11.道連れ*
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「ふーん。なるほどね」
急に聞こえたアカギの声は、いつもより一回り低く、舞美はびくりと体を動かした。
酔いが一瞬にして冷める。もう、顔が赤いのはアルコールのせいなんかじゃない。
「そんなに襲われたいなら。」
「あ……え、」
「ダメ。待ったなしだぜ」
向こうの部屋にはもう布団が準備されているなんて、この宿は相当気が利いている。
舞美はアカギに腕を引かれ、しまいにはひょいとお姫様抱っこをされてしまう。抵抗なんてできない。
「ん、なっ……」
そして、無造作に布団に放られた。痛みを感じないのは、アカギの優しさによるものか。
アカギは、舌舐めずりをしながらこちらを見下ろしている。舞美はなす術もなく、体を縮こめるようにして彼を見上げていた。
「さっ、さっきのはわたしが悪かったって」
「別にあんたの謝罪が聞きたいわけじゃない」
服の襟をつままれ、舞美は布団に寝転がったまま、照れて横を向いた。
「……あれ、あんた本当に抵抗しないの」
アカギが意外そうに顔を覗いてくる。
「てっきり、オレに抱かれたくないのかと思ってた」
彼はおそらくこの前のことを言っているのだろう。アカギが欲情してしまった時に、舞美が素直に体を貸さなかった時のこと。
「あれは、あなたを拒んだわけじゃないの。だから、抱かれたくないってわけじゃ……」
そこまで言いかけて、自分の状況を思い返し舞美は口をつぐんだ。しかし時すでに遅く、アカギはにやりと笑みを浮かべ舞美の服に手をかける。
「じゃあ、問題はないってことか」
舞美は少しの間のあと、小さく静かに頷いた。
「うん……」
***
すぐに、手際よく重苦しい布が取っ払われ、舞美はいとも容易く下着姿にさせられた。
自分だけ服を脱がされたので、前の時よりもずっと恥ずかしい気持ちになる。
「あ、の」
真っ赤になってもじもじする舞美に、アカギは意外にも柔らかな口調で言った。
「緊張しなくて良いよ。オレに身を任せな」
「……あ」
アカギが倒れこむようにして舞美に近づき、耳の裏側をなぞるように舐め上げる。その瞬間に、ぞわぞわとした感覚がどこからかのぼってきた。
思わず目を閉じてしまう程。
くすぐったさと気持ち良さでため息のようなものが漏れ出てしまう。アカギの呼吸もすぐ耳元で聞こえてくる。
やっぱり下腹部に温かいモノが当たっていて、恥ずかしがりながらも無意識に下半身に集中する。なんだか、体の奥の方から気持ち良くなってきたような気がした。
「ふ……」
それだけでは飽き足らず、次は耳穴に舌がゆっくりと入ってきた。これからの舞美の運命を示唆するかのように激しく耳を犯され、その音が脳内にこだまする。
内側から頭を溶かされるような、この感覚。わけがわからなくなりそうだ。
目を瞑ってその刺激を堪能していると、自然に片方の手が舞美のお腹のあたりからのぼってきて、ブラの上から胸をいやらしく触った。
なんとも言えない力加減と、円を描くような滑らかな動き。
一瞬にして、舞美は雌の本能を思い出し、同時にお腹のあたりが疼きだした。
少し、体が反応してしまったのだろうか。
アカギはフフフと嘲笑うような声で言った。
「へえ。こういうの、結構すきなんだ?」
急に聞こえたアカギの声は、いつもより一回り低く、舞美はびくりと体を動かした。
酔いが一瞬にして冷める。もう、顔が赤いのはアルコールのせいなんかじゃない。
「そんなに襲われたいなら。」
「あ……え、」
「ダメ。待ったなしだぜ」
向こうの部屋にはもう布団が準備されているなんて、この宿は相当気が利いている。
舞美はアカギに腕を引かれ、しまいにはひょいとお姫様抱っこをされてしまう。抵抗なんてできない。
「ん、なっ……」
そして、無造作に布団に放られた。痛みを感じないのは、アカギの優しさによるものか。
アカギは、舌舐めずりをしながらこちらを見下ろしている。舞美はなす術もなく、体を縮こめるようにして彼を見上げていた。
「さっ、さっきのはわたしが悪かったって」
「別にあんたの謝罪が聞きたいわけじゃない」
服の襟をつままれ、舞美は布団に寝転がったまま、照れて横を向いた。
「……あれ、あんた本当に抵抗しないの」
アカギが意外そうに顔を覗いてくる。
「てっきり、オレに抱かれたくないのかと思ってた」
彼はおそらくこの前のことを言っているのだろう。アカギが欲情してしまった時に、舞美が素直に体を貸さなかった時のこと。
「あれは、あなたを拒んだわけじゃないの。だから、抱かれたくないってわけじゃ……」
そこまで言いかけて、自分の状況を思い返し舞美は口をつぐんだ。しかし時すでに遅く、アカギはにやりと笑みを浮かべ舞美の服に手をかける。
「じゃあ、問題はないってことか」
舞美は少しの間のあと、小さく静かに頷いた。
「うん……」
***
すぐに、手際よく重苦しい布が取っ払われ、舞美はいとも容易く下着姿にさせられた。
自分だけ服を脱がされたので、前の時よりもずっと恥ずかしい気持ちになる。
「あ、の」
真っ赤になってもじもじする舞美に、アカギは意外にも柔らかな口調で言った。
「緊張しなくて良いよ。オレに身を任せな」
「……あ」
アカギが倒れこむようにして舞美に近づき、耳の裏側をなぞるように舐め上げる。その瞬間に、ぞわぞわとした感覚がどこからかのぼってきた。
思わず目を閉じてしまう程。
くすぐったさと気持ち良さでため息のようなものが漏れ出てしまう。アカギの呼吸もすぐ耳元で聞こえてくる。
やっぱり下腹部に温かいモノが当たっていて、恥ずかしがりながらも無意識に下半身に集中する。なんだか、体の奥の方から気持ち良くなってきたような気がした。
「ふ……」
それだけでは飽き足らず、次は耳穴に舌がゆっくりと入ってきた。これからの舞美の運命を示唆するかのように激しく耳を犯され、その音が脳内にこだまする。
内側から頭を溶かされるような、この感覚。わけがわからなくなりそうだ。
目を瞑ってその刺激を堪能していると、自然に片方の手が舞美のお腹のあたりからのぼってきて、ブラの上から胸をいやらしく触った。
なんとも言えない力加減と、円を描くような滑らかな動き。
一瞬にして、舞美は雌の本能を思い出し、同時にお腹のあたりが疼きだした。
少し、体が反応してしまったのだろうか。
アカギはフフフと嘲笑うような声で言った。
「へえ。こういうの、結構すきなんだ?」