9.
おなまえ設定
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Side:Shogo
朝目覚めたら、腕の中にあるはずのぬくもりがなかった。
「(名前)……?」
先に起きたのかな。
それだけでさみしい。
すぐ顔見たい。
ってもう、重症すぎるでしょ、おれ。
なんて思いながら起き上がって(名前)を探す。
「おはよ~」
声を出してみても、何も返ってこない。
……まさか。
「(名前)、(名前)っ!?どこ!?」
嘘。
嘘だよね?
そう思うけど、家のどこにも(名前)の姿はなくて。
玄関にある(名前)の靴、洗面所にある歯ブラシ、棚にある服、
それに、(名前)が大切にする!って言ってた箱。
全部そのまま。
思いたくないけど、きっと、これが示してるのは。
(名前)がいなくなった。
いや、そう思っちゃいけないよね、きっと。
(名前)がもとの世界に戻った。
そういうことだ。
「(名前)……勝手にいなくなんないでよ」
急に力が入んなくなって、床に座り込んじゃった。
(名前)は気づいてた?
それとも、今頃どこかでびっくりしてる?
最近の(名前)はどこか透明感が増して見えて、儚くて、ずっと抱きしめてたけど。
__ぎゅーして?
__してるよお?ふふ、もっと?
__うん……ずっとこうしてたいなあ
なんて愛おしい会話と、そのとき(名前)が見せた涙が頭から離れなかった。
(名前)は、どこか終わりを悟ってたんだろうか。
無理やりにでも、聞き出せばよかったのかな。
(名前)に無理強いしたくなかったしとびきり優しくしたかったけど、それが(名前)を苦しめてたのかな。
押し寄せる後悔もそのままに、立ち上がって(名前)が大事にしてた箱に手を伸ばす。
俺があげたチョコレートの箱には、微かに甘い香りが残っていた。
それが過ごした時間の短さを物語ってるみたいで、なんだかムカつく。
中にはいっぱい物が詰まっていた。
ピザが入ってた段ボールの切れ端、
家事のやり方が(名前)の字で書かれたメモ、
水族館のチケットにパンフレット、
そこで買った俺とお揃いのストラップ、
(名前)が宝物だと言って大切にしてた物たち。
それは俺らが一緒に過ごした時間の証で、今の俺にとっては間違いなく(名前)がここにいた証拠となる宝物だった。
一つ一つ取り出していくと、箱の底には紙が折りたたまれて入っていた。
見覚えのないそれを拾い上げると、手紙?
将吾へ、という文字が見えて、心臓が音を立てる。
破かないように、でも急いでそれを開いた。
朝目覚めたら、腕の中にあるはずのぬくもりがなかった。
「(名前)……?」
先に起きたのかな。
それだけでさみしい。
すぐ顔見たい。
ってもう、重症すぎるでしょ、おれ。
なんて思いながら起き上がって(名前)を探す。
「おはよ~」
声を出してみても、何も返ってこない。
……まさか。
「(名前)、(名前)っ!?どこ!?」
嘘。
嘘だよね?
そう思うけど、家のどこにも(名前)の姿はなくて。
玄関にある(名前)の靴、洗面所にある歯ブラシ、棚にある服、
それに、(名前)が大切にする!って言ってた箱。
全部そのまま。
思いたくないけど、きっと、これが示してるのは。
(名前)がいなくなった。
いや、そう思っちゃいけないよね、きっと。
(名前)がもとの世界に戻った。
そういうことだ。
「(名前)……勝手にいなくなんないでよ」
急に力が入んなくなって、床に座り込んじゃった。
(名前)は気づいてた?
それとも、今頃どこかでびっくりしてる?
最近の(名前)はどこか透明感が増して見えて、儚くて、ずっと抱きしめてたけど。
__ぎゅーして?
__してるよお?ふふ、もっと?
__うん……ずっとこうしてたいなあ
なんて愛おしい会話と、そのとき(名前)が見せた涙が頭から離れなかった。
(名前)は、どこか終わりを悟ってたんだろうか。
無理やりにでも、聞き出せばよかったのかな。
(名前)に無理強いしたくなかったしとびきり優しくしたかったけど、それが(名前)を苦しめてたのかな。
押し寄せる後悔もそのままに、立ち上がって(名前)が大事にしてた箱に手を伸ばす。
俺があげたチョコレートの箱には、微かに甘い香りが残っていた。
それが過ごした時間の短さを物語ってるみたいで、なんだかムカつく。
中にはいっぱい物が詰まっていた。
ピザが入ってた段ボールの切れ端、
家事のやり方が(名前)の字で書かれたメモ、
水族館のチケットにパンフレット、
そこで買った俺とお揃いのストラップ、
(名前)が宝物だと言って大切にしてた物たち。
それは俺らが一緒に過ごした時間の証で、今の俺にとっては間違いなく(名前)がここにいた証拠となる宝物だった。
一つ一つ取り出していくと、箱の底には紙が折りたたまれて入っていた。
見覚えのないそれを拾い上げると、手紙?
将吾へ、という文字が見えて、心臓が音を立てる。
破かないように、でも急いでそれを開いた。
