第三話
夢小説設定
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スターフォックスが暴れてくれたサルガッソーコロニーは、軽傷で済んだならず者達が早速復旧作業にあたってくれていた。
医務室。此処は現在、満員状態。
主力の医療要員は、重傷者を最優先にして処置を施していた。
因みに激戦を繰り広げたスターウルフの三人は、流石と言うべきなのか、見事に全員軽傷で済んでいた。
「リーダー。こっぴどく負けてたね」
「あぁ? 善戦だっただろうが」
「あと新入り。あの女の子にデレデレしすぎ」
「そんな事はないぜ? あれはきっとクリスタルも、俺の事好きになってくれるはずさ」
「レオンは、お疲れ様」
「ふむ。相変わらずトリだけでは物足りなかったな」
「……レオンにだけ優しくない?」
「そんな事ないけど。ほーら、傷口に消毒薬付けるよ」
「あだだだだだだっ!!? そんな綿の塊ぶつけないで!! かすり傷なのに!?」
「かすり傷と侮る勿(なか)れ」
医療要員が手が回らない分、スターウルフへの手当はランスがしていた。
軽傷くらいの手当なら、過去に医療班の処置を何度も見てきている。このくらい、余裕だ。
それにしても、スターウルフはこんな軽口を叩ける位だ。今回は問題無いだろう。
「……お前、何かあったのか。随分と上機嫌じゃねぇか」
ふと、ウルフが問い掛けて来た。
やはり長い付き合いからか、ちょっとした異変も簡単に見抜かれてしまう。
「んー。ちょっとね」
言葉を濁すと、パンサーが閃く。
「あ、もしかして。あのカエルくんと仲良くなっちゃったりした?」
「何だと? ふざけるな。あんなカエル、私は断固として認めんぞ」
レオンが物凄く不満そうに言った。
それに対してランスは顎に手をやりながら考える。
「仲良く? とまでは行かないと思う」
でも一つだけ、確かに思った事があった。
「また会いたいなぁとは思ってるけど」
『!?!?』
この瞬間、スリッピーへスターウルフからの嫉妬が集中した。
が、既に他メンバーと共にピグマが居るとされる惑星フィチナへと向かった彼は、そんな事を知る由もない。