3. 仲良くなろっか
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「おはよ、みにちゃん」
聞いたことある声が、後ろから鼓膜を揺らす。
振り向くと、サラサラの金髪を揺らして立ってたのはやっぱり柾哉先輩で。
「俺と仲良くしてくれるの?」
ずっと呆気にとられた表情にしてしまってたのに、今度はニコニコ嬉しそうに笑ってた。
「あ、や、今のは、将吾くんが、えっと」
「みにがいいよって〜」
遮るように将吾くんが言って、満足そうに柾哉先輩はもっと笑って。
「嬉しい、みにちゃんと仲良くなりたかったの」
「……いいこと、ないと思います」
「ん?」
「なんで、そんなこと、言ってくださるんですか」
そんなに太陽みたいに眩しいこと、言われるほどの人間じゃない。
でも、柾哉先輩はうん?と首を傾げて、当たり前のように言い放つ。
「理由、要る?」
うーん、と考える素振りを見せたあと、柾哉先輩は振り切ったような笑顔を浮かべた。
「仲良くなりたいって思ったの!なんでかはわかんない!」
将吾くんの幼馴染だから、京介の友達だから、西さんの後輩だから、って来ると思ったのに。
その言い切れる強さと優しさは、確実に、私にはないものだった。
「す、すごい……」
だから、圧倒されることしかできなくて。
「ふふ、俺もふたりが仲良くなってくれたら嬉しい」
将吾くんは、ぽん、と私と柾哉先輩の肩に手を置いてから、にーっと笑った。
「じゃ、俺日直だから」
ちょっと意地悪に笑って、将吾くんは長い脚をスタスタと動かして去っていった。
「……みにちゃん、大丈夫?」
「え?」
「膝、痛くない?」
柾哉先輩の目線は、昨日のドジに注がれてる。
「大丈夫です」
「そう?歩いてて痛んだら言ってね。言ってくれなくてもどうせ俺わかっちゃうんだからね」
むーっとした口で、そんなことを言うものだから、面白くて笑ってしまう。
「ふふ、そんなこと、初めて言われました」
「ん?」
「話が盛り上がってる時に、痛いって言って冷めたら申し訳ないな〜と思って、言い出せないタイプ、なので」
気付いたらそんなことまで口走ってて、柾哉先輩の眉毛が下がってるのを見て、慌てて我に返る。
「ごめんなさい、つまんないですよね」
「ううん、わかるよ、その気持ち」
柾哉先輩も、おんなじなのかな。
辛くないのかなんて、聞く勇気もなかったし、もう学校には着いたから時間もなかったけど。
「またね、みにちゃん」
下駄箱で手を振る柾哉先輩は、やっぱり輝いていた。
聞いたことある声が、後ろから鼓膜を揺らす。
振り向くと、サラサラの金髪を揺らして立ってたのはやっぱり柾哉先輩で。
「俺と仲良くしてくれるの?」
ずっと呆気にとられた表情にしてしまってたのに、今度はニコニコ嬉しそうに笑ってた。
「あ、や、今のは、将吾くんが、えっと」
「みにがいいよって〜」
遮るように将吾くんが言って、満足そうに柾哉先輩はもっと笑って。
「嬉しい、みにちゃんと仲良くなりたかったの」
「……いいこと、ないと思います」
「ん?」
「なんで、そんなこと、言ってくださるんですか」
そんなに太陽みたいに眩しいこと、言われるほどの人間じゃない。
でも、柾哉先輩はうん?と首を傾げて、当たり前のように言い放つ。
「理由、要る?」
うーん、と考える素振りを見せたあと、柾哉先輩は振り切ったような笑顔を浮かべた。
「仲良くなりたいって思ったの!なんでかはわかんない!」
将吾くんの幼馴染だから、京介の友達だから、西さんの後輩だから、って来ると思ったのに。
その言い切れる強さと優しさは、確実に、私にはないものだった。
「す、すごい……」
だから、圧倒されることしかできなくて。
「ふふ、俺もふたりが仲良くなってくれたら嬉しい」
将吾くんは、ぽん、と私と柾哉先輩の肩に手を置いてから、にーっと笑った。
「じゃ、俺日直だから」
ちょっと意地悪に笑って、将吾くんは長い脚をスタスタと動かして去っていった。
「……みにちゃん、大丈夫?」
「え?」
「膝、痛くない?」
柾哉先輩の目線は、昨日のドジに注がれてる。
「大丈夫です」
「そう?歩いてて痛んだら言ってね。言ってくれなくてもどうせ俺わかっちゃうんだからね」
むーっとした口で、そんなことを言うものだから、面白くて笑ってしまう。
「ふふ、そんなこと、初めて言われました」
「ん?」
「話が盛り上がってる時に、痛いって言って冷めたら申し訳ないな〜と思って、言い出せないタイプ、なので」
気付いたらそんなことまで口走ってて、柾哉先輩の眉毛が下がってるのを見て、慌てて我に返る。
「ごめんなさい、つまんないですよね」
「ううん、わかるよ、その気持ち」
柾哉先輩も、おんなじなのかな。
辛くないのかなんて、聞く勇気もなかったし、もう学校には着いたから時間もなかったけど。
「またね、みにちゃん」
下駄箱で手を振る柾哉先輩は、やっぱり輝いていた。