桜と君
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おまけ
俺はレオンのあの妙に説得力のある言葉が不審に思えて仕方が無かった。
「なぁレオン。てめぇ、本当は何か知ってるんじゃ──」
「クク、流石はウルフだな。あれは、私がとある知人から譲り受けた特殊な桜だ」
「どういう事だ」
「種を埋めたその日の約数年後に最初の開花をし、それからは毎年同じ日に開花をするという……少々面白い桜だ」
「幹に手をあてろと八雲に言ったのは?」
「八雲は神秘的な事が好きだと言っていたからな。ああいう風に促せば、奇跡みたいに見えるだろう? クク」
……つまり今回の出来事は奇跡でも、魔法でもなく。
全てはレオンの思惑通りだったという事だったらしい。
「これでまた一つ、八雲も私好みの娘に──」
「ふざけんなっ」
全く、レオンのこういう悪戯には困らされるぜ……。
>> End