1. 始まりは突然に
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人並みに両親に愛され、勉強し、友達と遊ぶ。
この日常が当たり前でないと知ったのは、誕生日のことだった。
「実は、私たち殺し屋なのよ」
両親にいきなりこう言われて、驚かない人がいるだろうか。
「え、ドッキリではなく……?」
「ドッキリなら良かったんだがな」
「え、あ、ええ?」
狼狽える私を見ても、普段はゲラなはずの彼らが全く笑わないのならそうなのだろう。
思い返せば、見ているアニメに殺し屋のキャラクターが出てくる時は絶妙に笑ってなかったし、旅行といいながら人が集まる観光地には行かず、外出時は基本サングラスかマスクをしていた。
よく考えれば考えるほど、当てはまるピースが揃いすぎていて、信じざるを得なくなってきた。
「続き話してもいい?」
「まだあるの!?」
考え込む私を覗き込んだお母さんは、混乱する頭にさらに試練を与えようとしているらしい。
慌てているのは私だけで、両親は至って普通の顔をしているので、先に進むしかなかった。
「少し前から、みにの存在が知られてきてしまって」
「……それは敵に知られちゃった的な?」
「やだー流石私たちの娘。驚いてても察しがいい」
「そういうのいらないから。え、私どうなるの?」
若干おどけはじめた両親を制すれば、また真剣な顔に戻って話を続けた。
どうやら、彼らが言うにはこういうことらしい。
今まで完璧に娘がいることは隠し通してきた。しかし最近、任務を終えたお父さんが携帯している私の写真をうっかり落としてしまったらしい。
気づいたときには写真は消えていて、何者かに存在が知られたと推測せざるを得なくなった。
焦った彼らは、取り敢えず自分たちの職業だけでも私に知らせるべきだと判断した。
……いや、何かあってからでは遅い。
「そこで、みににボディーガードをつけたらいいんじゃないかなって」
ん?
「待って今までで1番意味分かんないよ」
「そう?お父さんがうっかりとはいえ大事なミスしたんだもの。そのせいで何か起こったら即離婚に決まってるじゃない」
「本当にすまなかった。でも優秀な人を用意したから」
温厚な癖して頑固な両親のことだ。一度決めたら変える気はないだろう。
「私どうしたらいいの?」
「どうするも何も、いつも通り生活すればいいのよ?彼が守ってくれるもの」
「ああ、明日から頼んだ。みにの邪魔はしないように伝えてあるから」
明日から私はどうなってしまうのでしょうか。
この日常が当たり前でないと知ったのは、誕生日のことだった。
「実は、私たち殺し屋なのよ」
両親にいきなりこう言われて、驚かない人がいるだろうか。
「え、ドッキリではなく……?」
「ドッキリなら良かったんだがな」
「え、あ、ええ?」
狼狽える私を見ても、普段はゲラなはずの彼らが全く笑わないのならそうなのだろう。
思い返せば、見ているアニメに殺し屋のキャラクターが出てくる時は絶妙に笑ってなかったし、旅行といいながら人が集まる観光地には行かず、外出時は基本サングラスかマスクをしていた。
よく考えれば考えるほど、当てはまるピースが揃いすぎていて、信じざるを得なくなってきた。
「続き話してもいい?」
「まだあるの!?」
考え込む私を覗き込んだお母さんは、混乱する頭にさらに試練を与えようとしているらしい。
慌てているのは私だけで、両親は至って普通の顔をしているので、先に進むしかなかった。
「少し前から、みにの存在が知られてきてしまって」
「……それは敵に知られちゃった的な?」
「やだー流石私たちの娘。驚いてても察しがいい」
「そういうのいらないから。え、私どうなるの?」
若干おどけはじめた両親を制すれば、また真剣な顔に戻って話を続けた。
どうやら、彼らが言うにはこういうことらしい。
今まで完璧に娘がいることは隠し通してきた。しかし最近、任務を終えたお父さんが携帯している私の写真をうっかり落としてしまったらしい。
気づいたときには写真は消えていて、何者かに存在が知られたと推測せざるを得なくなった。
焦った彼らは、取り敢えず自分たちの職業だけでも私に知らせるべきだと判断した。
……いや、何かあってからでは遅い。
「そこで、みににボディーガードをつけたらいいんじゃないかなって」
ん?
「待って今までで1番意味分かんないよ」
「そう?お父さんがうっかりとはいえ大事なミスしたんだもの。そのせいで何か起こったら即離婚に決まってるじゃない」
「本当にすまなかった。でも優秀な人を用意したから」
温厚な癖して頑固な両親のことだ。一度決めたら変える気はないだろう。
「私どうしたらいいの?」
「どうするも何も、いつも通り生活すればいいのよ?彼が守ってくれるもの」
「ああ、明日から頼んだ。みにの邪魔はしないように伝えてあるから」
明日から私はどうなってしまうのでしょうか。
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