デディケート・デート
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「何、私とデートがしたい?」
まずはレオンに直球ストレートに投げ掛けてみた。
その言葉を聞いて、彼は特に驚く事もなかった。
「僕もそろそろ成人に近いし、一度や二度はそういう事しておきたいなって」
「ふむ。お前もようやく恋愛ごっこに興味を持ち始めたか」
恋愛”ごっこ"。その言葉が、少し見くびられている気がしてならなかった。彼の自室まで押し掛けたものの、意外とダメージが少ないようで、ほんの少し後悔している。
「ごっこじゃなくて。真剣にデートして欲しいの!」
こちらが真面目な話をしているにも関わらず、レオンはクスクスと小さく笑う。
「お前に真剣な恋愛が出来るのか?」
「で、出来るもん……」
正直、自信はない。でも、もしもこのデートで本当に真剣な恋愛に展開されようものなら、受けて立ってやる。
「そうか」
レオンはランスの腰に手を回すと、身体を引き寄せる。
「ひぇ……っ!?」
自然とレオンに抱かれる姿勢になる。引き離そうとしても、細身の割に腕力強い彼には到底勝てそうになかった。
「こんな事を、嫌と言ってもされ続ける覚悟があるのか?」
距離が近い。彼の吐息が耳に届く程に。
血が活発に循環して、全身が熱くなっていく。
「た、耐える」
「……では、次」
言うとレオンはランスの顎をくいと持つ。
「つ、次は何するの?」
「さて、何だろうな?」
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