「あ……」

自分の敏感なところにアカギが入ってこようとするのを感じとり、舞美は声を上げた。

「……ふ、」

アカギは短く息を吐き、ずぷずぷと押し込めていく。舞美は不思議な感覚に酔いしれ、気がつけばさらに奥を望んでいた。

「アカ、ギ」
「痛くない、か」

こちらの身を案じてくれるアカギ。
舞美は痛くない、と伝えた後、恍惚の表情を浮かべ言った。

「気持ちいい……」

アカギは、一瞬だけ目を背けた。

「そう……」

とうとうあのアカギと１つになる。そう思うと嬉しくなってしまい、舞美は彼の首に腕を回し、「もっと」とその先をせがんだ。

疼いている場所まで、早く来てほしい。

「……っ、」

すると、アカギは舞美に応えるように、真っ直ぐ入ってきた。

「あ、あ——」

粘液質の壁がアカギのモノによって擦られ、舞美は彼の首にしがみつきながら震えた。
痛みはないが、あまりのことに体が驚いてしまっているようだ。
……はいってる。

「は……っ、」

この圧迫感。もうお腹の中がアカギでいっぱいになっているのが分かる。

「ぜ、ぜんぶ、はいった？」

息も絶え絶えに尋ねると、アカギは口では答えずに、最後にずん、と大きく舞美を突いた。

「ひっ……⁉︎」

1番奥を突かれた舞美は、小さな悲鳴をあげ、驚きと衝撃で目を見開く。

「あ、あ、……っ」

ふるふると脚が震えていた。
こんな刺激、感じたこともない。

ぎゅううと縋る舞美に、アカギは意地悪に言う。

「今ので、全部」

声色は少し得意げでもあった。

「うっ、……お、おっきすぎ……」

非難するような言い方をしたが、舞美の涙目は、痛みによるものではなかった。
こんなすごいものを動かされたら、とても理性を保てるとは思えない。

「あんたの中、すげえ絡みついてくる……」

盗み見たアカギの顔は、汗ばんでいた。
横目が合うと彼は強気に「フ、」と笑う。


「もしかして、今ので軽くイった？」


からかうような物言いに、舞美は真っ赤になった。「ち、違う」と弁明しようとするも、今のアカギの言葉に、また腰がうずうずしてきてしまった。

しかしアカギの方も、気を抜くと表情がすぐに余裕のないものへ崩れていく。

「う、そんな締めたら動けねえって」

アカギにたしなめられ、舞美はなんとか下半身へ力を入れすぎないよう頑張ってみる。しかし、勝手に体が反応しているものだから、どうこうできる問題ではなかった。

そんなことより、アカギが欲しい。

「アカギ、おねがい」

舞美は次の刺激がくるのを待てず、腰を浮かせた。ヘソの辺りを彼の腹筋へすり寄せる。

少しだけまた深くなって、舞美はきゅっと目を瞑る。
そんな様子を見たアカギは、ごくりと喉を鳴らした。

「舞美」
「え……？」






「もう、あんたが泣いてもやめないぜ。」