騒動
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ただいま~って、みんなどうしたの? ウルフまで一緒になって……」
フォックスの嘆きも露知らず、クリスタルが買い物ツアーという名の戦から戻って来た。その証として、戦利品(大量の荷物袋)を提げている。
「クリスタルー!」
ガバッとクリスタルに抱き着くミラ。大好きなメンバーが帰って来たんだもの。ちゃんと愛情表現しなくちゃね。
「みんな目の下にクマなんか作っちゃって……。何かあったのね?」
「フォックスの野郎がよ、ブタの貯金箱を盗まれたらしいんだよ。アンタは知ってるか」
ウルフがクリスタルに訊ねる。何だかこの二人は新鮮な組み合わせな気がする。
「あ、あぁ、アレね! 実は私が、誤って落としちゃってね。割れたのよ」
「!」
「クリスタルにとどめを刺されたか……ざまぁみやがれってんだ」
「貯金箱って割れるタイプだったんだぁ。意外だけど、ちょっと面白い展開かも」
「ピグマの奴、段ボールの次は貯金箱で殺られるとはなぁ」
「確かに貯金箱はブタだけど、ピグマじゃないから。それだけは分かってるよな? 其処の三人」
その疑問に、敢えて答えようとしない三人。
「お詫びに代わりの貯金箱を買って来たわ」
荷物袋から取り出したその貯金箱は、プラスチック製のポスト型の貯金箱。今度はよほどじゃなかったら、割れる心配は無さそう。