湘北
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「あーーー可愛いな!リョータくんかわいい!」
宮城がアヤちゃんアヤちゃんと彩子に絡んでいるのをもう1人のマネージャーはにこにこ(にやにや?)見ている。
「お前、宮城のことそんなに好きなの?」
「超好きですよ、あの一途さは至高です。」
「ふーん?でも、お前眼中にねえじゃん。」
自分でも酷いこと言ってるのは分かってる。
でも事実そうなんだから仕方ない。
「それが良いんじゃないですか!」
はあ?意味わかんねーぞ。
「彩子を好きなリョータくんが好きなんです!」
……おいおいおい、なんだその不毛な話は。
「だって、彩子めちゃいい女じゃないですか。」
「女のお前が言うのか。」
「三井さんだって好みなんでしょ?」
と過去を蒸し返されるので、
「いい女だとは思うが、そういうんじゃねーよ。」
と返した。
「じゃあ、宮城が万が一お前のこと好きになったらどうするんだよ。」
と続ければ、
「億が一にもないと思いますけど、そうなったらきっと冷めちゃいます。」
と笑い飛ばすこいつに頭痛がする。
ケタ上がってるし。
「なんでわかんないかなぁ……。」
「それ、恋愛の好きなの?」
「そうですよ?」
「手を繋ぎたいとかキスしたいとかそういう?」
「そうですよ?」
「…マジで言ってんのか?」
依紗は、はい、と言う。
ダメだ、完全に俺の理解の範疇超えてる。
ぶっ飛んでる。
なのになんで俺はこいつが好きなんだ。
わからん。
「お前さぁ、俺のこと好きになったら良いじゃねえか。」
「それはそれです。私は三井さんのことも好きです。」
「そうか。俺も好きだぞ。」
宮城と彩子の方を見ながらやや沈黙する。
依紗がこちらを振り返り、見上げる。
「…言っちゃった。」
「…俺も。」
はは、と笑う依紗につられて笑う。
「…付き合う?」
「いいですよ。」
でもリョータくんのことも好きなんですよ、と笑う依紗に、そんなん忘れるくらい愛してやるよ、と軽くキスをした。
Everyday 不毛者
(あ!!ミッチーなにしてんだ!!)
(うるせーよ。)
(三井サン、ヒューヒュー!)
(言ってろ言ってろ。)
(ヒューヒュー言ってるリョータくんも可愛い!)
(お前も言われてんだぞ。)