10. 全ての決着
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車は自宅に到着して、繋いだ手を名残惜しく離す。
私たち家族と洸人くんがリビングに揃った。
目の前に両親が真剣な顔をして座っているのは、誕生日に自分たちが殺し屋と打ち明けられた時と同じ。
ただ違うのは、あの日つけることにすると説明された護衛さんが、隣にいること。
「改めて、二人が無事に戻って来て良かった」
しみじみと言うお母さんとは裏腹に、洸人くんは責任を感じているみたいだった。
「……すみません、危険な目に遭わせてしまって」
洸人くんのせいなんかじゃない。
私が必死に首を横に振っていると、両親が口を開いた。
「ううん、私たちからも謝らないといけないことがあるから」
「ああ。僕らの責任だ」
全部伝えると言った両親は、ゆっくりと話し始める。
「まず、みにに最初に説明した話ね。狙うって言うのは、みにの命じゃなくてみにの存在よ」
「存在?」
「ええ。殺し屋の娘っていうのはね、裏社会の跡継ぎのお嫁さんにぴったりなの。普通のお嬢さんを家に入れるより、勝手を知っている人の方が信用できるし話も早いから」
理には適っている。そうなんだ。
「そしてね、殺し屋には2パターンいるのよ」
誰が相手であっても始末する人と、
相手が悪人だと認識したうえで始末する人。
「私たちや西さんのところは後者。そして木村さんのところは前者」
「えっ嘘」
「柾哉が?」
私たちの驚きが重なると、お母さんは微笑んだ。
「そこにどんな事情があるかは分からない。2人とも素直でいい子だからそう見えていただけかもしれないし、その柾哉さん?が騙されていただけかもしれない」
でもね、と前置いてピシャリとお母さんが言う。
「どっちにしても、そういう人とは結婚させたくなかったのよ。例え根はいい人でも、恨みを買うリスクだって高くて危険だもの」
「そっか」
ここまで言われたって、柾哉くんが悪い人だとやっぱり思えない。
やっぱり、騙されてただけなのかな。
「そして、西さんにも謝らないといけないことがある」
「え?」
今度は、お父さんが口を開いた。
「写真を落としたのは、君が同業者だと知った後にわざとやったことなんだ」
「はあ」
うっかりじゃなくて、わざと?
意図のわからない行動を聞かされて戸惑う。
「驚いたよ。幼いときに出会った純粋で(名前)に初めて恋をしたみたいな子がまさか殺し屋だったなんてな」
「僕もですよ」
お互い驚いてたってことか。
私たち家族と洸人くんがリビングに揃った。
目の前に両親が真剣な顔をして座っているのは、誕生日に自分たちが殺し屋と打ち明けられた時と同じ。
ただ違うのは、あの日つけることにすると説明された護衛さんが、隣にいること。
「改めて、二人が無事に戻って来て良かった」
しみじみと言うお母さんとは裏腹に、洸人くんは責任を感じているみたいだった。
「……すみません、危険な目に遭わせてしまって」
洸人くんのせいなんかじゃない。
私が必死に首を横に振っていると、両親が口を開いた。
「ううん、私たちからも謝らないといけないことがあるから」
「ああ。僕らの責任だ」
全部伝えると言った両親は、ゆっくりと話し始める。
「まず、みにに最初に説明した話ね。狙うって言うのは、みにの命じゃなくてみにの存在よ」
「存在?」
「ええ。殺し屋の娘っていうのはね、裏社会の跡継ぎのお嫁さんにぴったりなの。普通のお嬢さんを家に入れるより、勝手を知っている人の方が信用できるし話も早いから」
理には適っている。そうなんだ。
「そしてね、殺し屋には2パターンいるのよ」
誰が相手であっても始末する人と、
相手が悪人だと認識したうえで始末する人。
「私たちや西さんのところは後者。そして木村さんのところは前者」
「えっ嘘」
「柾哉が?」
私たちの驚きが重なると、お母さんは微笑んだ。
「そこにどんな事情があるかは分からない。2人とも素直でいい子だからそう見えていただけかもしれないし、その柾哉さん?が騙されていただけかもしれない」
でもね、と前置いてピシャリとお母さんが言う。
「どっちにしても、そういう人とは結婚させたくなかったのよ。例え根はいい人でも、恨みを買うリスクだって高くて危険だもの」
「そっか」
ここまで言われたって、柾哉くんが悪い人だとやっぱり思えない。
やっぱり、騙されてただけなのかな。
「そして、西さんにも謝らないといけないことがある」
「え?」
今度は、お父さんが口を開いた。
「写真を落としたのは、君が同業者だと知った後にわざとやったことなんだ」
「はあ」
うっかりじゃなくて、わざと?
意図のわからない行動を聞かされて戸惑う。
「驚いたよ。幼いときに出会った純粋で(名前)に初めて恋をしたみたいな子がまさか殺し屋だったなんてな」
「僕もですよ」
お互い驚いてたってことか。
