第四話
夢小説設定
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Episode.04
ランスは〈負の生物兵器計画〉について考えていた。
──自分は、己がその成功例だと言う事しか知らない。
よく考えたら、それもおかしな話だ。
ウルフが深く調べる事を禁止しているとは言えど。
成功例という事は、自分は〈負の生物兵器〉であるという事だ。
しかし普段の生活では全くその片鱗も見えないので、果たして本当にそうなのだろうかとつい疑ってしまう。
先日、レオンが持ち帰ってきたあの情報。
あの計画を、研究を、未だに続けている者がいる。という話。
もしもそれが本当の情報であるならば、その研究者が成功例である自分を知らない訳ないだろうし、利用しない手はない。
直接当人がやって来る程、流石に単純ではないだろうが。
スターウルフの拠点に居るから安心、なんて事もない。
確かに、セキュリティや警備は万全にはされているが。
いつ狙われるかなど、分からない。
そして、その対策をするにしても。
──僕は、この計画についてもう少し知るべきではないのか。
ふと、そんな事を思ってしまったのである。