第五話
夢小説設定
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翌日。ランスとパンサーはライラット辺境のとある惑星に降り立った。
彼女の調べによると、ここ例の計画について知る情報屋が潜んでいるという。
「ここは──」
辺りを見回すランス。
するとパンサーが後ろ手を組みながら寄って来る。
「『ならず者の溜まり場』と呼ばれるサルガッソーにも負けない、無法者達が集まる星。ウルフやレオンとも、たまに仕事で来る場所だよ」
彼の言葉にへぇ、と無意識に言葉が漏れる。
「想像通り、かなり荒んだ星だね」
「怖いかい?」
「いや。特に何も思わない」
言って、すたすたと歩き始めるランス。
パンサーは「やれやれ」と肩を竦め、後を追うように続く。
「まずは聞き込みをしないと」
「人が居る場所に行くなら……この辺りが良い」
パンサーは持っていた携帯端末で周辺の地図を表示させ、人の居るという場所を指し示す。
「さすがは、仕事で来ているだけあるね」
「あ、褒めてくれた」
「……別に。そんなんじゃない」
ぷい、とそっぽを向くランス。
「ふふ、そういう照れ隠しも魅力的だよ」
「……殺す」
「ちょっと?! レオンみたいな事言うの止めて!?」
この言動も彼の言う通り、照れ隠しではあるのだが。
そんなやりとりの後、二人は町と思わしき場所へと辿り着く。
一緒に探そうとパンサーは提案するが、彼女は聞く耳を持たずに人波の中へ消えてしまった。
「やれやれ。まだウルフ達のようにはいかないな」
小さな溜息を吐いて、彼もまた聞き込みを始める事にした。