹も意思も強くて全然動こうとしないし。
「ごめんね、今日は俺がみにの隣でイチャイチャするから」
しっかり否定しようとすると、後ろから低めの声がした。
「俺もみにと隣だけど」
「わ、びっくりした」
にゅっと現れ、洸人は腰を抱いてくる。
その手を払いのけようとする間もなく、洸人が椅子を引いて座らせてきた。
「もうあのふたりやだ!みにちゃんが食われる!」
喚く迅を、迅の両サイドにいる大夢とフェンちゃんが宥める。
「大丈夫だよ迅、いざとなったらペン投げれば届くし」
「スタッフさんにお願いしてきたよ」
手元の文房具を武器にしようとしてる大夢も、一体何をお願いしたのかわからないフェンちゃんもちょっと怖いな。何考えてるんだあの人たち。
納得したらしい迅は素直に落ち着いて、やり取りを見てた他のみんなも席に着いた。
「今日のMVPが次みにと隣!これでどう?」
「それ自分がMCだからMVPになれると思って言ってるよね?」
場を収めようとした柾哉に、その隣の京介がつっかかる。
「スタッフさんもう始めちゃってください、すいません」
もう収集つかなさそうだから、私からお願いすることにした。
まあ、みなさんもう慣れっこだから呆れてるだけだったけど。
こうして収録が始まるのも、割と日常茶飯事。
いざカメラが回れば言い合いが嘘のように、みんなで画面越しのMINIへ微笑みかけていた。
グローバルになるアップグレードするらしく、英語風の発音を楽しむ。
新しく作って頂いたTシャツを紹介してたら、左から「みににはちょっとおっきいんじゃない」なんて聞こえたから、赤髪をグーで小突いておいた。
「みにとお揃い~」
「メンバーみんなでお揃いね」
ダブルピースをする雄大に一応訂正しておく。
「俺は今日指輪、みにとお揃い!」
理人の発言に、場の空気が凍った。
「え、これお揃いだったの!?」
驚いて手元に目線を落とそうとしたら、また左から手が伸びてきて手首を鷲掴みされた。
誕プレで理人にもらったピンキーリング。
理人も同じの買ってたんだ。気に入ってたのかな。
「うわ、確かに理人っぽいわ」
まじまじと観察した洸人にそう評されて、納得感が増す。
「外せ外せ~」
右から伸びてきた手によって、勝手に指輪は抜き取られて机に置かれた。
気に入ってるし、こっそり付け直そう。
「次は左手の薬指ね」
「わーーーーーー!」
理人がなんか言ってたっぽいけど、それは雄大の叫び声にかき消されて聞こえなかった。
「雄大ナイス~!」
笑顔でサムズアップしてる威尊が目に入って、なんかどうでもよくなってきたし。
「じゃあ理人は後でみんなとお話しようね。話戻しまーす」
笑顔だけど目の奥が笑ってない柾哉によって、話は元に戻る。
まずはグローバルを意識した企画会議。
なんか企んでる洸人と将吾をスルーして、真剣に考えてペンを走らせる。
順番に思いついた企画を発表していき、大夢のターン。
「グルメ旅はね、みにが美味しいもの食べてるとこ見たい」
「私?」
急な指名に驚く私とは対照的に、なんか深く頷いてる11人。
「もぐもぐしてるみに癒されるから、いっぱい見たいなって」
そんないいもんじゃないよ、と言い返そうとすると、挙手したフェンちゃんに遮られた。
「可愛すぎちゃうから配信したくない」
「あー確かに」
秒で納得した匠海をはじめ、なんかみんな一瞬で意見を変えた。
「じゃあみにだけ映さない方向で」
「それ私が映しちゃいけない何かみたいじゃん」
大夢の新たな提案は絶対おかしくて、ツッコまざるを得なかった。
威尊、京介と順調に進んで柾哉のターン。
「ユニットフォルダはまあ、みにとデートでも良いしね」
「全然よくないけど」
「みにを1番キュンとさせた人が勝ちでもう1回デート」
「大変すぎる。12回デート行くの?」
想像するだけでげんなりしてたら、匠海の呟きが聞こえてきた。
「うわ、最高やそれ」
さっきからリアクション間違えてんだよな、この人。
雄大、理人、と若干本気かボケか難しいラインが続いた後に、例のリアクション違う匠海の番。
「メンバー交換してヘアセットみたいな」
「絶対私1番大変だよね。私だけ罰ゲームになる」
長さとみんなの慣れが違う。
それか私だけ抜けるか?なんて考えていると、匠海が雄大にチクられていた。
「や、みにのは俺やる!」
「うわ、最初からそれ目的や」
それ目的ってなんだ。どこが良いの?
「じゃあみにの分は争奪戦してヘアセットね。次~」
リーダーが収拾つけて、次は将吾。
面白いこと言うじゃん、って思ってたらまたぶっこんで来た。
「催眠術ってさー、たまになんか誰かのことが好きで仕方なくなるみたいなのも見るじゃん?あれをみににかけたい」
「え?」
「みにが俺に甘えるみたいな」
語尾に音符ついてるし。怖いなその企画。
「じゃあダメだな」
さっきまで超乗り気だった京介まで急に止める側に回っている。ありがたい。
「それは平等に決めないと」
秒で裏切られたんだけど。
「え待って、そういう問題じゃ」
反論は将吾の手が両頬を挟んできたから叶わず。
「じゃあそれでいいよ」
涼しい顔して譲歩した将吾を一睨みしておくと、何を勘違いしてるのかニコニコと頭を撫でてきた。
「あとはまあ、ピーマンの肉詰め」
「え?」
急な空気感の違いに困惑していると、どうやらこれは洸人の入れ知恵だったらしい。
「最近みににピーマンの肉詰めもらったから、また食いたいなって」
「あー」
言われて思い出していれば、将吾含め10人の刺すような目線が洸人に刺さっている。
「え?みにが作ったやつ?」
柾哉がビビるくらい真顔で確認してて怖気づきそうになった。え、そんな大事?
「うん」
なんか洸人がドヤってるのがざわつきの原因っぽいから、一応補足してみる。
「作りすぎて余ったから誰かにあげようと思って外出たら、なんかちょうど洸人が歩いてたから押し付けた」
「なんや~残飯処理かあ!誰でも良かったやん!びっくりしたあ!」
手を叩いて大喜びの雄大がまとめて、うぇ~いなんてみんなも盛り上がってる。
「えーっと、発表していい?」
「お、みにの番ね。叶えようね絶対」
「その前フリ怖いよ」
笑顔が戻った柾哉に背中を押され、ホワイトボードを上げて発表する。
途中で噛んでも「かわいいー!」とかみんな冷やかしてくるから恥ずかしくて、早々に終わらせた。
「はい、最後洸人ね。いいの出るんだろうなー」
圧をかけてパスしたら、怒ると思いきや痛くないデコピンで済んだ。
「地元を散歩、みにのご家族に挨拶しないとだし」
「別にみんなライブで会ってるじゃん」
「それじゃだめだろ」
なんで?
でも疑問に思っているのは私だけらしく、私以外は深く頷いていた。
……いいや、MINIちゃんたちにコメント欄で教えてもらおう。
ようやくアイディア出しの絡まれまくった時間は終わり、次は撮影部屋の理想を語る時間。
のんびり会議に参加してようと思ったのに、メンバーたちはそうさせてはくれなかった。
洸人が実現したいらしいINI犬の話になったときとか。
「わんちゃん!いいね、かわいい」
みんなノリノリだったから私もノったら、何故か急にノリが弱まったし。
「犬おったらみにが犬ばっかり構いそうだからやだな~」
なんて迅が言うから、「確かに」「犬にみに独占される」と意見はそっちに流れてしまった。
別にいいでしょそれでも……癒しのわんちゃん……
「その個室何?」
「俺とみにの愛の巣」
雄大が意味分かんないことを言い出して、全員で大ブーイングかました。疲れた。
ようやく全員が発表を終えると、えぐいカンペが出る。
「じゃあ最後に理人がこのー、意見を取り入れた図案をちょっと作成して頂けますか?」
「無理かな」
どう考えても無理なお願いで、全員で大笑いしてると理人がハッとしたように挙手をした。
「これ描いたら次みにと隣じゃね?」
「えー、まあいいでしょう!」
そういや最初にそんなこと言ってたな。
柾哉からの許可がおり、拳を突き上げた理人はノリノリで図面作成に取り掛かっていた。
「じゃあもう片方の隣は誰にする?」
「私が隅っこって選択肢はないの?」
「「ない」」
メンバーに口を揃えて言われると、勝てない気がしてくる。
助け舟を求めてスタッフさんに目線を向けてみたけど、苦笑いをするだけだった。
「隣ってそんな大事?」なんて疑問は、以前口にした瞬間全員に「何言ってんの?」みたいな顔をされたからもう封印している。
「もうみにに決めてもらえばええやん」
目線を手元に落としたまま理人が言って、全員の期待に満ちた目線がこっちを向く。
「ええ、じゃあ__で」
動画がアップロードされた日、MINIちゃんたちから「その意味での挨拶は結婚一択」のコメントが寄せられまくり、頭を抱えるしかなかった。
……今日もこいつらの愛が重い。
このお話の女の子はサバサバしてます!
📁📁📁
101本目となるINIフォルダ、じゃなくてINI FOLDERの撮影。
今回から色々リニューアルされらしい。楽しみ。
なんだか綺麗なスタジオに向かうと、横にいた将吾にガッツリ肩を組まれた。
「今日俺ら隣だよ」
「ほんとだね」
案外強い力でホールドされたまま席につこうとすれば、反対側のテーブルに既に座っていた迅に見つかった。
「あー!だめー!」
「ごめん迅、将吾そっちにあげるよ」
きっと迅は大好きなお兄ちゃんと一緒がよかったのかな。
そう思って差し出そうとしたら、むすっとされた。
「じゃあ2人で来て!」
違ったか。
将吾だって体幹も意思も強くて全然動こうとしないし。
「ごめんね、今日は俺がみにの隣でイチャイチャするから」
しっかり否定しようとすると、後ろから低めの声がした。
「俺もみにと隣だけど」
「わ、びっくりした」
にゅっと現れ、洸人は腰を抱いてくる。
その手を払いのけようとする間もなく、洸人が椅子を引いて座らせてきた。
「もうあのふたりやだ!みにちゃんが食われる!」
喚く迅を、迅の両サイドにいる大夢とフェンちゃんが宥める。
「大丈夫だよ迅、いざとなったらペン投げれば届くし」
「スタッフさんにお願いしてきたよ」
手元の文房具を武器にしようとしてる大夢も、一体何をお願いしたのかわからないフェンちゃんもちょっと怖いな。何考えてるんだあの人たち。
納得したらしい迅は素直に落ち着いて、やり取りを見てた他のみんなも席に着いた。
「今日のMVPが次みにと隣!これでどう?」
「それ自分がMCだからMVPになれると思って言ってるよね?」
場を収めようとした柾哉に、その隣の京介がつっかかる。
「スタッフさんもう始めちゃってください、すいません」
もう収集つかなさそうだから、私からお願いすることにした。
まあ、みなさんもう慣れっこだから呆れてるだけだったけど。
こうして収録が始まるのも、割と日常茶飯事。
いざカメラが回れば言い合いが嘘のように、みんなで画面越しのMINIへ微笑みかけていた。
グローバルになるアップグレードするらしく、英語風の発音を楽しむ。
新しく作って頂いたTシャツを紹介してたら、左から「みににはちょっとおっきいんじゃない」なんて聞こえたから、赤髪をグーで小突いておいた。
「みにとお揃い~」
「メンバーみんなでお揃いね」
ダブルピースをする雄大に一応訂正しておく。
「俺は今日指輪、みにとお揃い!」
理人の発言に、場の空気が凍った。
「え、これお揃いだったの!?」
驚いて手元に目線を落とそうとしたら、また左から手が伸びてきて手首を鷲掴みされた。
誕プレで理人にもらったピンキーリング。
理人も同じの買ってたんだ。気に入ってたのかな。
「うわ、確かに理人っぽいわ」
まじまじと観察した洸人にそう評されて、納得感が増す。
「外せ外せ~」
右から伸びてきた手によって、勝手に指輪は抜き取られて机に置かれた。
気に入ってるし、こっそり付け直そう。
「次は左手の薬指ね」
「わーーーーーー!」
理人がなんか言ってたっぽいけど、それは雄大の叫び声にかき消されて聞こえなかった。
「雄大ナイス~!」
笑顔でサムズアップしてる威尊が目に入って、なんかどうでもよくなってきたし。
「じゃあ理人は後でみんなとお話しようね。話戻しまーす」
笑顔だけど目の奥が笑ってない柾哉によって、話は元に戻る。
まずはグローバルを意識した企画会議。
なんか企んでる洸人と将吾をスルーして、真剣に考えてペンを走らせる。
順番に思いついた企画を発表していき、大夢のターン。
「グルメ旅はね、みにが美味しいもの食べてるとこ見たい」
「私?」
急な指名に驚く私とは対照的に、なんか深く頷いてる11人。
「もぐもぐしてるみに癒されるから、いっぱい見たいなって」
そんないいもんじゃないよ、と言い返そうとすると、挙手したフェンちゃんに遮られた。
「可愛すぎちゃうから配信したくない」
「あー確かに」
秒で納得した匠海をはじめ、なんかみんな一瞬で意見を変えた。
「じゃあみにだけ映さない方向で」
「それ私が映しちゃいけない何かみたいじゃん」
大夢の新たな提案は絶対おかしくて、ツッコまざるを得なかった。
威尊、京介と順調に進んで柾哉のターン。
「ユニットフォルダはまあ、みにとデートでも良いしね」
「全然よくないけど」
「みにを1番キュンとさせた人が勝ちでもう1回デート」
「大変すぎる。12回デート行くの?」
想像するだけでげんなりしてたら、匠海の呟きが聞こえてきた。
「うわ、最高やそれ」
さっきからリアクション間違えてんだよな、この人。
雄大、理人、と若干本気かボケか難しいラインが続いた後に、例のリアクション違う匠海の番。
「メンバー交換してヘアセットみたいな」
「絶対私1番大変だよね。私だけ罰ゲームになる」
長さとみんなの慣れが違う。
それか私だけ抜けるか?なんて考えていると、匠海が雄大にチクられていた。
「や、みにのは俺やる!」
「うわ、最初からそれ目的や」
それ目的ってなんだ。どこが良いの?
「じゃあみにの分は争奪戦してヘアセットね。次~」
リーダーが収拾つけて、次は将吾。
面白いこと言うじゃん、って思ってたらまたぶっこんで来た。
「催眠術ってさー、たまになんか誰かのことが好きで仕方なくなるみたいなのも見るじゃん?あれをみににかけたい」
「え?」
「みにが俺に甘えるみたいな」
語尾に音符ついてるし。怖いなその企画。
「じゃあダメだな」
さっきまで超乗り気だった京介まで急に止める側に回っている。ありがたい。
「それは平等に決めないと」
秒で裏切られたんだけど。
「え待って、そういう問題じゃ」
反論は将吾の手が両頬を挟んできたから叶わず。
「じゃあそれでいいよ」
涼しい顔して譲歩した将吾を一睨みしておくと、何を勘違いしてるのかニコニコと頭を撫でてきた。
「あとはまあ、ピーマンの肉詰め」
「え?」
急な空気感の違いに困惑していると、どうやらこれは洸人の入れ知恵だったらしい。
「最近みににピーマンの肉詰めもらったから、また食いたいなって」
「あー」
言われて思い出していれば、将吾含め10人の刺すような目線が洸人に刺さっている。
「え?みにが作ったやつ?」
柾哉がビビるくらい真顔で確認してて怖気づきそうになった。え、そんな大事?
「うん」
なんか洸人がドヤってるのがざわつきの原因っぽいから、一応補足してみる。
「作りすぎて余ったから誰かにあげようと思って外出たら、なんかちょうど洸人が歩いてたから押し付けた」
「なんや~残飯処理かあ!誰でも良かったやん!びっくりしたあ!」
手を叩いて大喜びの雄大がまとめて、うぇ~いなんてみんなも盛り上がってる。
「えーっと、発表していい?」
「お、みにの番ね。叶えようね絶対」
「その前フリ怖いよ」
笑顔が戻った柾哉に背中を押され、ホワイトボードを上げて発表する。
途中で噛んでも「かわいいー!」とかみんな冷やかしてくるから恥ずかしくて、早々に終わらせた。
「はい、最後洸人ね。いいの出るんだろうなー」
圧をかけてパスしたら、怒ると思いきや痛くないデコピンで済んだ。
「地元を散歩、みにのご家族に挨拶しないとだし」
「別にみんなライブで会ってるじゃん」
「それじゃだめだろ」
なんで?
でも疑問に思っているのは私だけらしく、私以外は深く頷いていた。
……いいや、MINIちゃんたちにコメント欄で教えてもらおう。
ようやくアイディア出しの絡まれまくった時間は終わり、次は撮影部屋の理想を語る時間。
のんびり会議に参加してようと思ったのに、メンバーたちはそうさせてはくれなかった。
洸人が実現したいらしいINI犬の話になったときとか。
「わんちゃん!いいね、かわいい」
みんなノリノリだったから私もノったら、何故か急にノリが弱まったし。
「犬おったらみにが犬ばっかり構いそうだからやだな~」
なんて迅が言うから、「確かに」「犬にみに独占される」と意見はそっちに流れてしまった。
別にいいでしょそれでも……癒しのわんちゃん……
「その個室何?」
「俺とみにの愛の巣」
雄大が意味分かんないことを言い出して、全員で大ブーイングかました。疲れた。
ようやく全員が発表を終えると、えぐいカンペが出る。
「じゃあ最後に理人がこのー、意見を取り入れた図案をちょっと作成して頂けますか?」
「無理かな」
どう考えても無理なお願いで、全員で大笑いしてると理人がハッとしたように挙手をした。
「これ描いたら次みにと隣じゃね?」
「えー、まあいいでしょう!」
そういや最初にそんなこと言ってたな。
柾哉からの許可がおり、拳を突き上げた理人はノリノリで図面作成に取り掛かっていた。
「じゃあもう片方の隣は誰にする?」
「私が隅っこって選択肢はないの?」
「「ない」」
メンバーに口を揃えて言われると、勝てない気がしてくる。
助け舟を求めてスタッフさんに目線を向けてみたけど、苦笑いをするだけだった。
「隣ってそんな大事?」なんて疑問は、以前口にした瞬間全員に「何言ってんの?」みたいな顔をされたからもう封印している。
「もうみにに決めてもらえばええやん」
目線を手元に落としたまま理人が言って、全員の期待に満ちた目線がこっちを向く。
「ええ、じゃあ__で」
動画がアップロードされた日、MINIちゃんたちから「その意味での挨拶は結婚一択」のコメントが寄せられまくり、頭を抱えるしかなかった。
……今日もこいつらの愛が重い。
