第17話 働き方改革
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こいつらの話は分かったが、問題はまだある。今回のことは社内だけでなく、担当者が変わるということは取引先にも影響が出てくるのだ。
「振り分け方法についてはどうするんだ?言っておくが俺たちが抱える案件は誰にでも任せていいってもんじゃねぇ。相手方への説明も要るだろう。それにもう一つ。お前らの業務量も俺たちとそんなに変わらねぇだろうが。人のこと言ってる場合か?」
「振り分けについては俺たちに任せて頂けないかと思っています。ナマエさんのフォロー体質のおかげで俺も社員の力量はだいたい把握してるつもりなんで。」
「体質ってなに?さっきから言い方…」
「はいはい、すみません。言葉の綾っすよ。で、俺たちの方についても課長の了承を頂きたいんです。」
ナマエを軽くあしらいながらも馬は言う。俺が了承したことで肩の力が少し抜けたのか。さっきよりもより饒舌になってきた。それにこいつのナマエへの態度も最近では見慣れたもんだ。
「俺たちの担当は元はと言えばリヴァイ課長の担当企業です。本来なら責任持って俺たちが引き継いで行くべきだとは思います。それは開拓チーム も同じです。ただ、マッチングさえ間違えなければうまくやれるヤツはいるんじゃないかと思うんです。中々案件が取れねぇヤツらも、やる気が見えねぇヤツらも。相性のいい企業と仕事をすれば長所を生かすことで自信がついてモチベーションアップに繋がればいいかと。」
なるほどな。フォロー業務が多いことで社員一人一人の能力について俺よりも理解が深いだろう。社員全体のスキルの底上げもできる。
…こいつはもしかしたらマネジメントの方が向いているかもしれない。
「それもあるんで、人選はかなり慎重にするつもりです。担当が変わっても問題にならねぇ案件だけに絞ります。課長たちやナマエさんじゃないとって企業もありますからね。」
「キルシュタインくんじゃないとって会社も増えてきたよね!」
「まだそんなに多くはないっすけどね。本当は担当替えしないに越したことはないんでしょうけど。それにこの人、こうでもしないと休まねぇんで。きっと誰よりも早く協定違反しますよ。」
それなら仕事自体を減らす以外方法ないでしょう?ナマエの方をジトリと睨みつつ言った。ナマエは気まずそうにそして不服そうにしている。
…そういうことか。大前提は営業部全体のことを考えてのことだとは思うが。要するに、ナマエの為か。
「人選ミスは許されねぇぞ。」
「はい。」
「説得もお前らがするんだな?」
「はい。」
「…分かった。お前らに任せる。」
話も纏まったので会議室からオフィスへと戻る。
その道中、前を歩くナマエに聞こえないよう小声で話し掛けた。
「俺のチームのこと、すまねぇな。気を使わせちまった。だが、今回の提案。…あいつの為か?」
「…何がっすか?俺は楽してる奴らのことが気になってたんでどうにかしたかっただけですよ。」
「…そうか。」
食えねぇヤツだ。
ふとナマエの方を見ると、何やら周りの様子をキョロキョロと伺っている。
「またですね。最近ナマエさん時々ああやって周りを見回しては下を向くんすよ。ナマエさんが向いた方向を俺も確認はしてるんですが特に何もなくて。本人に聞いても大丈夫だって言うばっかりで何もわかりませんし。」
「…そうか。」
ああやって周りの目を気にするナマエを久しぶりに見た。嫌な記憶が脳裏をよぎる。何事もなけりゃいいが。
「あいつの大丈夫はあまり宛てにならねぇからな。悪いが一応気を付けて見てやってくれるか。俺も気に掛けるようにはするが、何か気付いたことがあれば報告してくれ。」
「それはもちろん構いませんが…。思い当たることがありそうな顔してますね。以前に何かあったんすか?」
頭の回るやつはこれだからメンドくせぇ。
「何もねぇよ。あいつの様子がいつもと違うからな。念の為だ。」
「振り分け方法についてはどうするんだ?言っておくが俺たちが抱える案件は誰にでも任せていいってもんじゃねぇ。相手方への説明も要るだろう。それにもう一つ。お前らの業務量も俺たちとそんなに変わらねぇだろうが。人のこと言ってる場合か?」
「振り分けについては俺たちに任せて頂けないかと思っています。ナマエさんのフォロー体質のおかげで俺も社員の力量はだいたい把握してるつもりなんで。」
「体質ってなに?さっきから言い方…」
「はいはい、すみません。言葉の綾っすよ。で、俺たちの方についても課長の了承を頂きたいんです。」
ナマエを軽くあしらいながらも馬は言う。俺が了承したことで肩の力が少し抜けたのか。さっきよりもより饒舌になってきた。それにこいつのナマエへの態度も最近では見慣れたもんだ。
「俺たちの担当は元はと言えばリヴァイ課長の担当企業です。本来なら責任持って俺たちが引き継いで行くべきだとは思います。それは
なるほどな。フォロー業務が多いことで社員一人一人の能力について俺よりも理解が深いだろう。社員全体のスキルの底上げもできる。
…こいつはもしかしたらマネジメントの方が向いているかもしれない。
「それもあるんで、人選はかなり慎重にするつもりです。担当が変わっても問題にならねぇ案件だけに絞ります。課長たちやナマエさんじゃないとって企業もありますからね。」
「キルシュタインくんじゃないとって会社も増えてきたよね!」
「まだそんなに多くはないっすけどね。本当は担当替えしないに越したことはないんでしょうけど。それにこの人、こうでもしないと休まねぇんで。きっと誰よりも早く協定違反しますよ。」
それなら仕事自体を減らす以外方法ないでしょう?ナマエの方をジトリと睨みつつ言った。ナマエは気まずそうにそして不服そうにしている。
…そういうことか。大前提は営業部全体のことを考えてのことだとは思うが。要するに、ナマエの為か。
「人選ミスは許されねぇぞ。」
「はい。」
「説得もお前らがするんだな?」
「はい。」
「…分かった。お前らに任せる。」
話も纏まったので会議室からオフィスへと戻る。
その道中、前を歩くナマエに聞こえないよう小声で話し掛けた。
「俺のチームのこと、すまねぇな。気を使わせちまった。だが、今回の提案。…あいつの為か?」
「…何がっすか?俺は楽してる奴らのことが気になってたんでどうにかしたかっただけですよ。」
「…そうか。」
食えねぇヤツだ。
ふとナマエの方を見ると、何やら周りの様子をキョロキョロと伺っている。
「またですね。最近ナマエさん時々ああやって周りを見回しては下を向くんすよ。ナマエさんが向いた方向を俺も確認はしてるんですが特に何もなくて。本人に聞いても大丈夫だって言うばっかりで何もわかりませんし。」
「…そうか。」
ああやって周りの目を気にするナマエを久しぶりに見た。嫌な記憶が脳裏をよぎる。何事もなけりゃいいが。
「あいつの大丈夫はあまり宛てにならねぇからな。悪いが一応気を付けて見てやってくれるか。俺も気に掛けるようにはするが、何か気付いたことがあれば報告してくれ。」
「それはもちろん構いませんが…。思い当たることがありそうな顔してますね。以前に何かあったんすか?」
頭の回るやつはこれだからメンドくせぇ。
「何もねぇよ。あいつの様子がいつもと違うからな。念の為だ。」