2. 引っかかる言葉
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「……思い出す?」
「あ、口滑りました。嘘です嘘」
いや、どう考えても嘘じゃないでしょ。
そうツッコみたかったけど、そう言った西さんは初めて見る表情をしていて。
まるで、何かに苦しんでいるような。
ツッコむことなんて、できなかった。
「他に人がいないときはタメでどうですか」
「そうですね、それなら」
渋々といった感じで了承してくれた西さんからは、さっきの苦しさみたいなものは感じ取れなかった。
「じゃあ今タメにします!」
「え、いや、それ敬語……」
私のポンコツぶりがツボに入ったのか、初めて見る大爆笑。私も反省しようと思ったのに、つられて笑ってしまって何も言えない。
「笑いすぎ!やだ!」
「ごめんごめん」
クールそうという第一印象は何処へやら。案外ツボは浅いらしい。
「西さん全然笑う人じゃん。最初のクールっぽい感じより今のほうが楽しそう」
「俺人見知りだから。別にクールぶってた訳じゃないって」
「えー?あんまりそんな感じしない」
「まあ割とよく言われるかな、それ」
普段家で過ごす時は1人が多かったから、話し相手ができて嬉しい。
それに、私の“護衛”だからか、話しかければ絶対返事してくれるからくすぐったい。
「西さん普段休みの日何してるの?」
「えー、何してっかな…たまにダンスとか」
「ダンス踊れるの!?」
「あーはいはい、踊れとか言わないでね」
「バレたか」
「凄い目から期待を感じたからね」
そして、めちゃめちゃ思ってることがバレる。
そんなに分かり易いかな、私。
「俺のことはどうでもいいよ。朝のさ、あの人誰?」
「あの人?」
「声かけられてたじゃん。マサヤだっけ?」
「柾哉くん?バイト先のお兄さん」
「……ふーん」
そっちから聞いといてそれだけ?
護衛だから一応把握しとかなきゃ的なやつかな。
「次のバイトいつ?」
「明日の夕方」
「明日は学校とバイトね。おっけ」
「西さん何処にいんのか分かんなかった。技術すごいんだね」
「ふ、あんまキョロキョロしてバレんなよ。周りにバレるとめんどいよ」
「そうだよね」
「まあ、ちゃんといるし守るから安心して」
そう言って、ポンと私の頭に手を置いて「お手洗い借りまーす」と去ってった。
手、おっきかったな。
“守るから”なんて言われたら、ドキドキしちゃうよ。
「思い出すって何のことなんだろう……」
これだけは、ずっと引っかかってるけど。
「あ、口滑りました。嘘です嘘」
いや、どう考えても嘘じゃないでしょ。
そうツッコみたかったけど、そう言った西さんは初めて見る表情をしていて。
まるで、何かに苦しんでいるような。
ツッコむことなんて、できなかった。
「他に人がいないときはタメでどうですか」
「そうですね、それなら」
渋々といった感じで了承してくれた西さんからは、さっきの苦しさみたいなものは感じ取れなかった。
「じゃあ今タメにします!」
「え、いや、それ敬語……」
私のポンコツぶりがツボに入ったのか、初めて見る大爆笑。私も反省しようと思ったのに、つられて笑ってしまって何も言えない。
「笑いすぎ!やだ!」
「ごめんごめん」
クールそうという第一印象は何処へやら。案外ツボは浅いらしい。
「西さん全然笑う人じゃん。最初のクールっぽい感じより今のほうが楽しそう」
「俺人見知りだから。別にクールぶってた訳じゃないって」
「えー?あんまりそんな感じしない」
「まあ割とよく言われるかな、それ」
普段家で過ごす時は1人が多かったから、話し相手ができて嬉しい。
それに、私の“護衛”だからか、話しかければ絶対返事してくれるからくすぐったい。
「西さん普段休みの日何してるの?」
「えー、何してっかな…たまにダンスとか」
「ダンス踊れるの!?」
「あーはいはい、踊れとか言わないでね」
「バレたか」
「凄い目から期待を感じたからね」
そして、めちゃめちゃ思ってることがバレる。
そんなに分かり易いかな、私。
「俺のことはどうでもいいよ。朝のさ、あの人誰?」
「あの人?」
「声かけられてたじゃん。マサヤだっけ?」
「柾哉くん?バイト先のお兄さん」
「……ふーん」
そっちから聞いといてそれだけ?
護衛だから一応把握しとかなきゃ的なやつかな。
「次のバイトいつ?」
「明日の夕方」
「明日は学校とバイトね。おっけ」
「西さん何処にいんのか分かんなかった。技術すごいんだね」
「ふ、あんまキョロキョロしてバレんなよ。周りにバレるとめんどいよ」
「そうだよね」
「まあ、ちゃんといるし守るから安心して」
そう言って、ポンと私の頭に手を置いて「お手洗い借りまーす」と去ってった。
手、おっきかったな。
“守るから”なんて言われたら、ドキドキしちゃうよ。
「思い出すって何のことなんだろう……」
これだけは、ずっと引っかかってるけど。
