他全国
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「夏祭り一緒に行かない?」
大くんの提案に思わず眉をひそめた。ようやく迎えたお盆休み、完全オフ。この暑い中そんな人混みに行くなんて想像しただけで煩わしいし、正直、誰にも邪魔されずに2人でいたい気持ちがあった。
「打ち上げ花火もやるって!どう?」
「わざわざ人混みに飛び込むのはなぁ。」
「え、なに、手持ち花火の方がいい?」
「…………どうしてそうなるの?」
呆れる私をよそに、大くんは手持ち花火に思いを馳せる。すすきにスパーク、手筒にナイアガラ。…ナイアガラ?無理でしょ。
「お前はなにがいい?」
「線香花火。」
「わかる!シメのラーメンみたいなもんだよな!」
「一緒にしないでよ。」
もう少し涼しくなったら買い物に出かけようか。そう言って笑うその表情が眩しくて体の奥が熱い。
「なんて顔してんだよ。…ねえ、それとも」
ひとりじめ
たぶん、しばらく出かけられそうにない。
------------------
SDワンライ参加作品