6. 不穏と仲直り
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「え?柾哉くん辞めたんですか?」
「そうなんだよ〜。忙しいみたいでいきなり。寂しいよね」
「は、はい」
バイト先に行ったら、衝撃の事実を聞かされた。
もしかして、私のせい?
勝手に、これからもバイト仲間として仲良くしたいって思ってた自分が浅はかだったのかな。
バイトでの思い出のほとんどにいた柾哉くんがいないと、ぽっかり穴が空いたみたい。
大体同じシフトにいたから、違う人とは仲良くない。
雑談することもなく、静かに時間が過ぎていく。
「やっぱり寂しいなあ……」
西さんとは未だに敬語のままだし、柾哉くんはいなくなっちゃうし。
両親は優しいけど、仕事で忙しいし、そもそもこの年だし、付きっきりというわけにもいかない。
友達はいても、浅く広くみたいな付き合い方が多くて、時々虚しくなる。
自分のことを1番に思ってくれる人なんて、いないんじゃないかって。
お客さんにホットコーヒーを差し出しながら、その湯気の行き先を無意味に目で追う。
その時、カウンターの隅でパソコンを触っていた西さんと目が合った。
何も考えずに、カッコいいなあって見てたら、ん?って眉毛を上げて立ち上がる西さん。
あ、これ、緊急事態って勘違いしてるな。
違うよの意味を込めて首を横に振ると、何だよって顔で笑ってパソコンに目線を戻してた。
……護衛って、いつまでなんだろう。
前のここに怖い人来た事件は、一段落ついていないと言っていた。
じゃあ、一段落ついたら、終わり?
その一段落が何を指すのか分からないけど、なら一段落つかなくていいよ、と思ってしまう。
怖い状況にいるってわかってるのにね。
あまりに暇すぎて、お客さんの会話を盗み聞きしてみる。
“今度のデートどこ行く?”
“ちょっと遠出したいな”
デートかあ。
好きな人と出かけるやつだよね。
きっと、好きな人が変わりでもしない限り実現しないんだろうな。
いやでも、変わることあるのかな?
じゃあ、一生無理か。
しれっと店内を移動すると、今度はお友達同士の会話が聞こえた。
“アタックしちゃいなよ!”
“無理だよ、勇気出ない”
“じゃあアイツに代わりに誘ってもらってさ、2人きりにしてあげようか?”
“ええ、それ嫌われない?”
“大丈夫だって!”
照れて好きな人にアピールできないのかな?微笑ましい。
私の分も頑張れ、なんてお門違いなエールを心のなかで送っておいた。
「そうなんだよ〜。忙しいみたいでいきなり。寂しいよね」
「は、はい」
バイト先に行ったら、衝撃の事実を聞かされた。
もしかして、私のせい?
勝手に、これからもバイト仲間として仲良くしたいって思ってた自分が浅はかだったのかな。
バイトでの思い出のほとんどにいた柾哉くんがいないと、ぽっかり穴が空いたみたい。
大体同じシフトにいたから、違う人とは仲良くない。
雑談することもなく、静かに時間が過ぎていく。
「やっぱり寂しいなあ……」
西さんとは未だに敬語のままだし、柾哉くんはいなくなっちゃうし。
両親は優しいけど、仕事で忙しいし、そもそもこの年だし、付きっきりというわけにもいかない。
友達はいても、浅く広くみたいな付き合い方が多くて、時々虚しくなる。
自分のことを1番に思ってくれる人なんて、いないんじゃないかって。
お客さんにホットコーヒーを差し出しながら、その湯気の行き先を無意味に目で追う。
その時、カウンターの隅でパソコンを触っていた西さんと目が合った。
何も考えずに、カッコいいなあって見てたら、ん?って眉毛を上げて立ち上がる西さん。
あ、これ、緊急事態って勘違いしてるな。
違うよの意味を込めて首を横に振ると、何だよって顔で笑ってパソコンに目線を戻してた。
……護衛って、いつまでなんだろう。
前のここに怖い人来た事件は、一段落ついていないと言っていた。
じゃあ、一段落ついたら、終わり?
その一段落が何を指すのか分からないけど、なら一段落つかなくていいよ、と思ってしまう。
怖い状況にいるってわかってるのにね。
あまりに暇すぎて、お客さんの会話を盗み聞きしてみる。
“今度のデートどこ行く?”
“ちょっと遠出したいな”
デートかあ。
好きな人と出かけるやつだよね。
きっと、好きな人が変わりでもしない限り実現しないんだろうな。
いやでも、変わることあるのかな?
じゃあ、一生無理か。
しれっと店内を移動すると、今度はお友達同士の会話が聞こえた。
“アタックしちゃいなよ!”
“無理だよ、勇気出ない”
“じゃあアイツに代わりに誘ってもらってさ、2人きりにしてあげようか?”
“ええ、それ嫌われない?”
“大丈夫だって!”
照れて好きな人にアピールできないのかな?微笑ましい。
私の分も頑張れ、なんてお門違いなエールを心のなかで送っておいた。
