はりねずみ彼氏の運転事情
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Side:Kyosuke
大学に入学して数週間。
なんだかんだ近くにいた(大夢に言わせれば“近くにいさせてた”)みにがいないのは正直不安だけど、そんなん言えるわけなくて。
安全確認とか適当に理由つけて時間割もバイトのシフトも把握してるし、毎日連絡とれるようにできたから何とか保ってる。
それに、大阪から来た2人の変わってる奴らもいるし、大夢もいるし、まあ男4人で楽しくやってんのかな。
「教習所の紹介してまーす!」
食堂に向かう途中にそんな声が聞こえて、思わず足を止めてしまった。
「あ」
「ん?何?」
一緒に出掛けてた時に、旅行代理店のパンフを見たみに。
その表紙には、ドライブ旅行におすすめスポット20選!なんて字が躍っていた。
「ドライブ?」
「楽しそうだなーって思っただけ」
ぶっきらぼうに言ってるけど、みにの口元は楽しそうに緩んでて。
助手席にみにを乗せて一緒に遠出する妄想をしてしまった。
……免許とろ。
「おーい!京ちゃーん!席なくなんで~」
「ああ、ごめん」
威尊に呼ばれ、速足で3人に追いつく。
俺の目線の先を辿った大夢は、意味ありげに笑ってた。
「ふーん。免許ね」
うわ、絶対全部バレてる。だる。
「免許?京介免許とるん?」
匠海が問いかけてくるから、軽く流そうと試みる。
「まあ、とるかな。匠海は運転下手そう」
「どういう意味や!おい!」
予想通り嚙みついてきた匠海に笑ってると、大夢が爆弾を落としてきた。
「彼女にかっこいいとこ見せたいからとるんでしょ。京介」
「「はあ~!?」」
最悪すぎる。それに、リアクションが関西すぎる。
「ちょ、声でかいから。大夢は余計な事言わなくていい」
「へへ、京介耳真っ赤」
「お前…!」
いじってくる大夢を一発殴っとこうとすると、今度は威尊と匠海が遮ってくる。
「いつから!?」「どんな子!?」
あーもう、こうなるから言いたくなかったんだよ。
俺のみに、なんだけど。
他の男に見せる筋合いないだろ。
「ほら、食券買うぞ」
3人を置いて機械の前に立つと、威尊がすり寄ってきた。
「いーっぱい聞かせてな!」
こいつ、優しいくせにこういうとこあんだよな。
さっさとチャイム鳴んねーかなと思いながら、ボタンを押した。
無意識に押したはずのボタンは、昨日みにが食べたと言ってたやつと一緒で、ちょっと面白かった。
