3. 怖い人
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今朝は、起こされる前に目が覚めた。
折角だし、少しだけ毛先を巻いてみる。
「お、いい感じ?」
たまにしかやらないけど、今日は調子がいいのか綺麗に巻けて、満足して部屋を出た。
「お、おはよう」
「おはよう!」
リビングに向かうと、用意された朝ご飯2人分と既に着替えている西さん。
“見送れなくてごめんね。無事に帰りました。あっためて食べてね”との置き手紙があって、少し安心する。
「じゃあ朝ご飯食べよ」
「だな」
ちょっと久しぶりのタメ語。ソワソワしたけど、西さんは平然と使ってたからこっちも平然を装った。
いつも人見知りで、年上の人にタメで話すのは実はちょっぴり緊張するんだけど。
なんだか、西さんには普通に話せる。本当、なんでか分かんないけど。
昨日と一緒で、私がキッチンで動き回り、西さんは机の上を整理する。
あっという間に支度は終わって、2人でいただきますをして食べ始めた。
「西さんて、何が好きなの?」
「範囲広くない?てか、俺のことどうでもいいでしょ」
「どうでもよくないよ」
そう言い切ると、目の前に西さんはちょっと照れたように笑った。
「そう?」
「だって、なんか嫌いなことに付き合わせちゃったら申し訳ないし」
本当は、西さんのこと、もっと知りたいから。
でも、正直にこう言うのは照れくさくって、別の理由を伝えた。
「気にしないでいいのに。護衛ってそういうもんだよ?」
「えー……でも決めるのは私でしょ?」
「そう言われちゃ何も言えないんだよなあ」
観念したように言う西さんの顔は、私がわがまま言うたびに見る。
でも、ちょっとだけ口角が上がってて、呆れているようで楽しそう。
「いいでしょ!」
「はいはい。でももう、そろそろ時間だよ?」
「むむ……じゃあまた明日聞く」
「はは、いいけど」
一足先に食器をシンクに運ぶ西さんは、歩きながらぼそっと言葉を続けた。
「俺の方が、みにのこと知りたいのに」
今、なんと。
顔が赤くなって、俯いて誤魔化してると「片付けは俺やるから、早くしなよー」とキッチンから平然と声が掛かる。
え、無意識……?
だとしたら、めちゃめちゃ人たらしだよあの人!
恥ずかしくてまともに顔を見られないから、ごちそうさま、と呟いて、足早に食器をシンクに置いて部屋まで走る。
着いてから、両親はまだ寝ていることを思い出す。ごめん。
「西さんのせいだもん」
小声で言いながら、支度を始めた。
折角だし、少しだけ毛先を巻いてみる。
「お、いい感じ?」
たまにしかやらないけど、今日は調子がいいのか綺麗に巻けて、満足して部屋を出た。
「お、おはよう」
「おはよう!」
リビングに向かうと、用意された朝ご飯2人分と既に着替えている西さん。
“見送れなくてごめんね。無事に帰りました。あっためて食べてね”との置き手紙があって、少し安心する。
「じゃあ朝ご飯食べよ」
「だな」
ちょっと久しぶりのタメ語。ソワソワしたけど、西さんは平然と使ってたからこっちも平然を装った。
いつも人見知りで、年上の人にタメで話すのは実はちょっぴり緊張するんだけど。
なんだか、西さんには普通に話せる。本当、なんでか分かんないけど。
昨日と一緒で、私がキッチンで動き回り、西さんは机の上を整理する。
あっという間に支度は終わって、2人でいただきますをして食べ始めた。
「西さんて、何が好きなの?」
「範囲広くない?てか、俺のことどうでもいいでしょ」
「どうでもよくないよ」
そう言い切ると、目の前に西さんはちょっと照れたように笑った。
「そう?」
「だって、なんか嫌いなことに付き合わせちゃったら申し訳ないし」
本当は、西さんのこと、もっと知りたいから。
でも、正直にこう言うのは照れくさくって、別の理由を伝えた。
「気にしないでいいのに。護衛ってそういうもんだよ?」
「えー……でも決めるのは私でしょ?」
「そう言われちゃ何も言えないんだよなあ」
観念したように言う西さんの顔は、私がわがまま言うたびに見る。
でも、ちょっとだけ口角が上がってて、呆れているようで楽しそう。
「いいでしょ!」
「はいはい。でももう、そろそろ時間だよ?」
「むむ……じゃあまた明日聞く」
「はは、いいけど」
一足先に食器をシンクに運ぶ西さんは、歩きながらぼそっと言葉を続けた。
「俺の方が、みにのこと知りたいのに」
今、なんと。
顔が赤くなって、俯いて誤魔化してると「片付けは俺やるから、早くしなよー」とキッチンから平然と声が掛かる。
え、無意識……?
だとしたら、めちゃめちゃ人たらしだよあの人!
恥ずかしくてまともに顔を見られないから、ごちそうさま、と呟いて、足早に食器をシンクに置いて部屋まで走る。
着いてから、両親はまだ寝ていることを思い出す。ごめん。
「西さんのせいだもん」
小声で言いながら、支度を始めた。
