はりねずみ彼氏と飲み会
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時間を合わせて京介と電話してた日の夜。
「あのさあ」
「ん?」
「……やっぱなんでもない」
「気になるなあ。なに?」
「いやマジなんでもない、うん」
どう考えても挙動不審。
絶対なんか言おうとしてるでしょ。
「えー気になるのに」
「や、そうだよなあ……はぁ」
「なに、なんかお悩み中?」
ため息が聞こえて、真剣に心配になってくる。
悩み相談なんて滅多にしてくれないけど、そのくらいさせてほしい。
「明日の夜、暇じゃないよな?」
ただの確認というより、声から圧を感じる。
その圧に慣れてきちゃったものだから、怖いとかは全くないけど。
「えーっと、暇なんだけど……」
「え?」
「え?」
「え?」
電話とは思えないテンポで、疑問符の言い合い。
そしたら京介から笑い声が聞こえたから、ちょっと安心した。
「暇なのかよ」
「なんで不満そうなの?」
もう一回ため息をついた京介が、珍しくスローペースで話し始めた。
「明日さ、俺と大夢とたけるとたくみで飲み行くんだけどさ」
「仲良いねえ」
「腐れ縁だろ」
頑なに仲良しを認めない京介に笑ってたら、爆弾発言が投下されていた。
「みにに会いたいって、あいつら煩くて」
「……え?」
「え?」
「え?じゃなくて!このくだりいいって!」
会いたいと思われてたのか、私。
「前からあいつら会いたいってうるせえんだよな」
「前から?」
「あー、その、俺に彼女がいるってバレたときから?」
バレたって言い方よ。
「……それがいつなのか私知らないんだけど」
「あ」
やべっという声が小さく聞こえた。
たけるくんとたくみくんの話だって、唐突に聞いた記憶しかないもん。
「まあまあ。じゃあ明日、来る?」
「いいの?会いたい!」
急に言われたから、とびっきりのおめかしはできないのが不安だけど。
大学での京介の様子を知りたいし。
柾哉先輩に池﨑くん、フェンさんや将吾さんみたいに応援してくれる人がいるっていうのは、嬉しいから、あわよくば。
「じゃあ大学終わったら連絡して。そっち行く」
「え?私が行くよ?」
きっと京介の大学の近くが会場だろうし、そのほうが効率的。
「いや、俺が行く」
「ええ?」
強い意志。
「1番に会うのは俺でいいだろ」
言葉が出なくなった。
「あと、かわいくしすぎんなよ。あいつらいんだし。じゃ、おやすみ」
早口が戻った後、電話が切れた。
